日本の政治家鈴木 直道すずき なおみち
北海道庁より公表された肖像(2023年撮影)
生年月日 (1981-03-14) 1981年3月14日(43歳)[1]
出生地 日本 埼玉県春日部市[1]
出身校法政大学第二部法学部法律学科卒業[2]
前職東京都知事本局総務部総務課主任
(内閣府地域主権戦略室出向、北海道夕張市行政参与)
所属政党無所属
称号法学士
配偶者あり
公式サイト鈴木直道 オフィシャルサイト
鈴木 直道(すずき なおみち、1981年〈昭和56年〉3月14日[1] - )は、日本の政治家。北海道知事(第19代・20代)。2011年4月24日から2019年2月28日までの2期8年、夕張市長(第18代・19代)を務めた[1]。 1981年(昭和56年)3月14日、埼玉県春日部市で誕生。同県三郷市で育つ[4]。埼玉県立三郷高等学校在学中に両親が離婚。母のもとで育ち、経済的な事情から大学進学を断念。 東京都職員採用試験に合格し、高校卒業後の1999年4月、東京都庁に入庁した。19歳の2000年4月、都職員として勤務しながら法政大学第二部法学部法律学科[5]に入学[6]し地方自治を専攻、2004年卒業。 東京都職員時代は、東京都衛生局(のちの東京都福祉保健局)に配属され、東京都衛生研究所(のちの東京都健康安全研究センター)、東京都立北療育医療センター、福祉保健局保健政策部疾病対策課に在職した。 2008年1月、福祉保健局総務部総務課主任在職中に、猪瀬直樹東京都副知事の発案により北海道夕張市の市民課市民保険グループに派遣され、主に医療保険事務を担当した。 2010年、東京都知事本局(のちの東京都政策企画局)総務部総務課主任として内閣府地域主権戦略室に出向。同年、夕張市行政参与[7][8][9]。 2010年11月25日、夕張市の市民グループ「夕張市長選挙を通じ夕張市の未来を考える有志」の呼びかけ人である荒舘康治[10]が、北海道を訪れていた鈴木に新千歳空港で夕張市長選挙に出馬するよう要請した。石原慎太郎東京都知事、猪瀬直樹副知事が共に立候補に賛意を示した。11月30日に東京都職員を退職し、夕張市長選挙に出馬することを表明し、12月8日に同市へ転居した。 2011年1月15日に記者会見を開き正式に出馬を表明した。同年4月の統一地方選挙の一環で実施される新人対決の夕張市長選挙に無所属で出馬し、自民・公明・みんな3党の推薦を受けた元衆議院議員の飯島夕雁や、実業家の羽柴誠三秀吉らを破り、初当選を果たした。全国最年少の30歳1ヵ月で市長に就任した。 2015年4月、夕張市長に再選される。 2019年1月29日、現職の高橋はるみの任期満了(国政進出、第25回参院選への出馬意向)に伴う2019年北海道知事選挙に無所属で立候補する意向を表明、同年2月28日に夕張市長退任。記者団の取材に対し、「(国政与党の)自民党と公明党に推薦を求める」と述べた[11]。 同年4月7日投開票の北海道知事選挙では、新人同士対決で、自由民主党・公明党・新党大地から推薦を受け、立憲民主党・国民民主党・日本共産党・自由党・社会民主党が推薦する野党統一候補の石川知裕(元:衆議院議員)を破り、初当選を果たした[12][13][14]。同年4月23日、公選第19代北海道知事就任。 同年6月、定例会見で「行財政改革の実行に向けた強い決意と姿勢を示す」として、自らの給料の3割削減に加え、期末手当や退職金の3割削を表明。同年7月、削減のための条例改正案が道議会で可決され、知事給料が全国最低水準になった[15]。 2022年3月2日、大石賢吾が39歳8ヶ月で長崎県知事に就任するまで、都道府県知事47名の中では最年少だった。 2023年1月15日、同年4月9日執行の北海道知事選挙に再選を目指して立候補することを表明した[16]。前回同様、自民党・公明党・新党大地から推薦を受け、結果、75%の得票率を得て、立憲民主党が推薦、国民民主党道連・共産党・社民党道連が推薦する池田真紀(元:衆議院議員)らを大差で破って再選した[17][18]。 夕張市は当時、財政再建団体(のちの制度では財政再生団体)に転落しており、富裕な東京都として他地域を支援するとともに、財政破綻の影響を都職員に実感してもらうため送り込まれた2人のうちの1人だった。当初派遣は1年間の予定だったが、本人の希望もあって800日ほどに延長された[19][20][21][22]。
来歴
東京都職員
夕張市長在任
北海道知事在任
東京都職員として夕張派遣
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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