釧路駅
駅舎(2021年9月)
くしろ
Kushiro
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所在地
北海道釧路市黒金町(初代)[1]
北大通14丁目5(2代目)
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度59分24.9秒 東経144度22分56.1秒 / 北緯42.990250度 東経144.382250度 / 42.990250; 144.382250
釧路駅(くしろえき)は、北海道釧路市北大通14丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。駅番号はK53。電報略号はクシ。事務管理コードは▲110437[3][4]。
釧路市の代表駅であり、札幌駅とを結ぶ特急「おおぞら」の始終着駅である。また、北海道旅客鉄道釧路支社が置かれている。
根室本線は当駅で運転系統が分割されており、釧路駅 - 根室駅間には「花咲線」の愛称が付与されている。また、歴史的な経緯(後述)から釧網本線の列車は全列車が隣の東釧路駅から直通運転し当駅に発着している。
歴史
年表第二次世界大戦前の釧路駅1977年の釧路駅、及び車両工場の釧路車両管理所(初代釧路駅、初代浜釧路駅)と浜釧路駅、周囲約1km×1.5km範囲。右が根室方面。二代目の現在の釧路駅は、当初客扱い専用駅として開設されたが、何度か貨物扱いを行っている。この時点では中央埠頭や二代目(貨)浜釧路駅へ向かう公共臨港線が、駅舎左横の貨物ホームへ新富士方面の操車場側から引き込まれていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成初代駅については「浜釧路駅」を参照
現在の釧路駅は1917年(大正6年)の釧路線(現:根室本線)当駅 - 浜厚岸駅延伸に伴い現在地に移転したもので、初代駅はその後貨物駅の浜釧路駅として営業した。国鉄公式では移転開業前の駅が開業した1901年(明治34年)を開業日としている[3]。
1901年(明治34年)7月20日:北海道官設鉄道の北海道鉄道部釧路線の釧路 - 白糠間開通時に釧路駅(初代)開業[1]。一般駅。釧路機関庫設置[5]。
1905年(明治38年)4月1日:国有鉄道に移管[6]。
1908年(明治41年)頃:釧路川中央にドルフィン及び連絡橋を設置し、当駅よりドルフィン先端まで貨物線を敷設[注釈 1]。
1913年(大正2年)
6月2日:釧路機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)[5]。
11月10日:線名改称により釧路本線の駅となる[6]。
1917年(大正6年)12月1日:当駅 - 浜厚岸間延伸開業に伴い次のように変更
釧路駅を現在地に移転、釧路駅(2代)開業[5]。貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)[1]。
旧駅(初代)は貨物駅の浜釧路駅(初代)となる[1]。以下、浜釧路駅については当該項目参照。
1921年(大正10年)8月5日:線名改称により根室本線の駅となる[6]。
1923年(大正12年)
1月17日:雄別鉄道線が開業[7][8]。構内北側に片側使用のホーム設置[7]。
9月25日 : 根室本線当駅 - 上別保駅(→別保駅)間から分岐する形で貨物線(以下、便宜上天寧支線と呼称)天寧駅開業。運賃計算上は当駅 - 上別保駅間に設置されている扱いとなる[9]。
1925年(大正14年)3月16日:釧路駅 - 上別保駅間の天寧支線分岐点が別保信号場として開設され、運賃計算上、天寧支線は同信号場で根室本線から分岐する形となったが、起点は引き続き当駅となる[10]。
1927年(昭和2年)9月15日:釧網本線が当駅 - 標茶駅間で開業[11]。当駅 - 別保信号場が根室本線・天寧支線・釧網本線の重複区間となる[12]。
1928年(昭和3年)11月11日:別保信号場が東釧路駅として開業したことに伴い[13]、釧網本線の起点を当駅から東釧路駅に変更し、重複区間を解消[14]。
時期不詳:雄別鉄道側ホームまで跨線橋延長[7]。
1936年(昭和11年)9月27日から9月29日:昭和天皇の北海道巡幸。釧路駅発着のお召し列車が運行[15]。