釣りバカ日誌
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「釣りバカ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「釣りバカ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

釣りバカ日誌


ジャンルサラリーマン漫画・釣り漫画
漫画
原作・原案などやまさき十三
作画北見けんいち
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックオリジナル
レーベルビッグコミックス
発表期間1979年 -
巻数既刊130巻(本編113巻+番外編17巻)
(2024年2月現在)
映画
監督栗山富夫
制作松竹
封切日1988年12月24日
上映時間93分
アニメ
原作やまさき十三、北見けんいち
シリーズディレクター今沢哲男
シリーズ構成隅沢克之川崎良
キャラクターデザイン直井正博
音楽丸山和範
アニメーション制作東映アニメーション
製作テレビ朝日、東映アニメーション
放送局テレビ朝日系列
放送期間2002年11月2日 - 2003年9月13日
話数全37話

テレビドラマ
ドラマ:釣りバカ日誌?新入社員 浜崎伝助?(Season1)
原作やまさき十三
脚本佐藤久美子、山岡潤平、石川勝己
音楽信田かずお
製作テレビ東京、松竹
放送局テレビ東京
放送期間2015年10月23日 - 12月11日
話数8
ドラマ:釣りバカ日誌 Season2?新米社員 浜崎伝助?
原作やまさき十三
脚本佐藤久美子、山岡潤平、石川勝己
制作テレビ東京、松竹
放送局テレビ東京
放送期間2017年4月21日 - 6月16日
話数8

テンプレート - ノート
プロジェクト漫画映画アニメテレビドラマ
ポータル漫画映画アニメテレビドラマ

『釣りバカ日誌』(つりバカにっし)は、作・やまさき十三、画・北見けんいちによる日本釣り漫画で、1979年から小学館ビッグコミックオリジナル』で連載され、1980年から小学館ビッグコミックスより刊行されている。

また、実写映画化、テレビアニメ化、実写テレビドラマ化もされた。略称は「釣りバカ」。
概要

万年ヒラ社員(営業職)のサラリーマンであるハマちゃんこと浜崎伝助は、上司の佐々木課長に教わった釣りにすっかりハマってしまい自他共に認める「釣りバカ」に。ある日ハマちゃんはひょんなことから知り合った「スーさん」という初老の男性を釣りに誘う。しかしこのスーさん、他ならぬハマちゃんが勤める資本金50億円の中堅ゼネコン会社『鈴木建設株式会社』の社長・鈴木一之助だったのである。この2人の奇妙な友情を中心に、ハマちゃんの釣りバカぶりがもたらす珍騒動(に振り回される佐々木課長ほか)を描く人気シリーズである。

第28回(昭和57年度)小学館漫画賞青年一般部門受賞。2020年5月時点で累計発行部数は2600万部を突破している[1]

サザエさん方式で物語が進められているが、鯉太郎の成長過程は描かれている。

作画担当については北見の他にも何人かの候補で検討を行っていた頃、担当編集である林洋一郎の草野球チームの対戦相手に助っ人として北見がいたことからそれも何かの縁ということから決定となった[2]
スピンオフ
釣りバカ日誌 番外編
「釣りバカ日誌 番外編」のタイトルで、番外編も多数描かれており、佐々木課長の日常(「佐々木さん」)や青年時代(「佐々木くん」)、ゲストキャラクターながら妙な人気を博した「佐々山さん」(佐々木課長のそっくりさんでライバル会社の課長)や奥さんの「みち子さん」、鈴木建設に入社したばかりでまだ釣りバカになる前のハマちゃん(「新入社員 浜崎伝助」)が主役となっている。現在は、「シャドーマン」のタイトルで連載。
釣って! 鯉太郎
原案:
やまさき十三、シナリオ:山崎一樹、作画:かとうたくみ(北見プロダクション)『小学五年生』2007年10月号から連載。浜崎鯉太郎を主人公とした連載作品。
あらすじ

鈴木建設営業三課に所属する浜崎伝助は愛妻家で真面目だが、無趣味で出世欲に欠けるうだつが上がらないサラリーマンだった。出世競争に出遅れた伝助はいまや同期で唯一のヒラ社員となってしまい、妻のみち子からも「出世のために趣味の一つでも覚えて上司に取り入ったらどうか」と苦言を呈される有様であった。

現状を見かねた上司の佐々木課長は伝助を海釣りに誘い、釣りの手ほどきをする。初めは全く釣りに興味を持たなかった伝助だが、次第に釣りの楽しさを覚えていく。ところが今まで無趣味だった反動なのか、次第に会社内で堂々と釣り新聞を広げたり妻の出産と釣りを天秤にかけるなど、趣味を通り越した「釣りバカ」へと変貌を遂げてしまい、性格も人情にこそ篤いがざっくばらんで常識外れな言動をするように変わってしまう。結果としてますます出世から遠ざかってしまうが、当の伝助は「出世すると釣りをする時間が減る」と放言し、佐々木は心労で日々胃を痛める羽目になったある日、伝助は会社で出会った老人鈴木一之助に請われて一緒に釣りに出かけ、手ほどきをしたことで一之助の「釣りの師匠」となる。この一之助こそ、実は伝助が勤める鈴木建設の泣く子も黙る鬼社長であった。だが伝助は自社の社長にも関わらず顔を覚えていなかったため、気づかぬまま対等に「スーさん」「ハマちゃん」と呼び合う仲になる。意気投合した二人は盛んに釣り勝負へ出かけるようになるが、いつしか一之助は自分が社長だと伝助にバレることで関係が変わることを恐れるようになる。しかし、あるきっかけから一之助は意を決して伝助に自らの正体を明かしたものの、予想に反して伝助の態度は全く変わらなかった。釣りは「公私の私」であるとして、業務外では「鈴木社長とヒラ社員浜崎」ではなく「スーさんとハマちゃん」として、二人は今後も釣り勝負に付き合うことになる。
登場人物
浜崎家
浜崎 伝助(はまさき でんすけ)
主人公。連載開始当初は32歳
[注 1]。通称「ハマちゃん(漫画では初期が『浜ちゃん』表記、中盤からは『.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}浜崎(はま)ちゃん』とルビ付きで表記がなされている)」。出身は宮崎県都城市、実家は、学校教材等を取り扱う大規模な文具店「浜崎文科堂」。「浜崎」の正しい読み方は「ハマサキ」であるが、佐々木らには「ハマザキ」と呼ばれている。大学卒業後に鈴木建設に入社[注 2]。前述のように元々は釣りに興味は無く、上司の佐々木も認めるほど普通に仕事をこなす社員であったが、無趣味・如才などの面で同期から遅れをとっており、(連載開始時)同期は伝助を除いて係長に昇進、早い人間では係長を通り越し課長代理のポストに就いていた。このため、出世欲に欠ける性格を憂いた佐々木に海釣りを勧められたことからその面白さに目覚め、自他共に認める「釣りバカ」と化す。なお、テレビドラマや「新入社員 浜崎伝助」などのリブート版においては、「幼少の頃から釣りバカであり、何事においても釣りを優先するために出世が出来ない」といったキャラクターへ変更されている。会社では万年ヒラ社員であるが、課長代理と社長秘書を務めたことがある。佐々木にトラブルがあったり、ブラジルで武装勢力に誘拐された際でもあまり気が滅入らないポジティブ思考を発揮したりするなど精神的に図太い。一部社員からも奇怪な目で見られることがある一方、情に厚く曲がったことは決して許さない性格で誰に対しても対等に接するため、妻のみち子さんや釣り仲間のスーさんなどハマちゃんと親しい人々からは信頼されている。現在は、営業本部内に設置されたアフター室に所属している。鈴建釣りクラブの会長についており、伝助の人柄で総勢300人を超す大所帯になっており経営陣からは最大派閥と見られている。秋山”漁労長”からの引継ぎも行っている。目鼻立ちは母親似。趣味である釣りと持ち前の行動力を活かして数々の問題を影で解決に導き、自身と関わった人物が心を開く形で解決するパターンも多いが、伝助自身に出世欲が無いため佐々木の功績となる場合が多い。原作やアニメでは『?ッス』や『ドモドモ』というのが口癖だが実写版ではあまり言わない。一部上司陣からは無能扱いされている根源は、社長である一之助がプロジェクトメンバー候補リスト(メンバーに承認されれば係長任用となる事が決まっていた)に×(ペケ)をつけてしまったのがきっかけ。佐々木常務もダメ扱いをしているものの、そのポストに据われば無難に仕事をこなす伝助の能力は評価している為、幾度と無く昇進候補に挙げる。しかし当の本人が昇任を嫌がるため、匙を投げている。伝助の同期はほとんどが次長・課長(もしくは相当職)に昇進している。佐々木からも、釣りに入れ込みすぎなければとっくに課長になれていると評価されている。一度、佐々木がタイへ出向した後任として、課長代理を朝本本部長代行から命ぜられた。佐々木からの昇進打診は何度も断っていたが、釣りの師匠と認めた朝本からの人事発令は断りきれず、臨時代理に就いた。仕事の実績は、偶然も含めかなりの実績を残している(劇場版では釣り人脈での功績が強調されている)。釣りを通じてではあるが、スーさんの友人で日本電々総裁や丸菱銀行頭取を弟子と認め、仕事を通じて知り合った建設省のキャリア官僚・アメリカ大統領の特使などと釣り勝負で釣り友達になるなど、政財界にかなりのパイプがあるが、公私の私ときっちり線を引いている。スーさんとの関係は鈴木建設社内では当然2人しか知らない関係だが、伝助の家族・スーさんの妻・多胡取締役・マツオ取締役副社長・朝本常務取締役海外事業部長・土井丸菱銀行頭取・稲川日本電々総裁・スーさんの社用車の運転手といった一部のレギュラー人物は関係を知っている。
浜崎 みち子(はまさき みちこ)
伝助の妻。大手銀行マン(後に弁護士になっている)との縁談があったにもかかわらず、伝助を選んだ。


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