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針尾島
針尾島(はりおじま)は長崎県佐世保市の南西部に位置し、大村湾と佐世保湾の間に浮かぶ島。西海市と針尾瀬戸を境に接する。温州みかんの栽培が盛んである。大村家家臣の針尾氏が築いた針尾城[3]の発掘調査で、トルコ・イタリアに次ぎ世界で3例目となる、16世紀頃の景徳鎮窯の六角脚付瓶が出土した[4] [5]。なお、本項では佐世保市の一地域としての針尾(旧東彼杵郡崎針尾村 [6])と江上(えがみ、旧東彼杵郡江上村 [7])についても記述する。 流紋岩質の溶岩台地で、西海岸を除く三方は安久ノ浦・牛ノ浦・恵比寿湾・鯛ノ浦・江上浦など深い入江と大崎・口木崎・赤崎・明星鼻・錐崎など急峻な半島が複雑な海岸線を形作っている。中央部で江上浦と恵比寿湾が食い込み、ここを境に北東部を江上地区、南西部を針尾地区に分ける。東海岸は早岐瀬戸に面し、土砂の堆積が相次ぎ干潟をともなう平地が広がっている。江戸時代以降の干拓事業により、早岐瀬戸沿岸と江上浦は農地化されている。 溶岩台地は侵食が進み、稲作に不向きで果樹栽培に適した水はけのよい土壌をなす。また低質黒曜石の塊が島内各地の表土に混入し、旧石器時代-縄文時代には石器原料の供給地として機能していた。また流紋岩露頭が北西部や南西部に見られ、三川内焼を始めた朝鮮陶工がこれに目をつけ、磁器の原料として活用を試みたが、実用に耐えないものだったために断念した記録がある。 早岐瀬戸沿岸と江上浦を除くと深い入江のため、水産資源の種類は豊富であるが、産業としての採算ベースには乗らない。浦頭港や崎針尾漁港、西海橋下の地磯などフィッシングスポットは多く、底物から磯物、サビキ釣りなど多様な釣りが楽しめる。江上浦沖では真珠養殖が行われている。 三川内焼特有の置上・ひねり物・卵殻手(エッグシェル・薄胎)に用いられた[8] [9]。 町名設置前町名設置後 江上 江上地区の北半分、安久ノ浦から加須岳、指方交差点を結ぶ線より北側に位置する。全域が丘陵地で、複雑に谷が入り組んでいる。安久ノ浦沿岸部は米軍針尾弾薬庫に占められ、立入禁止。西部は国道205号針尾バイパスが貫通し、ロードサイドショップが点在する。早岐瀬戸と対面する丘陵上にはクレールの丘団地や針尾ニュータウンなど郊外住宅地が展開する。 江上地区の東部、牛崎から江上大島まで島を縦貫して南北に細長く広がる。
地形・地質
網代陶石
地域
町名
江上村有福免→江上有福免有福町
江上村江上免→江上免江上町
江上村指方免→江上指方免指方町
崎針尾村北免→針尾北免針尾北町
崎針尾村中免→針尾中免針尾中町
崎針尾村西免→針尾西免針尾西町
崎針尾村東免→針尾東免針尾東町
江上地区
えがみ
国 日本
地方九州地方
都道府県長崎県
自治体佐世保市
旧自治体東彼杵郡江上村
世帯数2,880世帯
総人口7,160人( ⇒国勢調査、2015年10月1日)
隣接地区佐世保市早岐地区、宮地区、針尾地区
佐世保市役所江上支所
所在地〒859-3242
長崎県佐世保市指方町1759番地
リンク ⇒江上支所公式ページ
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有福町(ありふくちょう)
江上町(えがみちょう)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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