針尾島
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「江上村 (長崎県)」と「崎針尾村」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「江上」、「針尾」をご覧ください。

針尾島

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所在地 日本長崎県佐世保市
所在海域大村湾佐世保湾
所属諸島なし
面積33.16[1] km²
最高標高209.2[2] m
最高峰虚空蔵山
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OpenStreetMap
プロジェクト 地形
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針尾島(はりおじま)は長崎県佐世保市の南西部に位置し、大村湾佐世保湾の間に浮かぶ西海市針尾瀬戸を境に接する。温州みかんの栽培が盛んである。大村家家臣の針尾氏が築いた針尾城[3]の発掘調査で、トルコ・イタリアに次ぎ世界で3例目となる、16世紀頃の景徳鎮窯の六角脚付瓶が出土した[4] [5]。なお、本項では佐世保市の一地域としての針尾(旧東彼杵郡崎針尾村 [6])と江上(えがみ、旧東彼杵郡江上村 [7])についても記述する。
地形・地質

流紋岩質の溶岩台地で、西海岸を除く三方は安久ノ浦・牛ノ浦・恵比寿湾・鯛ノ浦・江上浦など深い入江と大崎・口木崎・赤崎・明星鼻・錐崎など急峻な半島が複雑な海岸線を形作っている。中央部で江上浦と恵比寿湾が食い込み、ここを境に北東部を江上地区、南西部を針尾地区に分ける。東海岸は早岐瀬戸に面し、土砂の堆積が相次ぎ干潟をともなう平地が広がっている。江戸時代以降の干拓事業により、早岐瀬戸沿岸と江上浦は農地化されている。

溶岩台地は侵食が進み、稲作に不向きで果樹栽培に適した水はけのよい土壌をなす。また低質黒曜石の塊が島内各地の表土に混入し、旧石器時代-縄文時代には石器原料の供給地として機能していた。また流紋岩露頭が北西部や南西部に見られ、三川内焼を始めた朝鮮陶工がこれに目をつけ、磁器の原料として活用を試みたが、実用に耐えないものだったために断念した記録がある。

早岐瀬戸沿岸と江上浦を除くと深い入江のため、水産資源の種類は豊富であるが、産業としての採算ベースには乗らない。浦頭港や崎針尾漁港、西海橋下の地磯などフィッシングスポットは多く、底物から磯物、サビキ釣りなど多様な釣りが楽しめる。江上浦沖では真珠養殖が行われている。
網代陶石

三川内焼特有の置上・ひねり物・卵殻手(エッグシェル・薄胎)に用いられた[8] [9]
地域
町名

1958年・字を廃止し、町名を設置した[10]

町名設置前町名設置後
江上村有福免→江上有福免有福町
江上村江上免→江上免江上町
江上村指方免→江上指方免指方町
崎針尾村北免→針尾北免針尾北町
崎針尾村中免→針尾中免針尾中町
崎針尾村西免→針尾西免針尾西町
崎針尾村東免→針尾東免針尾東町

江上地区

江上
えがみ
日本
地方九州地方
都道府県長崎県
自治体佐世保市
旧自治体東彼杵郡江上村
世帯数2,880世帯
総人口7,160人( ⇒国勢調査、2015年10月1日)
隣接地区佐世保市早岐地区、地区、針尾地区
佐世保市役所江上支所
所在地〒859-3242
長崎県佐世保市指方町1759番地
リンク ⇒江上支所公式ページ
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有福町(ありふくちょう)

江上地区の北半分、安久ノ浦から加須岳、指方交差点を結ぶ線より北側に位置する。全域が丘陵地で、複雑に谷が入り組んでいる。安久ノ浦沿岸部は米軍針尾弾薬庫に占められ、立入禁止。西部は国道205号針尾バイパスが貫通し、ロードサイドショップが点在する。早岐瀬戸と対面する丘陵上にはクレールの丘団地や針尾ニュータウンなど郊外住宅地が展開する。

江上町(えがみちょう)

江上地区の東部、牛崎から江上大島まで島を縦貫して南北に細長く広がる。北部は牛ノ岳を主峰とする丘陵地で民家はまばらだが、有福方面への近道があるため交通量は多い。東明中学校・東明幼稚園が位置する中央部の旧干拓地は水田が広がる。江上浦に面する南部は丘陵地帯で果樹園が展開する。西海パールライン有料道路入口付近は米軍住宅が広がる。

指方町(さしかたちょう)

江上地区の西部に展開する江上地区の中心地。江上支所・江上小学校・江上郵便局が位置する。中央部の広大な水田・蓮池は江戸時代に干拓された小島新田で、農家は散村の形態を取る。指方交差点付近は独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構長崎支部長崎職業能力開発促進センター佐世保訓練センター(愛称:ポリテクセンター佐世保)や福山通運ターミナルなど中規模施設が集中する。北部の飯盛山山麓や南部の金山山麓などには民家が少ない。

ハウステンボス町(はうすてんぼすまち)

1991年に、指方町および江上町のそれぞれ一部が分立し、後に早岐地区の崎岡町の一部を編入した[11]。いずれも江戸時代の干拓地である赤子新田・大手原塩田に立地する。旧赤子新田は全域がハウステンボスに転用されている。対岸の編入地である大手原のうち、長崎国際大学敷地より南が町域となっている。
針尾地区

針尾
はりお
日本
地方九州地方
都道府県長崎県
自治体佐世保市
旧自治体東彼杵郡崎針尾村
世帯数806世帯
総人口2,607人( ⇒国勢調査、2015年10月1日)
隣接地区佐世保市江上地区
佐世保市役所針尾支所
所在地〒859-3452
長崎県佐世保市針尾中町1538-5
リンク ⇒針尾支所公式ページ
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針尾北町(はりおきたまち)

針尾地区の北部に位置し、牛ノ浦より大崎を経て浦頭港に至る。牛ノ浦沿岸は針尾弾薬庫に占められている。浦頭港とアクセス道路沿線には中規模の工場や事業所が点在するが、土地全体が丘陵地のために民家は多くなく、大崎地区に民家が集中している。浦頭港を見下ろす丘陵に浦頭引揚記念平和公園が造成されている。

針尾中町(はりおなかまち)

針尾地区の中部に位置し、北町と接する山間部から針尾瀬戸に至る南北に細長い地区。国道202号は中町と東町の町境を走っている。佐世保市役所針尾支所や針尾小学校が位置するが、中心地と呼べるほど集積しているわけではない。国道を分水嶺としており、見下ろせる町域全体が水田や果樹園に占められている。

針尾西町(はりおにしまち)

針尾地区の西部に位置し、浦頭から鯛ノ浦にかけて展開する。丘陵地が海岸まで迫っているため、鯛ノ浦を除くと沿岸に集落はなく、口木や畦津などの集落は丘陵の中腹や頂上部に展開する。丘陵斜面に果樹園・畜産施設が展開する。国道へのアクセスは口木からは浦頭方面、鯛ノ浦からは葉山・成原方面への利便性が高く、町域の一体感は薄れている。

針尾東町(はりおひがしまち)


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