釜石自動車道
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高速自動車国道
一般国道自動車専用道路(A')


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地図

路線延長約80 km[1]
開通年2002年平成14年) - 2019年(平成31年)
起点岩手県花巻市花巻JCT
主な
経由都市花巻市奥州市遠野市
終点岩手県釜石市釜石JCT
接続する
主な道路
記法)E4 東北自動車道

E45 三陸沿岸道路
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

釜石自動車道(かまいしじどうしゃどう、英語: KAMAISHI EXPWY[2])は、岩手県花巻市花巻ジャンクション (JCT) から岩手県釜石市釜石JCTに至る高速道路である。略称は釜石道(かまいしどう)。

高速道路ナンバリングによる路線番号は、秋田自動車道北上JCT - 河辺JCT間)とともに「E46」が割り振られている[3]
概要

おおよそ国道283号(一部国道107号)と並行して進む。国土交通省がそれとは別に釜石花巻間の便宜的な事業名称として釜石花巻道路の名前をつけている。本路線は三陸地方と岩手県 / 日本海側との交流・連携を促進するとともに物流の効率化の支援・緊急輸送道路の信頼性向上及び地域医療サービスの向上の役割を担っている。高速自動車国道としての東北横断自動車道釜石秋田線の起点は釜石市であるが、第四次全国総合開発計画(四全総)で認可された路線は花巻側が起点だったこともあり、道路名としての釜石自動車道は花巻JCT側からインターチェンジ (IC) 番号が付けられている。花巻JCT - 東和IC間が開通して以降、長い間盲腸線 / 飛び地開通の状態が続いていたが、東日本大震災からの「復興支援道路」の一つとして全線が事業化され[4]、2019年(平成31年)3月9日に全線開通した。

国土開発幹線自動車道の路線名における東北横断自動車道釜石秋田線の一部である。道路法等による正式な路線名は、東北横断自動車道釜石秋田線と一般国道283号である。
インターチェンジなど

全区間
岩手県内に所在。

当路線内には給油所を備えるサービスエリアパーキングエリアはない。

英略字は右記の通り。IC: インターチェンジ、JCT: ジャンクション、TB: 本線料金所

IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。

BS(バス停留所)のうち○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。


東和IC - 遠野IC : 新直轄方式区間

遠野IC - 遠野住田IC : 一般国道283号 遠野道路

遠野住田IC - 釜石仙人峠IC : 一般国道283号仙人峠道路

釜石仙人峠IC - 釜石JCT : 一般国道283号 釜石道路

IC
番号施設名接続路線名起点
から
(km)BS備考所在地
38-3花巻JCTE4 東北自動車道0.0花巻市
1花巻空港IC県道296号花巻空港インター線3.7
-花巻空港TB4.8本線料金所
2東和IC県道39号北上東和線11.4新直轄方式区間
(東和 - 遠野)
3江刺田瀬IC国道107号23.0奥州市
4宮守IC国道107号35.1遠野市
5遠野IC県道238号遠野住田線44.1
遠野道路
6遠野住田IC国道283号上郷道路[5]55.1
仙人峠道路
7滝観洞IC県道167号釜石住田線64.6気仙郡
住田町
8釜石仙人峠IC国道283号(現道)73.5釜石市
釜石道路
-救急車緊急退出路岩手県立釜石病院
40釜石JCTE45 三陸沿岸道路79.5


花巻JCTのキロポストは0.6KPから設置されている。

釜石JCTのキロポストは77.7KPまで設置されている。

歴史
ルート選定の経緯青線が岩手県が当初検討したルート
紫線が一本化されたルート 縦線は東北道

当路線が現在のルートになるまでは紆余曲折があった。

国が第九次道路整備五ヵ年計画中に、当時7,600 kmだった全国の幹線道路に新たに2,400 kmを法制化する「一万キロ構想」を打ち出して以降全国で要望が上がる中、岩手県もいくつかの路線を要望することにした。その中の1つ北東北横断自動車道(現在の釜石道)を要望するにあたって、当初岩手県は釜石 - 遠野 - 盛岡と結ぶ県央ルートと遠野から分岐して北上へと結ぶ県南ルートの2本立ての「Y字型」を想定していた(右図)。しかし、全国の要望はかなり多く過当競争になっており、これが採択されるのは極めて困難として後にルートを一本化することになった[6]

一本化の方針を打ち出してから東北道への接続点をどこにするかで「盛岡寄り」「花巻地区」「北上地区」の陳情がそれぞれ上がったが、県は東北自動車道北上江釣子ICなどから入る車のうち半数が県内のICから降りていること、釜石・気仙広域圏に向かう自動車貨物の3分の2が盛岡広域圏からであり逆方向も同じような数値であること、このような盛岡圏との人的物的交流の結びつきの強さは21世紀も続くと見られることなどから、結節点を盛岡寄りの紫波町(通称:紫波ルート)とする案を国に要望すると決定。遠野・北上間は並行する国道107号国道283号の高規格化で対応するとした[7][8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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