金賢姫
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全賢姫」あるいは金正日の実妹(キム・ギョンヒ)「金敬姫」とは別人です。
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金 賢姫
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2010年7月、日本にて
生誕 (1962-01-27) 1962年1月27日(62歳)
 朝鮮民主主義人民共和国 平壌市東大院区域東新洞
現況 大韓民国在住
別名蜂谷真由美
職業元北朝鮮工作員
罪名大韓航空機爆破事件を実行
刑罰死刑判決後に特赦された
配偶者あり
子供2人 (1男1女)
親金元錫 (キム・ウォンソク、父)
林名植 (母)

有罪判決死刑

金賢姫
各種表記
チョソングル:???
漢字:金賢?
発音:キム・ヒョンヒ
ローマ字:Gim Hyun-Hee
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金 賢姫(キム・ヒョンヒ、: ???[1][2]1962年1月27日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作員

1987年大韓航空機爆破事件の実行犯として死刑判決が確定していたが、後に特赦されている。
人物

平壌官僚の娘として生まれ、4歳まで海外(キューバ)で過ごす。母親は日本統治時代朝鮮半島中部・開城市の出身。9歳頃から北朝鮮映画などに出演する女優経験者。

李恩恵」と呼ばれる女性(日本から拉致された田口八重子とみられている)に、1981年7月から1983年3月まで東北里2階3号招待所で日本語教育を受け、大韓航空機爆破事件の際には「蜂谷 真由美(はちや まゆみ)」という名の日本人になりすました。

事件後に、現地バーレーンの警察に逮捕される直前、「蜂谷 真一(はちや しんいち)」という名で日本国旅券の日本人に背乗りしていた、共犯の金勝一(キム・スンイル、???)と共に、喫煙するふりをして服毒自殺を図るが、死亡した金勝一に対して金賢姫は一命を取りとめた。

事件後、大韓民国国家安全企画部(現・大韓民国国家情報院)に引き渡され、捜査官に尋問される際も、日本語中国語で返答していた。取調べの際、暴力を振るわれたり拷問を受けたり、最悪の場合は死をも覚悟していたが、そのようなことは全くなかった。連日繰り返される綿密な事情聴取の中で、日本人や中国人であるとする主張の数々の矛盾点を指摘された上、「日本に住んでいた時に使っていたテレビのメーカーは?」という質問に、日本や中国出身者ならば答えない筈の北朝鮮ブランド「チンダルレ」(カラムラサキツツジ)と答えて、捜査員に見破られる。

捜査員に夜のソウル市街へ連れ出された際、北朝鮮で受けた説明とは全く異なる繁栄ぶりや、誰にも気兼ねせずに政治家の不平不満を口にする一般市民の姿に驚愕し、女性捜査員と風呂での入浴中に、熱湯をかけられる不意打ちを喰らい、咄嗟に出た朝鮮語により、結局は隠し切れずに自白した。なお、自著で、当時でも西側では当たり前だった拡大コピーや縮小コピーに驚愕し、西側の科学力に驚いた旨のことが記されている。自白後、聖書を通してイエス・キリストを知り、ソウルの汝矣島(ヨイド)にある中央浸礼教会で受浸、クリスチャンになった。

北朝鮮で日本語教育を受けた経験から日本語が堪能。北朝鮮で李恩恵と共に暮らし、日本の文化や習慣、和食などを習得した。

北朝鮮による日本人拉致問題について「田口八重子は生きている」「横田めぐみさんが自殺したとは考えられない」と発言している。中井洽拉致問題担当大臣
(2010年7月20日)

2010年2月日本政府は金賢姫を日本へ招聘する考えを表明。7月20日早朝、日本政府のチャーター機で訪日が実現。23日韓国へ帰国した。21日22日横田滋ら拉致被害者家族と面会した。滞在の場所として、鳩山由紀夫首相軽井沢別荘が、警備上等の理由で選ばれている。日本政府は元来、死刑囚や懲役5年以上の刑を受けた外国人の日本への入国は出入国管理及び難民認定法の規定で認めていないが、千葉景子法相が、出入国管理及び難民認定法12条の特例条項を適用して日本への入国を認め、日本警察旅券法違反容疑による事情聴取を来日中は見送った[3]

この訪日に関して超法規的措置判断での入国手続きやヘリコプターによる遊覧飛行などの国賓待遇に非難の声が強まった。中井洽拉致問題担当相は、遊覧飛行は韓国側の要請によって行われたと主張したが、韓国国家情報院は韓国側から要望した事実はないと否定している[4]
家族

本貫慶州金氏。父:金 元錫(キム・ウォンソク、???)- 元・外交官。大韓航空機爆破事件当時はアンゴラに駐在していたとの報道があったが、アンゴラ政府は該当する人物はいないと述べている。母:林 明植(リム・ミョンシク、???)- 開城出身(朝鮮戦争以前は韓国領)であることを隠していた。年頃の娘が工作員として召喚されたため、何年間も会えないこと、婚期を逃がすのではないかということを悩んでいた。キリスト教の信仰をひそかに持っていた。妹:金 賢玉(キム・ヒョノク、???)- 結婚していたが、夫は心臓麻痺で死亡。弟:金 賢洙(キム・ヒョンス、???)弟:金 範洙(キム・ポムス、???)- 皮膚がんにより15歳で死亡している。
来歴

特赦までの来歴は『北朝鮮女秘密工作員の告白』、『金賢姫全告白 いま、女として』による。


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