金華山灯台
航路標識番号
[国際標識番号]1728 [M6546]
位置北緯38度16分35.78秒 東経141度35分2.66秒 / 北緯38.2766056度 東経141.5840722度 / 38.2766056; 141.5840722
金華山灯台(きんかさんとうだい)は、宮城県石巻市の牡鹿半島の先端から 1 km 沖合いに浮かぶ、金華山東岸の断崖絶壁に立つ白亜の灯台。 リチャード・ブラントンにより設計された、いわゆる「ブラントン灯台」の一つである。船舶気象通報(灯台放送)・無線方位信号所及びディファレンシャルGPS局も併わせて設置し、運用を行っている。 沖合を進む北海道及びアメリカ合衆国へ向かう船舶にとって、非常に大きな目印となる灯台である。特に、北米航路の船舶は、シアトルやサンフランシスコを出港すると、ひたすら太平洋を金華山灯台を目指すコースを取る。金華山灯台が初めて目にする日本であり、遠くに輝く灯火を見て、船舶乗組員は日本にたどり着いた感慨に浸るという。
目次
1 特徴
2 歴史
3 アクセス
4 関連項目
5 脚注
6 外部リンク
特徴
歴史
1876年(明治9年)11月1日:初点灯[1]
1945年(昭和20年):アメリカ軍の攻撃により破壊される。
1946年(昭和21年):電化の上で復旧
2005年(平成17年)4月1日:無人化
2016年(平成28年)9月30日:船舶気象通報およびディファレンシャルGPS局からの気象通報が廃止[2]。
2017年 - 国の登録有形文化財となった。
2019年(平成31年)3月1日、ディファレンシャルGPS局を廃止予定[3]。
アクセス
石巻駅から鮎川行きのバスに乗り、終点下車。鮎川港から金華山の観光定期船に乗って上陸。
島内は全島が神域であり、環境保護地域になっているため、灯台までは徒歩で1時間30分。
海上保安官は、仙台航空基地所属のヘリコプターで定期的にやって来る。
関連項目
金華山
保存灯台
脚注^ 明治9年10月2日工部省布達第17号( ⇒『法令全書 明治9年』内閣官報局、pp.1343-1345.)
^ ⇒海上保安庁が実施する情報提供業務の一部終了について(PDF) - 海上保安庁交通部 (2016年5月) ※茨城県水産試験場漁業無線局ホームページでの掲載(2016年7月12日閲覧)