金色の嘘
The Golden Bowl
監督ジェームズ・アイヴォリー
脚本ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
原作ヘンリー・ジェイムズ
『黄金の盃
『金色の嘘』(きんいろのうそ、The Golden Bowl)は、2000年のアメリカ合衆国/イギリス/フランス合作のドラマ映画。ジェームズ・アイヴォリー監督、ユマ・サーマン、ジェレミー・ノーサム、ケイト・ベッキンセイル、ニック・ノルティ、ジェームズ・フォックス、アンジェリカ・ヒューストン出演。1904年に出版されたヘンリー・ジェイムズの傑作とされている『黄金の盃(英語版)(金色の盃)』が原作で、ルース・プラワー・ジャブヴァーラが脚色を担当した[1]。 1903年、そこでアメリーゴ公爵はシャーロットに、先祖の話を交えながらローマのウゴリーニ城を案内していた。2人は相思相愛の仲だったが、アメリーゴは、アメリカの富豪アダム・ヴァーヴァーの娘であるマギーと結婚することになり、彼はシャーロットに自分よりも金持ちで、人格的に優れている相手を見つけてほしいと考えていた。その後マギーへの結婚祝いとして贈る品を選びに、アメリーゴとシャーロットは美術品店に行き、美術商から一つの水晶から作られ、金箔で飾り付けられている「黄金の盃」を見せられ、シャーロットは考える時間が欲しいと、美術商に盃を取り置いてもらうことにした。彼女はアメリーゴに、その盃が贈り物として良いというが、彼は彼女が気づかなかった、盃についたかすかな傷を見つけていた。 マギーはシャーロットを家に招き入れ、彼女がいれば父親を1人にしなくてすむとシャーロットを信頼し、アメリーゴと一緒に、彼の故郷のローマにあるウゴリーニ城へ行くことにした。シャーロットと2人きりになったアダムは、彼女に秘蔵品であるラファエロ・サンティの絵画を見せ、自分の故郷に建てる美術館のために絵画を買い漁っていると話す。次第に、妻を亡くして孤独だったアダムは、シャーロットに好意を抱くようになり、彼女もそれを受け入れるように優しく接していた。1ヶ月後、ローマにいたアメリーゴとマギーの元にアダムから手紙が届き、シャーロットと結婚することになったことと、城の改修具合を確かめに2人でローマを訪れることが知らさせる。アメリーゴは、シャーロットが自分の義母になるという行動を起こしたことに困惑し、彼女にマギーたち親子に対しては協力して気遣いをしなければならないと伝える。 それから3年後のロンドン、アメリーゴとシャーロットは互いの伴侶をよそに、いつも2人で出歩くようになっていた。そして2人の仲は、結婚する前よりも親密になっていく。 役名俳優日本語吹替
ストーリー
キャスト
シャーロット・スタントユマ・サーマン篠原恵美
アメリーゴ公爵ジェレミー・ノーサム江原正士
マギー・ヴァーヴァーケイト・ベッキンセイル茂呂田かおる
アダム・ヴァーヴァーニック・ノルティ池田勝
ボブ・アシンガムジェームズ・フォックス千田光男
ファニー・アシンガムアンジェリカ・ヒューストン此島愛子
美術商 A・R・ジャーヴィスピーター・アイア
キャッスルディーン夫人マデリーン・ポッター坪井木の実
キャッスルディーン卿ニコラス・デイ(英語版)石井隆夫
ブリントロビン・ハート宗矢樹頼
スタッフ
監督:ジェームズ・アイヴォリー
脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
原作:ヘンリー・ジェイムズ 『黄金の盃(英語版)』
製作:イスマイル・マーチャント
製作総指揮:ポール・ブラッドリー、リチャード・ハウリー
撮影監督:トニー・ピアース=ロバーツ
プロダクションデザイナー:アンドリュー・サンダース
編集:ジョン・デヴィッド・アレン
音楽:リチャード・ロビンズ(英語版)
衣裳デザイン:ジョン・ブライト
キャスティング:セレスティア・フォックス
日本語字幕:石田泰子
吹替翻訳:高山美香
吹替演出:高桑一
吹替製作:ケイエスエス
参考文献^ ⇒“New York Times review”. ニューヨーク・タイムズ. (1993年4月14日). ⇒http://www.nytimes.com/2001/04/27/arts/27BOWL.html 2014年4月5日閲覧。
外部リンク
金色の嘘 - allcinema
⇒金色の嘘 - KINENOTE
The Golden Bowl - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ジェームズ・アイヴォリー監督作品
1960年代
新婚生活 (1963)
The Delhi Way (1964)
インドのシェイクスピア (1965)
The Guru (1969)
1970年代
ボンベイ・トーキー (1970)
Adventures of a Brown Man in Search of Civilization (1972)
野蛮人たち (1972)
プリンセスの自叙伝 (1975)
The Wild Party (1975)
ローズランド (1977)
マハラジャ・優雅なる苦悩 (1978)
The Five Forty-Eight (1978)
ヨーロピアンズ (1979)
1980年代
マンハッタンのジェイン・オースティン (1980)
カルテット (1981)
熱砂の日 (1983)
ボストニアン (1984)
眺めのいい部屋 (1986)
モーリス (1987)