金田一少年の事件簿
ジャンルミステリー、少年向けアニメ
アニメ
原作金成陽三郎、さとうふみや
原案天樹征丸
シリーズディレクター西尾大介
キャラクターデザイン荒木伸吾、姫野美智
香川久(第13話 - 第23話、第28話 - 第31話)
窪秀已(第24話 - 第27話、第32話 - 最終話)
音楽和田薫
アニメーション制作東映動画 → 東映アニメーション
製作よみうりテレビ
電通
東映動画 → 東映アニメーション
放送局読売テレビ・日本テレビ系列
放送期間テレビシリーズ:
1997年4月7日 - 2000年9月11日
テレビスペシャル:
2007年11月12日・11月19日
話数全148話 + SP回3話
アニメ:金田一少年の事件簿R
原作天樹征丸、さとうふみや
シリーズディレクター土田豊(第1期)
池田洋子(第2期)
キャラクターデザイン浅沼昭弘
音楽和田薫
アニメーション制作東映アニメーション
製作読売テレビ、東映アニメーション
放送局読売テレビ・日本テレビ系列
放送期間第1期:2014年4月5日 - 9月27日
第2期:2015年10月3日 - 2016年3月26日
話数第1期:全25話
第2期:全22話 + SP回1話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ
『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、天樹征丸(原案(のち原作))、金成陽三郎(原作)、さとうふみや(画)による同名の漫画を原作とするアニメシリーズ。
本項では、2014年から2016年に放送された『金田一少年の事件簿R』(きんだいちしょうねんのじけんぼリターンズ)についても記述する。 1996年12月14日、劇場アニメ第1作『オペラ座館・新たなる殺人』で初のアニメ化、全国東映系でロードショーされる。ノベルス版を原作とした劇場アニメは、原作ファンからの高い評価を受けた[1]。 劇場アニメの人気を受け、1997年4月7日、テレビアニメ(第1シリーズ)がよみうりテレビ(ytv)・日本テレビ系列にて毎週月曜19:00 - 19:30(一部地域を除く)に放送開始、2000年9月11日まで放送される。制作は東映動画(本放送中の1998年より東映アニメーションと社名変更)。なお、改変時期の特番放送のため、前番組『ガンバリスト!駿』終了(1997年3月10日)から一カ月以上空いてスタートしている。 『黒死蝶殺人事件』の途中からセル画からデジタルアニメに移行し、東映動画における最後のセル画制作となった[注釈 1]。また、第44話で登場人物紹介時の演出とBGMが変更された[注釈 2]。なお、サブタイトル表示時の効果音は第43話で変更されている。 1999年8月21日、劇場アニメ第2作『殺戮のディープブルー』が公開。 2007年11月12日と11月19日の19:00 - 20:00に、「秋のミステリーアワー」と題し第1シリーズ終了から7年ぶりにスペシャルアニメ「オペラ座館・最後の殺人」と「吸血鬼伝説殺人事件」がそれぞれ放送。 2012年、2013年には「黒魔術殺人事件」がオリジナルアニメDVD(OAD)としてコミック特装版に同梱する形で発売された。 2014年1月から3月まで「チャンネル5.5」によるFLASHアニメが制作。スタッフ・キャストは従来の東映版とは全く異なる(詳細は#チャンネル5.5版を参照)。 2014年4月5日から同年9月27日までテレビアニメ第2シリーズ『金田一少年の事件簿R』(第1期)が読売テレビ制作・日本テレビ系列で放送された[2]。放送時間は毎週土曜17:30 - 18:00[注釈 3]。同ネットで毎週土曜18:00 - 18:30に放送中の『名探偵コナン』と共に「黄金のミステリーアワー」枠という触れ込みで放送された[注釈 4]。一部スタッフとキャストは以前と同じメンバーが再集結する[3]。同年7月以降は同日の夜9時以降の枠で実写ドラマ『金田一少年の事件簿N (neo)』が放送開始。同一曜日にアニメとドラマの両方が放送される形になった。これを記念し、双方の枠ではアニメの一とドラマの一が共演する予告映像が放送されていた。 2015年、テレビアニメ『金田一少年の事件簿R』の第2期が同年10月3日から2016年3月26日まで放送[4]。
概要
沿革
作風
長編の事件は、企画段階では二週のみ(前後編)で描くという案もあった。しかしそれでは絶対に描き切れないということで、基本的には初期は三週、中期以降は四週で構成されることとなった。監督の西尾大介は「四週でも放送時間は正味80分なので、本当はもう少し欲しいくらいですけど」と語っている[5]。なお、視聴率が1週目、2週目、最終週でそれほど違わないため、東映動画(開始当時)のプロデューサーの清水慎司の「視聴者が長いストーリーについてきてくれている」との判断から1年目の秋から四週完結のストーリーが放送され、三年目には五週完結のストーリーも作られるようになった[1]。
「異人館村殺人事件」「首吊り学園殺人事件」以外の原作1期(FILEシリーズおよびCaseシリーズ)の長編作品は全てアニメ化されている。ノベルスもテレビアニメ終了後に発表された「邪宗館殺人事件」以外は全てアニメ化された。「R」の一期、二期共に原作と同じ「R」のタイトルを冠しているが、第一期の続編として未アニメ化だった事件から映像化していった為、原作「R」の映像化は「雪鬼伝説殺人事件」と「狐火流し殺人事件」のみである。
「嘆きの鬼伝説殺人事件」「出雲神話殺人事件」の2タイトルは、当時JR西日本が企画した『金田一少年の事件簿ミステリーツアー』が原作となっている(『名探偵コナン』においても同様の事例がある)。
「殺戮のディープブルー」は映画とテレビで二度アニメ化されている。映画版はほぼ内容がオリジナルであり、テレビ版の方が一部の内容変更はあるが原作に沿った内容となっている。
「聖(セント)バレンタインの殺人」は原作「聖なる夜(クリスマス)の殺人」の舞台、トリックを使用しているが、ストーリー、登場人物、犯行動機などは異なり、ほとんどオリジナル作品である。
基本的には最後の1話で犯人とトリック、動機などが明らかにされるが、「露西亜人形殺人事件」「薔薇十字館殺人事件」のように、犯人が明らかになった次の週にトリックや動機などを明らかにしていくというエピソードもある。
2007年に放映された1時間スペシャル及び『R』で字幕放送が実施されており、一は黄色、美雪は水色、剣持は緑色、その他の登場人物は白色になっている。