金瓶梅_(1968年の映画)
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金瓶梅
監督若松孝二
脚本大和屋竺
製作ユニコン・フィルム
出演者真山知子
高島史旭
伊丹十三
音楽八木正生
撮影伊東英男
配給松竹
公開 1968年9月27日
上映時間90分
製作国 日本
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『金瓶梅』(きんぺいばい)は、中国古典艶書『金瓶梅』を原作とした1968年公開の日本エロティック映画[出典 1]。ユニコン・フィルム製作[注釈 1]松竹配給真山知子主演・若松孝二監督[出典 2]成人映画

原作の『金瓶梅』はの時代に書かれたと伝えられるプレイボーイ西門慶が多くの妻や妾と酒池肉林の限りを尽くす中国のエロ古典[出典 3]
出演

潘金蓮真山知子

武松:高島史旭

西門慶伊丹十三

李瓶児:浅利ルリ子

春梅:紅理子

呉月嬢:若松和子

李嬌児:小矢野道子

孟玉楼:比嘉照子

孫雪蛾:宝みつ子

小李広花栄:立川雄三

花和尚魯智深:麿赤児

黒旋飛李逵:巽治郎

青面獣楊志:河崎宏

九紋竜史進:大久保鷹

母夜叉孫二嬢:桜井啓子

応伯爵:津崎公平

王婆:武智豊子

武大:山谷初男

鄲哥:吉澤健

知県:福山象三

スタッフ

監督:
若松孝二

脚本:大和屋竺

原訳:上田学而

製作:小笠原清

撮影:伊東英男

照明:磯貝一

音楽:八木正生

録音:杉崎喬

美術:平高主計

編集:辻正

製作
企画

1964年暮れ[出典 4]東映西ドイツのハンザフィルムから[出典 5]、「費用はすべてこちらで持つから、ぜひ渡辺祐介監督で一本撮ってくれ」「製作費10万ドル(3,600万円、文献により15万ドル)[8]を提供するから、できれば同じキャストで中国の有名な小説を撮ってもらいたい」と注文が舞い込んだ[出典 6]。渡辺監督の『二匹の牝犬』と『悪女』をハンザフィルムが配給して西ドイツで大ヒットしたためで[出典 7]、ハンザフィルムは渡辺監督のエロチシズムの表現技術を買ったといわれる[9]。その後連絡がなくなり、立ち消えになったかと思われたが、1965年春にハンザフィルムのギュンター・バテレン社長が来日[9]。東映との話し合いで製作が具体化し『金瓶梅』を小川真由美緑魔子主演・渡辺監督で製作が内定した[出典 8]。ハンザフィルムとしてはロジェ・ヴァディム監督の『輪舞』の東洋版として『金瓶梅』を選んだといわれる[9]。西ドイツは当時セ〇〇スブームに沸き[8]、『金瓶梅』もベストセラーになっていたことから[8]、世界的に知られる中国の古典に目を付けた[3]。外国資本による日本映画の製作はそれまでなかったことから[8]、「東映のみならず日本映画の信用のために、われわれの映画技術を充分に活かして恥ずかしくないものを作ります」などと東映としても意気に感じていた[8]

当時緑魔子は『ひも』に始まる梅宮辰夫とのコンビでコールガールを演じる「二文字シリーズ」など、一連の風俗映画で人気を得ていたが[7]、三作目の『ダニ』の撮影中に「どうしてここで脱がなくてはいけないの?」と裸を見せる必然性云々を持ち出し[7]スタッフと揉めて降板した[7]。ところが『金瓶梅』の宣伝用スチール写真撮影では惜し気もなく脱いだことから、東映は「裸は海外専用に切り替えたのか」と皮肉った[7]

『二匹の牝犬』は製作費3,000万円で[9]衣装を豊富に持つ東映のため、日本の時代劇や現代劇なら撮れない金額ではなかったが[8]の時代を舞台にするとなると話は別で、中国の衣装など東西の東映撮影所にもなく、コスチュームなどで費用がかさみ、10万?20万ドルでは製作は不可能と判断[出典 9]。当初はハンザフィルムも多少の超過はOKと言っていたが[9]、東映は「金がかかり過ぎて手に負えない」と辞退した[出典 10]


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