金沢工業大学
[Wikipedia|▼Menu]

金沢工業大学
扇が丘キャンパス正門
大学設置1965年
創立1957年
学校種別私立
設置者学校法人金沢工業大学
本部所在地石川県野々市市扇が丘7-1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度31分42.1秒 東経136度37分37.7秒 / 北緯36.528361度 東経136.627139度 / 36.528361; 136.627139座標: 北緯36度31分42.1秒 東経136度37分37.7秒 / 北緯36.528361度 東経136.627139度 / 36.528361; 136.627139
キャンパス扇が丘キャンパス
やつかほリサーチキャンパス
白山麓キャンパス
虎ノ門キャンパス
学部工学部
情報フロンティア学部
建築学部
バイオ・化学部
研究科工学研究科
心理科学研究科
イノベーションマネジメント研究科
ウェブサイトhttps://www.kanazawa-it.ac.jp/
テンプレートを表示

金沢工業大学(かなざわ こうぎょうだいがく、英語: Kanazawa Institute of Technology)は、石川県野々市市扇が丘7-1に本部を置く日本私立大学1957年創立、1965年大学設置。大学の略称はKIT(ケイアイティー)、金工大(きんこうだい)、金工(きんこう)、工大(こうだい)。
概要
大学全体

金沢工業大学は、大学の建学綱領として、人間形成「人間味豊かな技術者、研究者として、高い道徳心と国際感覚を持った創造的で個性豊かな人材の養成を目指す」、技術革新「確かな基礎学力の育成を基本において創造的応用能力の育成に力を注ぎ、将来の技術革新に柔軟に対応しその中核を担い得る技術者、研究者を育てる」、産学協同「産業界の新しい息吹を前向きに取り入れながら、つねに時代が求めるテーマを積極的に追求し、広く開かれた大学として地域社会に貢献する」を掲げている。

金沢工業大学は「教育付加価値日本一の大学」を目指し、入学時と比べた卒業時の力の成長を重要視していることから、学生がこなさなければならない課題が多い大学である。また、その成果が評価され、地方にありながらも常に高い就職率を維持している。

「夢考房」という作業場があり、安全講習・ライセンス講習を受講すれば、旋盤フライス盤プリント基板製作機器などの工作機械や手工具を使うことができる。また、作業に必要な部品もネジ1本から購入することが可能である。 ⇒夢考房プロジェクトと呼ばれる一種のサークル活動が有り、学生が主体となり様々な大会などに参加し成果をあげている。

付属図書館である「ライブラリーセンター」(LC)は工科系専門図書館としては世界最大級であり、蔵書数は50万冊を超えている。工学の「曙文庫」には『プリンキピア』の初版など貴重な資料が収蔵されている[注 1]

大学名には「金沢」が入っているが、これは県庁所在地である金沢市の方が通りが良いためである。発祥地は金沢市であるものの、現在は大学施設の大半が隣接する野々市市にある。一部の駐車場、建物、テニスコートなどが、野々市市に隣接する金沢市久安にある。「コミュニティ道路」と称した公道が学内を横断しており、車が速い速度で通行できず学生が安全に往来できるようにハンプが設けられ、さらに蛇行させてある。

施設の一角に、地元である野々市市のコミュニティ放送「えふえむ・エヌ・ワン」があり、運営に協力している。また、学生も番組制作に関わっている。
建学の精神

建学の綱領を「人間形成」「技術改革」「産学共同」と定めており、これを三大旗標としている。これに加え、学園の行動規範として共有すべき価値を以下の「KIT-IDEALS」と定めている。K   Kindness of Heart思いやりの心
IIntellectual Curiosity   知的好奇心
TTeam Spirit共同と共創の精神
IIntegrity誠実
DDiligence勤勉
EEnergy活力
AAutonomy自律
LLeadershipリーダーシップ
SSelf-Realization自己実現

沿革
略歴

1957年(昭和32年)の北陸電波学校の創設を起源とし、北陸電波高校開校を経て、1965年(昭和40年)に金沢工業大学(工学部機械工学科、電気工学科)が開学。1978年(昭和53年)に大学院工学研究科を開設。2004年(平成16年)に環境・建築学部及び情報フロンティア学部を増設。大学院に心理科学研究科を増設。2008年(平成20年)にバイオ・化学部を開設。現在は4学部3研究科の理系複合大学となっている。
年表

1957年 6月1日:「北陸電波学校」(金沢市小坂町、元北陸電気通信局の木炭貯蔵倉庫を改築)として設立認可、発足。通信科、テレビ科、通信別科設置。理事長兼校長に学園創設者である嵯峨保二就任。

1958年 4月1日:「学校法人北陸電波高等学校」が認可される。北陸電波学校は「北陸電波専門学校」に改称。校長に金沢大学名誉教授の青山兵吉就任。

1959年 4月1日:北陸電波高等学校が開校。通信科、通信技術科設置。金沢市上野本町の崎浦小学校跡地(小立野校舎)へ移転。ただし、小立野校舎は幹線道路の建設予定地であったため時限的な移転であった。

1959年 4月1日:北陸電波高等学校に電気工学科、電子工学科を増設。

1961年

4月頃:校地を野々市町東部から三馬町にかけての一帯(現在の扇が丘キャンパス)に決定する。

11月:当時の野々市町長である中島榮治の勧めで野々市町の旧野々市小学校校舎(野々市校舎)を金沢工業高等専門学校の仮校舎用に買収。


1962年

4月1日 金沢工業高等専門学校(電気工学科)が野々市校舎にて開校、初代校長に青山兵吉就任。

11月27日 扇が丘キャンパスの用地買収における契約締結完了。

12月15日 金沢工業高等専門学校に機械工学科が認可。


1963年 6月1日:高専校舎(扇が丘キャンパス、11号館)の第一期工事の落成式及び開校式を行う。

1964年 4月1日:北陸電波高等学校の野々市校舎への移転。

1965年

1月25日:学校法人名を北陸電波高等学校(北国学園)から金沢工業大学(金沢工大学園)に改称。金沢工業大学工学部(機械工学科、電気工学科)の設立が認可。

4月1日:金沢工業大学の開学、初代学長に青山兵吉就任。工学部(機械工学科、電気工学科)設置。北陸電波高等学校を金沢工業大学付属高等学校に改称。金沢工業大学付属扇が丘幼稚園開園、園長に作田せ津就任。

12月27日:工学部経営工学科増設認可。


1966年 4月1日:工学部に経営工学科設置。

1967年

4月1日:工学部に土木工学科設置。金沢工業大学付属高等学校が野々市校舎から扇が丘キャンパスへ移転。

6月1日:十周年記念式典を挙げ学園歌(第一学園歌、金沢工業大学付属高等学校校歌)を制定する。


1968年

7月16日:白山麓自然学苑(白峰村一の瀬ならびに白峰村河内谷分校跡)を開設。

11月5日:穴水湾自然学苑を開設[1]


1969年

1月27日:情報処理センター(情報処理サービスセンター)開設。

6月1日:大学本館(益谷記念館、1号館)完成。


1970年 4月1日:工学部に建築学科、電子工学科、情報処理工学科設置。

1971年

4月1日:情報処理研究所および教育工学研究所を設置。

11月5日:建築、情報処理、電子工学科実験棟完成。


1973年

3月31日:金沢工業大学付属高等学校閉校(廃校は1977年3月31日)。

4月1日:金沢工大館完成(第14号館)。

6月2日:金沢工業大学湊谷柔道場完成。

9月21日:扇が丘診療所開設。


1974年

1月31日:文部省より工学専攻科に土木工学専攻、建築学専攻、電子工学専攻、情報処理工学専攻の設置許可。

6月1日:扇が丘診療所内歯科開設。

8月1日:明倫館(文・武道館)開館。


1977年

4月1日:金沢工業大学付属扇が丘幼稚園の経営母体を北陸学院短期短期大学付属幼稚園北陸学院扇が丘幼稚園)に移す。

5月19日:天地自然学苑開苑。


1978年 4月1日:大学院工学研究科修士課程開設。機械工学専攻、土木工学専攻、情報工学専攻を設置。

1980年 4月1日:大学院工学研究科博士課程開設。機械工学専攻、土木工学専攻、情報工学専攻を設置。大学院工学研究科修士課程に建築学専攻、電気電子工学専攻を設置。

1982年

4月1日:大学院工学研究科修士課程に経営工学専攻設置。大学院工学研究科博士課程に電気電子工学専攻設置。

6月1日:ライブラリーセンター(通称:LC、6号館)開設。


1986年 4月1日:工学部に機械システム工学科設置。

1987年

4月1日:工学部の情報処理工学科を情報工学科に改称。

6月1日:学園章を制定し、金沢工業大学・金沢工業高等専門学校の校章を変更。


1990年 4月1日:大学院博士課程工学研究科にシステム設計工学専攻、材料設計工学専攻増設。

1991年 1月7日:31号館(高専校舎)が金沢市久安2丁目に完成し、金沢工業高等専門学校が11号館から移転。併せて、1961年の校地決定のシンボルである「ユーカリの大樹」(学園構想樹)を金沢市高尾町17番地先より移植。

1993年 7月8日:夢考房の開設。

1995年 4月1日:工学部に物質応用工学科、人間情報工学科、環境システム工学科設置。人材教育センター(のちの自己開発センター)、日本学研究所、工学設計教育センター開設。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:96 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef