金剛番長
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金剛番長
ジャンル
少年漫画
バトル漫画
アクション漫画
漫画:金剛番長
作者鈴木央
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表期間2007年47号 - 2010年15号
巻数全12巻
テンプレート - ノート

『金剛番長』(こんごうばんちょう)は、鈴木央による日本漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2007年47号より2010年15号まで連載された。
作品概要

私立雷鳴高校に転校してきた巨漢・金剛晄が「
23区計画」を粉砕すべく「番長」軍団と戦う痛快コミック。

近年では珍しい勧善懲悪の作品である事が注目され、連載開始直後からカラーや募集企画などが行われた。話数カウントは「○撃目!!」。

前作『ブリザードアクセル』連載時は、サンデー公式HP内の「まんが家バックステージ」を連載開始時しか更新していなかったが、本作では制作の裏話やキャラクターデザインなどを毎週更新していてバラエティに富んだ内容となっている。

尚、「バックステージ」で掲載された書き下ろしイラストは単行本12巻に掲載された。


開始前は作者の本領とも言われるファンタジー路線が候補に上がっていたが、打ち合わせ中に不良や番長ネタに話が脱線して行き、そのまま番長ネタに決定したと言う[1]

『週刊少年サンデー』2008年39号に掲載された41撃目は、当初予定されていた展開の一部が執筆当時に発売された『週刊少年チャンピオン』の『元祖!浦安鉄筋家族』と被ってしまった為、急遽、一部の展開を描き直して掲載された。なお、この時お蔵入りとなった展開は単行本5巻に解説付きで「幻の41撃目」として収録された。

単行本12巻では本誌未掲載の108撃目「野獣達の狂想曲」が掲載された。この為、連載時は108撃目だった「終末への序曲」は109撃目となり、それ以降の話も話数カウントが1回ずつずれている。

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登場人物
主要人物
金剛番長(こんごうばんちょう) / 金剛 晄(こんごう あきら)
本作の主人公。東京都千代田区私立雷鳴高等学校の転入生。もともとは23区計画の番長ではなかったが、居合番長を倒したことで彼の「番長」としての権限が移行され、本人も「金剛番長」を名乗るようになった。あくまでも部外者である為、刺青はない。鋼の如き鍛え抜かれた肉体は筋肉の膨張によって鋼鉄以上の硬度を持ち、髪型は針のように尖った3本角のオールバックで、
長ランを着用している。そして厳つい外見とは裏腹に、優しい心を持つ。転校初日、悪矢七の権力に屈さず一蹴したことでクラスメイトから「番長」(23区計画とは関係なく本来の意味での呼称)として尊敬を集めた。プリンが大好物。非常に博識だが、折り畳み式携帯電話が使えなかったり、メールを知らないなどアナログな面もある。「スジを通すこと」に強いこだわりを持ち、絵を破られた月美の為に暴力団「小学組」の事務所に乱入して月美に侘びを入れさせたり、卑怯な行為を重ねて自分を追い詰めた卑怯番長も素性を知った事で許している。正式な番長でないにも拘らず、他の番長達をまるで寄せ付けない圧倒的な強さを誇り、鉄骨や真剣、果てはミサイルの直撃すらも効かず、負傷も少し時間が経てば完治するという異常な回復力も備え、更には拳骨の威力はミサイルをも超える。右足が沈む前に左足を前に出すことを繰り返すことで水上を走る事も可能。1年前、父と兄・猛によって23区計画に参加する「番長」として選ばれたが拒否した為、猛に始末される。生き延びた彼は父と兄の野望を打ち砕く為に23人の番長を全て倒して23区計画を潰そうとしていた。文京区のマシン番長との交戦で殺害されたかに思われたが、脅威の生命力と彼を慕う人々の想いが届き、「心臓が止まる事と死ぬ事とは別」と言う超理論により復活を遂げる。兄・猛との戦いに勝利し地球崩壊の危機を防ぐため打舞流叛魔(ダブルハンマー)を地球の核に打ち込み、生死不明となったがその5年後、優と遥の結婚式の日に戻って来た。決め台詞は「知ったことか!」。
桜 陽菜子(さくら ひなこ)
雷鳴高校2年生。金髪のツーサイドアップ。典型的な今時の女子高生で、「フツーじゃない写メ」を集めるのが趣味。「フツーじゃない写メコレクション」の1000枚目を探していたところ、金剛と偶然出会う。外国にいる両親の代わりに妹の月美の面倒を見ている。当初、金剛から「23区計画」のことを聞かされた際は全く信じようとせず、彼を「電波なヤツ」とすら称していたが、次第に金剛に好意を持ち始めている節があり、マシン番長の舎弟・プロトポーンが病院に訪れた時は身を挺して金剛を守ろうとした。連載時の第1話では「1年の…」となっているが、第2話からはII-Aに在籍している[2]。単行本の収録時には、2年生として修正された。消息不明となった金剛に食べさせるつもりでプリンを作っている内に店を出せるほど上達し、プリンの専門店「金剛工房」を始めた。
桜 月美(さくら つきみ)
陽菜子の妹。ほんわか保育園の園児。迷子になってべそをかいていたところを金剛と出会って仲良くなる。ヤクザに「宿題のお絵かき」を破かれたことがきっかけで、金剛や陽菜子と一緒に暴力団の事務所へ押しかけた。暴力団への押し入りや、金剛やさらに大きな体躯の貝裏鬼を見ても全く怯えることが無いなど肝が据わっている。金剛のために手作りのプリンをプレゼントしたことがある。マシン番長の生みの親であるDr.月菜に容姿が似ており、マシン番長の回路にノイズが発生した原因としてプロトポーンに誘拐される。マシン番長は月美を殺害する命令を受けていたがそれを拒否、鍵宮に見つからない場所に匿い、「何かあったら自分を呼べ」とブザーのようなものを渡した。その優しさでマシン番長にノイズ=感情を生み出させ、渡されたこのブザーは後に幾度と無く月美の(そして金剛番長たちの)危機を救うこととなる。
居合番長(いあいばんちょう)/ 桐雨 刀也(きりう とうや)
絢爛高校2年生。統括区は千代田区。刺青は不死鳥に刀。決め台詞は「辞世の句を詠むがいい」。その名の通り、抜刀術の達人。和服姿の上に学ランを襟だけ止めてインバネスコートのように羽織り、授業の時でも常に日本刀を帯剣している。一見すると女性と間違うような美青年であり、日本文化を尊んでいるが、廃刀令は知らないらしい。別名「歩く銃刀法違反」。決め技を出す際には和歌を詠み、生け花の腕前も立つ。女子生徒のミニスカートや服が破れた剛力番長に赤面したり、正体が発覚した道化番長の姿に鼻血を吹くなど、かなり純情な性格。現代日本人に失望しており、国の崩壊を恐れている。「23区計画」で勝ち残り、そんな日本を蘇らせようと目論んでいた。口だけでなく行動力のある金剛番長の刃になると決意し、暗契五連槍との戦いで助太刀に現れる。その後、金剛番長と同じ雷鳴高校に編入する。しかし、その決意は念仏番長や剛力番長のように友情や仲間意識ではなく上下関係に基づくものであり、二人と意見が対立することもあった。舎弟は剣術とも日本文化とも関係ない野球好きの唐鰤一人。部下の人材難に悩まされているようで、暗契五連槍の舎弟たちを見て「羨ましい」と洩らしていた。かつての兄弟子である憲兵番長と再会。王狼番長と共闘し憲兵番長に挑むが敗北し、死んだかと思われていたが実は卑怯番長の知らせを受けた道化番長姉妹によって助けられており、一時期匿われていた。しかしその場所を突き止めた憲兵番長によって道化番長姉妹を人質に取られてしまい、改造番長によって洗脳されてしまう。その後は卑怯番長との一騎討ちで洗脳器具を破壊された。バンカラタワーへ向かう23区番長たちを追う憲兵番長を止めるため一人残り激闘を繰り広げ、憲兵番長と袂を別つこととなった原因でもある師に伝授された奥義をもって見事撃破した。一時的に匿われていた事が縁で道化番長夜子と仲良くなり、5年後には道場兼料亭で一緒に暮らすまでになっていた。夜子と結婚しているかは不明。実は13年前に卑怯番長と念仏番長に会っており、念仏番長とその取り巻き2人に絡まれていたところを卑怯番長に助けてもらっている。作者の奥様が一番好きなキャラクター。
念仏番長(ねんぶつばんちょう) / 来音寺 萬尊(らいおんじ まんそん)
荒寺高校2年生。統括区は墨田区。刺青は不死鳥に数珠。決め台詞は「あの世は年中無休なり」。日本人の汚れた心を自らの念仏をもって掌握し、日本を自分を唯一絶対の存在とする一大宗教国に生まれ変わらせることが目的。「仏の力」と称して、座ったままの移動や空中浮遊、手を触れずに敵を攻撃するといったことができる。その実体は、に大量に溜め込んだ空気を、異常発達した横隔膜の力によって圧縮し、それを一気に放出することで生じる爆発的な反動を利用したものである。着ている長ランは喝撃を放つ際に大きく膨れる腹を隠すためのもの。事情を知らなければ不可視であるその能力と、催眠術を使って荒寺高校の生徒達を一夜のうちに自分の配下とした。基本的に戦闘方法は空気の放出のみで、空気を溜めている間や顔の向き以外には攻撃できないため、接近戦は軽い平手程度で金剛番長に翻弄され、偽装番長にも有効な攻撃手段が無い事を指摘されている。当初は役立たずはいらないという考えの非情な男だったが、金剛番長に敗北した後は性格が丸くなり、次第にギャグキャラ化が進んでいる。金にがめつく、アニメ好きだったりAVを見たりと、俗な一面を持つ。「念仏くんストラップ」「念仏くんお守り」といったセミナー用のグッズを作っていたが、金剛番長に「仏の力」の正体を暴かれた上に敗れたことで配下の生徒たちも失ってしまい、高額な代金を請求されるはめとなる。敗北後は金剛番長を「真の仏」だと信じ、後に暗契五連槍との戦いで助太刀に現れ、金剛番長と同じ雷鳴高校に編入する。仏門に身を置く者として坊主頭にしているが、「毛発」を使えば一瞬で毛は生えてくる。5年後にはなぜか漫画家を目指しているが、ことごとくボツを喰らっている。また、仲間たちのコネにより色々な費用がタダになっている。作者曰く、寺の中に池があることやそこでピラニアが飼われていることについては「念仏番長の個人的趣味でしょう」とのこと[3]
剛力番長(ごうりきばんちょう) / 白雪宮 拳(しらゆきのみや こぶし)
聖ヴェロニカ学園2年生。統括区は港区。刺青は不死鳥に拳骨。決め台詞は「ごきげんよう」。


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