『野蛮人のように』(やばんじんのように)は、1985年に公開された日本のサスペンス映画である。監督は川島透。主演は薬師丸ひろ子、柴田恭兵。薬師丸ひろ子が角川映画から独立して主演した初の映画でもある。配給収入は14億5000万円を記録し、1986年の邦画興行第2位にランクインした[1]。
野蛮人のように
監督川島透
脚本川島透
出演者薬師丸ひろ子
柴田恭兵
音楽加藤和彦
主題歌薬師丸ひろ子
「ステキな恋の忘れ方」
撮影前田米造
編集高島健一
配給東映洋画
公開 1985年12月14日
上映時間108分
製作国 日本
言語日本語
配給収入14億5000万円
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ポータル 映画 15歳で華々しく文壇にデビューした女流作家がスランプに陥って、夜の六本木へ彷徨い出たとき、ふと出会う危険な匂いのする男に惹かれ、大人の世界を知る。 薬師丸ひろ子「ステキな恋の忘れ方」(作詞・作曲:井上陽水、編曲:武部聡志) 企画はサンダンス・カンパニーの古澤利夫(藤峰貞利)[3]。東映社長の岡田茂からの依頼により本作を企画した[3](詳細は『それから』を参照)。川島透の監督抜擢は古澤と親交のあった松田優作の推薦によるもの[3]。「以前から本格的なアクション映画に取り組んでみたかった」という薬師丸ひろ子念願のハードアクションで[3]、『Wの悲劇』で数々の主演女優賞に輝いた薬師丸が、好企画に出会うまで待ったというだけあって、エネルギーを注ぎ込んだ[3]。製作決定当時の文献には「薬師丸は次の作品では親と子の愛をテーマにしたものに出たいと話していたが、結局は辛口のラブストーリーに落ち着いた」と書かれている[4]。 かねてより角川春樹事務所との関係が良好ではないと伝えられていた薬師丸ひろ子は[5]、1984年の『Wの悲劇』の製作会見で、「実はこの振袖は社長が借りた貸衣装なんですよ」と記者の前で話し、角川春樹は大恥をかかされ、両者の溝は決定的に深まった[5]。
プロジェクト 映画
ストーリー
スタッフ
監督・脚本 - 川島透
企画 - サンダンス・カンパニー
プロデューサー - 伊地智啓(キティ・フィルム)、瀬戸恒雄(東映)、黒澤満(セントラル・アーツ)
撮影 - 前田米造
照明 - 梅谷茂
美術 - 桑名忠之
録音 - 小野寺修
編集 - 高島健一
製作担当者 - 小島吉弘
音楽 - 加藤和彦
編曲 - 国吉良一
音楽録音 - 大川正義
音楽プロデューサー - 高桑忠男、石川光
音響効果 - 斎藤昌利(東洋音響)
現像 - 東映化学
製作協力 - セントラル・アーツ
製作 - 東映
配給 - 東映洋画[2]
キャスト
有楢川珠子:薬師丸ひろ子
中井英二:柴田恭兵
滝口利男:清水?治
工藤ひろみ:河合美智子
橋本:太川陽介
タケシ:清水健太郎
警官:尾藤イサオ
地下鉄駅員:ジョニー大倉
彩(スタイリスト):戸川純
文子(雑誌編集者):高木美保
交番の客:寺田農
民子(お手伝い):佐々木すみ江
字崎(関東錦連合会):桜金造
竹林:津村隆
坊主(関東錦連合会):ストロング金剛
まき子(編集者):木内みどり
吉本イサオ(関東錦連合会々長):三木のり平
主題歌
製作