野比玉子
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「片岡玉子」はこの項目へ転送されています。「片岡球子」とは別人です。
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藤子不二雄連載) > 藤子・F・不二雄著作) > ドラえもん > 登場人物 > 野比玉子

藤子不二雄 > アニメ > ドラえもん > 登場人物 > 野比玉子

野比 玉子
ドラえもん』のキャラクター
作者藤子不二雄
(のちに藤子・F・不二雄名義)

テレビアニメ第1作
小原乃梨子
テレビアニメ第2作1期
千々松幸子
川上とも子(少女期)
テレビアニメ第2作2期
三石琴乃
詳細情報
愛称ママ(ドラえもん・のび太・のび助から)
性別女性
家族玉夫(
配偶者野比のび助
子供野比のび太
国籍 日本
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野比 玉子(のび たまこ)は、藤子・F・不二雄漫画作品『ドラえもん』に登場する架空の人物。野比のび太の母。
概要

夫は野比のび助。年齢の統一設定は存在しない(全話で固定された年齢設定は存在しない。その詳細は野比のび助#年齢を参照。44巻収録「恐竜の足あと発見」では、ひみつ道具「年代そくてい機」により玉子が「できてから38年経っている」と測定される場面が描かれている。同話は雑誌『小学二年生』に掲載された)。

旧姓は「片岡」[1]。怠惰な印象の強いのび太には非常に厳しい専業主婦。のび太たち家族からは基本的に「ママ」、のび助からは「きみ」[2]とも呼ばれる。また外部の人間からは「のび太君のママ」、「野比さん家の奥さん」スネ夫の母親からは「野比さん」と呼ばれ、本名の「玉子」と呼ばれることはほとんどない(公式HPおよびスタッフロールでも「ママ」とのみ表記されている)。

外見は比較的長身。体型について本人は体重増加を気にする場面があった[3]。アニメ「ドラえもんがダイエット!?」では、リバウンド時の体重は58.0kg[4]。癖は舌で唇をなめること[5]。また、ドラえもんの道具を、それが何かもわからず勝手に使ってしまった結果自分やドラえもん、のび太たちが被害を受けることがあり、トラブルメーカーでもある[6]。ニッと笑うと、女優の池内淳子に似ていると自称[7]

のび太同様かなりの近眼であり、眼鏡を外すと新聞も読めず、のび太と同様の「3」の字型のショボショボした目つきになることがある(カラー作品集1巻「大きくなる虫めがね」)。1巻「プロポーズ作戦」では眼鏡を外した状態でも大きな瞳をした美しい雰囲気の女性として描かれた。

家族は母親、兄らしき人物(いずれも名前は不明)、弟の玉夫が漫画に登場する。

ぼくの生まれた日」の作中でのび助に「君に似たら成績優秀疑いなし!」と太鼓判を捺されているが、実際は小さい頃から成績が悪く遅刻も多かったようだ。

てんとう虫コミックス11巻「テレビ局をはじめたよ」の初期の版では「野比のぶ子」という名前で呼ばれているが、これは外伝作品『ドラミちゃん』を『ドラえもん』のエピソードに統合する際に修正し忘れたものであり、「のぶ子」はドラミが世話をしていた「のび太郎」の母の名前である。現在の版では「玉子」に修正されている。
過去の出来事

夫ののび助との出会いは「野比のび助#玉子との出会い」を参照。

結婚前のプロポーズの経緯は「野比のび助#プロポーズ」を参照。

出産時については「野比のび助#のび太誕生」を参照。

現在の姿ののび太・ドラえもんと、子供時代やのび太出生直後などに、何度か会っているが覚えていない[8]

「ママのダイヤを盗み出せ」に登場した少女時代の玉子は、自宅に侵入してきたのび太とドラえもんを不審者と勘違いして怒鳴り付ける等、気が強く荒々しい性格で、物を出しっ放しにしたり、ドアを開けっ放しにする等のずぼらな面を見せている。
趣味・性格

連載当初は一人息子ののび太に対し非常に甘く「のびちゃん」と呼んだり[9][10]、怖い思いをしたのび太に膝枕をして慰めたり[9]、宿題を忘れたため学校を休むと言って部屋に閉じこもったのび太をなだめて行かせようとしており[11]、小学館の学習雑誌での連載開始時の人物紹介では、のび助ともども「あまくてぜったいにのび太をおこらない[12]」とされている。また作中でものび太の「猫を飼いたい」との希望に笑顔で同意するなど[13]動物嫌いの部分も見せていない。しかし、徐々に当初の穏やかな性格は鳴りを潜め、教育ママで厳しい母親というイメージ(後述)が定着していくこととなる。

また時には後先も全く考えずに、ドラえもんの秘密道具や友達から借りた漫画も燃やす、廃品回収に出す、時には2階ののび太の部屋の窓から外に向かって投げ捨てるという乱暴な手段に出ることもある[14]。どんなに高価なものでも勉強の妨げになると判断した場合は捨てることに一切躊躇しない[注 1]。なかには、自分で勝手につまづいて転んだものを窓から外に放り投げ、その後再びそれにつまづいて転び、最終的には物置にしまい込み、それがうるさい音を出すと箒で滅多打ちに殴打したこともあるなど、ヒステリックな描写も目立つ[15]

息子と同じく意地汚いところがあり、冷蔵庫に一個しか残っていなかったアイスクリームを食べたり、クッキーをつまみ食いしたり、ドラえもんがのび太のために用意したステーキ(秘密道具)まで勝手に食べてしまっている。また、1巻収録「変身ビスケット」では、お客さんが食べ残した変身ビスケットをつまみ食いしてウサギに変身し、ドラえもんとのび太の代わりに玉子に謝ろうとしたのび助を、気絶させてしまった。

自分の事を棚に上げる面もあり、のび太の物を壊してしまっても、謝罪は一切なく「そこらに置いていたのび太が悪い」と逆ギレしたり[16]、玉子がひみつ道具を捨てたのが原因でドラえもんとのび太が喧嘩したのにもかかわらず[17]、自分のやった事に気付いていない場合が多い。

現実主義者であり、厄除けを迷信だと信じなかったり[18]、ドラえもんのひみつ道具の存在に気付かない場合がある。のび太達が大量の松茸や魚を獲って来ても「いいえ、これは夢です!私は信じません!」と自分に言い聞かせるといった行動をとる[19]
のび太への教育

成績不振や怠け癖が酷いのび太への説教は長く、平均で1時間[20]、明記されている中での最高記録は2時間15分59秒[21]というものになっている。しかし玉子が頭ごなしにガミガミと叱るだけの理不尽なケースが多い。のび助のような具体的なアドバイスが無い場合もある。連載中期からは理由もなくのび太を叱るパターン(八つ当たり)が多くなっている[22]。また、のび太がジャイアンスネ夫に追いかけられているのを知らずに、ジャイアンとスネ夫が家の前で待ち構えているのにもかかわらず問答無用で強制的にお使いに行かせようとしていたり[23]、のび太を殴ろうと待ち伏せしているジャイアンとスネ夫を恐れて学校に行こうとしないのび太を強引に学校に行かせようとしたことがある[24]。また、学校から少し帰ってくるのが遅くなっただけで怒鳴りつけた事もある。先生からの「目は何の為に前についていると思う? 前進するためだ! 終わったことをいつまでも気に病むな。次回(のテスト)で頑張れ」という激励を紹介しようとしたのび太を「屁理屈ばっかり!」と怒鳴りつけた事もある[25]

のび太の失敗に対しては、ジャイアンとスネ夫にいじめられたり不可抗力がある場合でも事情や理由も聞かず頭ごなしに叱るなど、息子に対する信頼は皆無で[26]、のび太よりもスネ夫のおべっかを信用する場面も見られる[27]


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