野伏ヶ岳
杉山から望む野伏ヶ岳
標高1,674.28[1] m
所在地 日本
岐阜県郡上市白鳥町
福井県大野市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度00分46秒 東経136度43分57秒 / 北緯36.01278度 東経136.73250度 / 36.01278; 136.73250
野伏ヶ岳(のぶせがたけ)は、岐阜県郡上市白鳥町と福井県大野市の境にある、標高1,674 mの山。両白山地の山で、日本三百名山[3]及びぎふ百山[4]に選定されている。 野伏ヶ岳の東側には、石徹白川があり、その支流の推高谷と小白山谷の源流の山である。一般的な登山道がなく、豪雪地帯であり、春先の残雪期に登られる山である。岐阜県郡上市上在所にある白山中居神社から、石徹白川の大進橋を西に渡ると、野伏ヶ岳方面への林道がある。この林道終点の標高1,050 m付近までは、杉の植林地となっている。林道終点の先は和田ノ小池や池塘がある以前は和田山牧場だった平坦な場所がある。春先にこの雪面の上にテントを張って、周辺の山へ登るスキーヤーやハイカーがいる。その上部の山腹には、ブナ林が多い。山頂付近は、クマザサに覆われている。山頂には、三等三角点が設置されている[1]。かつては野伏ヶ岳と小白山(おじろやま、標高1,609 m)との鞍部の橋立峠が、岐阜県郡上市白鳥町と福井県大野市打波との往路に利用されていた[5]。 一般登山道がないため[5]、残雪期の3月下旬から4月中旬が適期で、無雪期の登頂は困難とされている[3]。山頂からは、北に別山とその左奥に白山、東には大日ヶ岳と稜線越しに北アルプスと御嶽山、南に能郷白山や荒島岳、西には経ヶ岳と赤兎山などを望むことができる[6]。 両白山地の一ノ峰と銚子ヶ峰の間から、願教寺山(1,691 m)- ヨモ太郎山 - 日岸山 - 薙刀山(1,647 m) - 野伏ヶ岳 - 小白山へと南に延びる細長い尾根上にある。その尾根の南端は九頭竜川で遮られている。南側の小白山との間には橋立峠(三ノ又谷と小白山谷との分水嶺)の鞍部がある。 北側には、両白山地の山々が連なる。この山域は白山国立公園の指定区域外である。南側には能郷白山などの越美山地の山々が連なる。 山容山名標高 日本海へと流れる以下の九頭竜川水系の支流の源流部にある[9]。
概要
登山ルート
牧場跡から山頂から南南東に伸びる「ダイレクト尾根」と呼ばれる稜線を利用するルートが一般的である[5][7]。登山口付近の林道脇では春に、ザゼンソウやキクザキイチゲなどの花が見られる。
白山中居神社 - 林道 - 和田山牧場跡 - ダイレクト尾根 - 野伏ヶ岳
小白山方面からの南稜線のルート。
小白山 - 小白山北峰 - 橋立峠 - 野伏ヶ岳
銚子ヶ峰方面からの北稜線のルート[8]。
銚子ヶ峰 - 願教寺山 - ヨモ太郎山 - 日岸山 - 薙刀山 - 野伏ヶ岳
地理
周辺の山銚子ヶ峰から望む周辺の山々
左から野伏ヶ岳、薙刀山、ヨモ太郎山
(m)三角点等級[1][2]
基準点名[1]野伏ヶ岳からの
方角と距離(km)備考
白山2,702.17一等
白山北 16.2両白山地と石川県の最高峰
日本百名山
別山2,399.35二等
別山北北東 10.7別山神社
経ヶ岳1,625.20一等
経ケ岳西北西 10.6日本三百名山
三ノ峰2,128北 8.6三ノ峰避難小屋
野伏ヶ岳1,674.28三等
野伏 0日本三百名山
大日ヶ岳1,708.87一等
大日ケ岳東 9.6日本二百名山
荒島岳1,523.49一等
荒島山南西 14.7日本百名山
源流の河川
美濃又川(波打川の支流) - 南側の橋立峠の西側の西面には砂防工事がなされ、上部まで林道が伸びる。
推高谷、小白山谷 (石徹白川の支流)
周辺のスキー場
福井和泉スキー場(大野市)
イトシロシャーロットタウン(郡上市)
ウイングヒルズ白鳥リゾート(郡上市)
交通・アクセス
長良川鉄道越美南線の北濃駅の北西12.7 kmに位置する。
東海北陸自動車道の高鷲インターチェンジの西北西15.7 kmに位置する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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