重金主義
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イングランドの重商主義的財政家トーマス・グレシャム。「グレシャムの法則」で知られる。 フランスの財政総監ジャン=バティスト・コルベール。コルベルティズムと呼ばれる重商主義諸政策を遂行した。

重商主義(じゅうしょうしゅぎ、: mercantilism)とは、貿易などを通じて貴金属貨幣を蓄積することにより、国富を増すことを目指す経済思想や経済政策の総称。
目次

1 概要

2 歴史的展開

3 思想・体系

3.1 重金主義

3.2 貿易差額主義


4 主要な財政家・理論家

4.1 イギリス

4.2 フランス

4.3 アジア


5 議論

5.1 アダム・スミスによる批判

5.2 その他


6 現代の重商主義

7 脚注

8 文献情報

9 関連項目

概要

16世紀半ばから18世紀にかけて西ヨーロッパで絶対君主制を標榜する諸国家がとった政策である。資本主義産業革命によって確立する以前、王権が絶対主義体制(常備軍・官僚制度)を維持するため、国富増大を目指して行われた。チャイルド、オリバー・クロムウェルジャン=バティスト・コルベールらが代表者。

初期の重金主義と後期の貿易差額主義に分けることができる。いずれにも共通しているのは、「富とは(や、貨幣)であり、国力の増大とはそれらの蓄積である」と言う認識であった。植民地からの搾取、他国との植民地争い、保護貿易などを加熱させたが、植民地維持のコストの増大や、国内で政権と結びついた特権商人の増加などが問題となり、自由経済思想(現代では古典派経済学と呼ばれるもの)の発達を促すもとになった。


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