重脚目
生息年代: 40.00?23.00 Ma Pre??OSDCPTJKPgN
アルシノイテリウム(想像図)
保全状況評価
絶滅(化石)
地質時代
約4,000万- 約2,300万年前
(新生代古第三紀始新世後期前半[バートニアン]- 漸新世末期[チャッティアン])
分類
重脚目(じゅうきゃく もく、学名:ordo Embrithopoda)は、かつてアフロ・ユーラシア大陸[2]に生息していた植物食性有蹄哺乳類の一分類群(1目)。 現世種で言えばサイのような形態をしたなかまである。約4,000万年前(新生代始新世後期前半[バートニアン])のアフリカ大陸に現れ、やがてユーラシア大陸にも分布を拡げた。彼らは2,000万年以上の間にわたり繁栄したが、約2,300万年前(漸新世末期[チャッティアン])を境に地上から姿を消した。 真獣下綱のうちの、中生代白亜紀のアフリカ大陸で系統発生したアフリカ獣上目に属し、さらにその中の、近蹄類として総括される有蹄哺乳類の一つである。アルシノイテリウム科とフィナコロフス科の 2科で構成される。 比較的よく知られている種として、アルシノイテリウム属を挙げることができる。翻して言えば、それ以外で一般的に知られている種は無い。 重脚目の化石は、1970年代まではエジプトのファイユーム地方以外から発見されることが無かった。そのため、アフリカ大陸に固有の絶滅哺乳類と考えられてきた。 しかし、1980年代に入ると、モンゴル、トルコ、ルーマニアからも発見され、ユーラシア大陸にも広く分布していたことが明らかとなった。その後も、北アフリカのリビア、同じくサブサハラ・アフリカのエチオピアとアンゴラ、アラビア半島のオマーン、および、中国が発見地リストに書き加えられている。 重脚目は、骨の太い頑丈で大きな体躯と、短くはあるが柱のようにがっしりとした四肢を持つ、重量感のある動物であった。 このグループに属する全ての種がそうであったわけではないが、代表種であるアルシノイテリウム属などは、頭部、その吻部上方に巨大な角を具えて アルシノイテリウムの頭部にある、並列した2本の巨大な角は[4]、斜め前方に向けてそうとうな威圧感をもって突き出している。ただし、角の内部は空洞となっており、大きさの割には軽量の構造体である。
概要
発見史
生物的特徴
形質