酒造り唄
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ウィキソースに酒造り唄の原文があります。

酒造り唄(さけつくりうた)は作業歌や仕事歌などと呼ばれる労働歌の一種。酒造りの各工程で節をつけて歌われる。桶を洗う作業 、精米、もろみの仕込みなど、酒造作業の各工程で複数人が同一の作業をする際にタイミングを合わせる意味合いや、作業時間を計る意味合いもある[1][2]


目次

1 歴史

2 種類

3 脚注

4 参考文献

5 関連項目


歴史

この節の加筆が望まれています。
主に: 伊丹以外の地域における「酒造り唄」の歴史・事例

日本酒の醸造は、古く「僧坊酒」といわれていたように寺院内の工房で作られていたが、江戸初期になると民間の造り酒屋が規模を拡大しはじめる。伊丹池田をはじめとした銘酒の醸造所では江戸での大量消費を受け、製造工程の分化による大量生産が進んだ[3]が、桶・樽の洗い作業、米洗い作業、?仕込み作業などの各工程で、複数の杜氏が調子を合わせて作業をするために唄われるようになったのが酒造り唄である。
種類

洗い唄(秋洗い唄)

  酒造りの第一段階で、仕込みに使う道具や容器を洗う際に歌われる[4]

?すり唄(山卸し唄)

  蒸米、麹、水を桶で混ぜあわせ?(酒母)を作る工程で歌われる。時計がない時代に何節歌えば次へ移るという方法がとられた[5]

?掻き唄

仕舞の揺物

風呂上り唄(前唄)

三本櫂(風呂上り唄、朝の揺物の後唄)

朝の揺物(前唄)

脚注^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『酒造り唄』 - コトバンク
^ 蔭山公雄 (1980). “酒造り唄”. 日本釀造協會雜誌 75 (3): 209?213. doi: ⇒10.6013/jbrewsocjapan1915.75.209. ISSN  ⇒0369-416X
^ 『伊丹史話』P.124?131「伊丹の酒」(伊丹市史編纂室編 昭和47年)
^ 『酒造り唄』 丹波杜氏組合、1972年。 - 万国博覧会出場・酒造講習七拾周年記念 P.16
^ 『酒造り唄』 丹波杜氏組合、1972年。 - 万国博覧会出場・酒造講習七拾周年記念 P.21

参考文献

『酒造り唄』 丹波杜氏組合、1972年。 - 万国博覧会出場・酒造講習七拾周年記念

宮内仁 『日本の酒造り唄』 近代文芸社、1997年7月。ISBN 4773358556

関連項目

日本酒

労働歌


更新日時:2017年11月13日(月)00:54
取得日時:2018/01/09 15:52


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