「酒とバラの日々」(さけとバラのひび、Days of Wine and Roses)は、ヘンリー・マンシーニ作曲の楽曲。1962年公開の同名映画『酒とバラの日々』のテーマ曲で、1962年度アカデミー歌曲賞に選ばれている。また、グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀編曲賞を受賞した[1]。流麗なミディアムスローテンポのメジャー調バラードであり、映画ではコーラスで歌われる。
ジョニー・マーサーの歌詞がつけられている。歌詞は、映画の悲劇的なストーリー(酒を通じての男女の出会いと結婚、夫に加えて妻もアルコール中毒に陥り、家庭が崩壊してゆく)を踏まえて象徴的に描いた2つの文章で構成されている。
1963年のアンディ・ウィリアムスのレコード録音がヒットし、『ビルボード』のトップ100チャートで最高26位、同じくアダルト・コンテンポラリー・チャートで最高9位を記録した。この曲の名前を冠したウィリアムスのアルバムが、『ビルボード誌』でLP売り上げ第1位に記録されている。また作曲者マンシーニ自身の指揮によるストリングス・オーケストラとコーラスのバージョンもイージーリスニングの大ヒットとなった。
ジャズのスタンダード・ナンバーとしても知られ、広く演奏されている。曲がヒットして間もない1964年に録音されたオスカー・ピーターソン・トリオのパフォーマンスが有名である。
カバーした有名なアーティスト
ペリー・コモ
アンディ・ウィリアムス
オスカー・ピーターソン
ソニー・クリス
エラ・フィッツジェラルド
デューク・エリントン
ビル・フリゼール
ジュリー・ロンドン
パティ・ペイジ
日本のアーティスト
尾崎紀世彦 - 『GOLDEN☆BEST 尾崎紀世彦』収録
櫻井哲夫 - 『Nothin' but the Bass』収録
宮沢昭 - 『ナウズ・ザ・タイム』収録
脚注^ ⇒Henry Mancini - Awards : AllMusic
外部リンク
⇒JazzStandardscom. - Days of Wine and Roses
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