都市銀行
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、日本の都市銀行について説明しています。米国や中国などの商業銀行については「商業銀行」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2012年11月)

都市銀行(としぎんこう)は、普通銀行のなかで、東京都区部大阪市などの大都市に本店を構え、都市圏に広域展開している日本銀行である。略して都銀(とぎん)。法的根拠はなく、明確な基準を持たない一方で、その対象は限定されており、現在は5行(定義によっては4行)が該当する。日本の主な都市銀行の看板
概要

都市銀行は、1968年10月から始まった大蔵大臣の諮問機関「金融制度調査会」第1分科会における「普通銀行の諸問題」の審議にて、「普通銀行のうち、6大都市またはそれに準ずる都市を本拠として、全国的にまたは数地方にまたがる広域的営業基盤を持つ銀行」のことと定義された[1]

当時、都市銀行に分類されたのは、第一銀行(本店所在地:東京、現在のみずほ銀行)、三井銀行(本店:東京、同三井住友銀行)、富士銀行(本店:東京、同みずほ銀行)、三菱銀行(本店:東京、同三菱UFJ銀行)、協和銀行(本店:東京、同りそな銀行)、日本勧業銀行(本店:東京、同みずほ銀行)、三和銀行(本店:大阪、同三菱UFJ銀行)、住友銀行(本店:大阪、同三井住友銀行)、大和銀行(本店:大阪、同りそな銀行)、東海銀行(本店:名古屋、同三菱UFJ銀行)、北海道拓殖銀行(本店:札幌、その後経営破綻)、神戸銀行(本店:神戸、同三井住友銀行)、東京銀行(本店:東京、外国為替専門銀行、同三菱UFJ銀行)の13行(統一金融機関コード順)である。

1968年に日本相互銀行が相互銀行から普通銀行に転換し、太陽銀行(現在の三井住友銀行)に商号変更して都市銀行に加わった。1969年には埼玉銀行(本店:浦和、同埼玉りそな銀行)が地方銀行から都市銀行に転換し、国内の都市銀行は15行体制となった。

1971年に第一銀行と日本勧業銀行が合併して第一勧業銀行(本店:東京、同みずほ銀行)が、1973年に神戸銀行と太陽銀行が合併して太陽神戸銀行(本店:神戸、同三井住友銀行)が誕生し、その後は長らく13行体制となっていたが、北海道拓殖銀行の破綻や都市銀行同士の合併・再編により、2013年以降は現在の三菱UFJ銀行(本店:東京)、三井住友銀行(本店:東京)、みずほ銀行(本店:東京)、りそな銀行(本店:大阪)、および埼玉りそな銀行(本店:さいたま)の5行体制となった。このことから、都市銀行は大手銀行である場合が多く、現在では莫大な預金残高を抱えるいわゆるメガバンクとその系列銀行、匹敵する銀行が占める。

また、大手銀行であってもSBI新生銀行あおぞら銀行は旧長期信用銀行法による長信銀の後継銀行であること、各信託銀行は金融機関の信託業務の兼営等に関する法律による銀行、ゆうちょ銀行は国営現業の郵便貯金を出自とする特殊性から、都市銀行と定義されない。
企業グループ
3大財閥系

三菱グループ(旧三菱財閥) - 三菱銀行(→東京三菱銀行→三菱東京UFJ銀行→三菱UFJ銀行)

三井グループ(旧三井財閥)- 三井銀行(→太陽神戸三井銀行→さくら銀行→三井住友銀行)

住友グループ(旧住友財閥)- 住友銀行(→三井住友銀行)

融資系列

第一勧銀グループ - 第一勧業銀行(→みずほ銀行)

芙蓉グループ - 富士銀行(→みずほ銀行)

三和グループ - 三和銀行(→UFJ銀行→三菱東京UFJ銀行→三菱UFJ銀行)

顧客企業獲得状況

帝国データバンクが企業概要ファイル「COSMOS2」に収録されている企業146万社(特殊法人・個人事業主を含む)を対象に行った「全国メーンバンク調査」(2016年12月)によると、都市銀行5行をメインバンクとする企業シェアは20.06%である。地域別では、関東地方で3位まで三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の都銀3行が独占、埼玉りそな銀行(5位)、りそな銀行(9位)も10位以内に入る。近畿地方でも三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行が3位まで独占し、りそな銀行系列の近畿大阪銀行が8位、みずほ銀行も10位にランクインしている。そのほかの地域では、中部地方東海3県)において東海銀行を母体とする三菱UFJ銀行が1位である他は、有力地方銀行や一部の信用金庫信用協同組合がそれぞれの地域で強みを見せており、都市銀行は関東と近畿で強い傾向にあると言える。一方で三大都市圏以外の地方都市においては、地元の地方銀行のシェアが圧倒的な傾向にあり、都市銀行は店舗網も貧弱で存在感は小さい[2]。47都道府県全てに店舗網を有するのは、みずほ銀行のみである(みずほ銀行は地方の場合、県内に数店舗のみの県も多い。都市銀行以外ではゆうちょ銀行も全ての都道府県に店舗を持つ)。

以下、全国順位10位までの銀行を示す(太字は都市銀行)。なお、10位までの順位は2009年の初回調査より変動はなく、三菱UFJ銀行(旧三菱東京UFJ銀行)の首位は8年連続である[3]

順位銀行名社数シェア(%)
1三菱UFJ銀行102,4537.01
2三井住友銀行79,9165.47
3みずほ銀行63,6484.35
4りそな銀行30,2932.07
5北洋銀行24,9111.70
6千葉銀行20,9791.43
7西日本シティ銀行20,0111.37
8福岡銀行19,9761.37
9埼玉りそな銀行17,0311.13
10静岡銀行16,5611.13

現在の都市銀行一覧

2013年7月以降、都市銀行は次の5行に限定されている。埼玉りそな銀行は都市銀行に含める場合とそうでない場合がある。すべて前述の13行の流れを汲む銀行で、これ以外の銀行は都市銀行と呼ばない慣例が存在する(店舗数は2012年3月末時点。日本国外の店舗を含む)。

銀行名グループロゴマーク銀行コード本店所在地店舗数進出都道府県その他の国内グループ行
みずほ銀行みずほフィナンシャルグループ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:48 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef