この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "都営バス北営業所"
都営バス 北自動車営業所
Tokyo Metropolitan Bus Kita bus office
所在地東京都北区神谷3-10-6
営業開始1949年
所管系統数7系統
主な運行担当区域北区・豊島区・足立区の重要地点とJRのターミナルを結ぶ路線
バス収容可能台数約136台(職員自家用車・検収庫分除く)
備考かつてはCNG施設を備え、CNG車も所属していた。
荒川土手操車所
都営バス北自動車営業所(とえいバスきたじどうしゃえいぎょうしょ)は、東京都北区神谷に位置する都営バスの営業所。
王子駅をターミナルに東京都北区、豊島区、足立区南西部およびその周辺の路線と東43系統は文京区、千代田区を担当している。営業所記号は滝野川自動車営業所より引き継いだNを用いる。ナンバーは練馬である。管轄下に練馬支所を置く。最寄り駅は志茂駅、最寄り停留所は北車庫前または北車庫入口である。東京都交通局の職員住宅である北寮、警視庁赤羽警察署が隣接している。本営業所は王子電気軌道と縁が深く、主力路線の王40甲は同社の乗合自動車路線から発展したものである。
沿革
1929年(昭和4年)5月5日:王子電気軌道が乗合自動車の営業を開始。
1935年(昭和10年)10月21日:王子電気軌道、京北乗合自動車を買収。
1942年(昭和17年)2月1日:王子電気軌道、交通事業のすべてを東京市電気局に譲渡。乗合部門の滝野川営業所が滝野川自動車営業所となる。場所は現在の豊島区西巣鴨だった。
1944年(昭和19年)11月19日:戦災被害により、大塚営業所滝野川分車庫に降格。
1949年(昭和24年)3月30日:大塚営業所滝野川分車庫を滝野川営業所として復旧。営業所記号はN。
1957年(昭和32年)1月12日:トロリーバス103系統営業開始。同時に戸山無軌条電車営業所昭和町派出所を開設。
1959年(昭和34年)5月27日:大塚営業所志村分車庫を開設。
1961年(昭和36年)1月1日:志村分車庫を志村支所へ昇格。この時に設定された営業所を表すアルファベットがYである。
1966年(昭和41年)5月21日:志村支所が志村営業所として独立。営業所記号はYのままである。
1968年(昭和43年)4月1日:戸山無軌条電車営業所昭和町派出所の廃止に伴い、滝野川営業所昭和町分車庫を新設。トロリーバス代替603・604系統の運行を開始。
1980年(昭和55年)4月4日:滝野川営業所本所および昭和町分車庫を統合、現在地の北区神谷三丁目に北自動車営業所を開設。営業所記号のNと王40・東43・草64系統も滝野川本所から引き継いだ。
1982年(昭和57年)3月29日:志村営業所の廃止に伴い、同所が担当していた王41・45・57の各系統を当営業所に移管(王78系統は杉並営業所(現・杉並支所)へ移管)、草64系統を北から巣鴨営業所に移管する。以降、K代後期投入から指定車種をいすゞから日産ディーゼルへ。
1987年(昭和62年)
2月:滝野川営業所以来在籍していたいすゞ車で最後の川重製BU04V(N-C490 - 493号車)が経年廃車。
4月:江戸川区の(旧)江戸川営業所今井支所廃止と臨海営業所(現・臨海支所)発足に伴い、北に混在していたいすゞ(富士重工業製)車を今井の日産ディーゼル車と交換し、今井の日デM・N代を除いて両方とも車種統一化を完了[1]。残るM・N代も臨海に移籍後1989年7月までに全車が北に転属している。
1997年(平成9年):CNG充填スタンド設置。CNG車の営業運転開始。
2011年(平成23年)2月22日:この日をもってCNG車が営業運転終了。これによりツーステップ車が全滅し、全車ノンステップに[2]。CNGノンステップ車も臨海支所と深川営業所に全車転出した[3]。
2012年(平成24年)4月1日:東43系統を巣鴨営業所との共管とし、里48系統に参入する。王46系統を廃止のうえ一部区間を里48系統に編入、里48-2系統とする。
2014年(平成26年)3月31日:東43系統の共管を解消。里48系統は引き続き所管。
2022年(令和4年)1月3日:里48系統・里48-2から撤退。
現行路線
王40甲・丙系統王40甲 (N-F463)
(10→)王40甲:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 王子駅 - 豊島五丁目団地 - 荒川土手操車所 - 江北四丁目 - 西新井大師 - 西新井駅
王40甲:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 王子駅 - 豊島五丁目団地 - 荒川土手操車所 - 江北四丁目(最終便のみ)
王40甲:豊島五丁目団地 - 王子駅 - 西巣鴨 - 池袋駅東口
王40甲:豊島五丁目団地 - 荒川土手操車所 - 江北四丁目 - 西新井大師 - 西新井駅
王40甲:西新井駅 → 西新井大師 → 江北四丁目 → 荒川土手操車所前 → 豊島五丁目団地 → 王子駅(通常設定無し、多客時のみ運行)
王40丙:王子駅 → 豊島五丁目団地 → みやぎ水再生センター → 江南中学校 → 豊島五丁目団地 → 王子駅(宮城循環)
王40丙:江南中学校 → 豊島五丁目団地 → 王子駅 (早朝のみ)
王40出入:北車庫 → 王子五丁目 →(溝田橋経由)→ 王子駅前 → 西巣鴨 → 池袋駅東口(王子二丁目は停車せず)
王40出入:池袋駅東口 → 西巣鴨 → 王子駅 → 王子二丁目 → 王子五丁目 → 北車庫
王40出入:北車庫 - 王子五丁目 - 王子駅
王40出入:北車庫 - 王子五丁目 - 王子駅 - 豊島五丁目団地 - 荒川土手操車所 - 江北四丁目 - 西新井大師 - 西新井駅
池袋駅と東武スカイツリーライン西新井駅を王子駅経由で結ぶ北営業所の最主力路線。池袋と西新井をちょうど鉄道空白地帯を縫うように結ぶ路線のため、1日を通して乗客数・本数が多い。しかし収支係数は100前後でかなりの黒字というわけではない[4]。
1946年(昭和21年)に10系統として運行開始した路線である。都営になる前は、王子と池袋の間に王子電気軌道の路線、王子と西新井の間には京北乗合自動車の路線が存在していた。1935年(昭和10年)に王子電気軌道が京北乗合自動車を買収したことで両社の路線を一本化、現在まで続く路線の下地ができる。「王子電気軌道#年表」も参照
当初は大塚営業所の担当で、その後は滝野川営業所本所を経て1980年4月の移転により北営業所の担当となった。
東京都乗合自動車の運行系統の名称・区間においては王40甲と表記されるが、旅客案内上は王40として表記される。基本的に全区間通しだが、豊島五丁目団地折り返し、荒川土手操車所始発、出入便として北車庫発着もある。北車庫から池袋方面への出庫便のみは王子二丁目を経由せず、溝田橋を経由する(溝田橋停留所は存在しないが方向幕、LED行き先表示器に表示されている)。