郷土富士(きょうどふじ)とは、日本を中心に世界各地にある「富士」と呼称される山のこと。その多くは山容が富士山に似ていることによるが、歴史的に富士山と何らかの関係がある山やその土地を代表する山にも「富士」を付したものがある。「ふるさと富士」とも呼ばれる。 地理学者で日本地図センター相談役の田代博によれば、数は400以上で、うち日本国外に約40ヶ所ある[1]。 なお、山ではないが、関東地方周辺では、富士信仰と関連して富士講団体などが江戸時代を中心に築造した「富士塚」の名称に「富士」を付すことがある(富士塚を参照)。 「富士」の名が付く富士塚については、富士塚#主な富士塚及びCategory:富士塚参照。 利尻山(利尻富士) 羅臼岳(知床富士) 斜里岳(斜里富士) 温泉富士
概要
郷土富士一覧
北海道
阿寒富士(あかんふじ、1,476m) - 釧路市(旧・阿寒町)[2]
蝦夷富士(えぞふじ、羊蹄山、1,898m) - 虻田郡倶知安町・京極町・喜茂別町・真狩村・ニセコ町[1][2]
渡島富士(おしまふじ、駒ヶ岳、1,131m) - 茅部郡鹿部町・森町、亀田郡七飯町[2]
音威富士(おといふじ、477m) - 中川郡音威子府村[3]
オホーツク富士/斜里富士(オホーツクふじ/しゃりふじ、斜里岳、1,545m) - 斜里郡清里町[3]
温泉富士(おんせんふじ、660m) - 標津郡中標津町[3]
釜谷富士
北見富士
北見富士(きたみふじ、1,291 m) - 北見市(旧・留辺蘂町)[3]
黄金富士/浜益富士(こがねふじ/はまますふじ、黄金山、739m) - 石狩市(旧浜益郡浜益村)[2]
知床富士(しれとこふじ、羅臼岳、1,661m) - 目梨郡羅臼町、斜里郡斜里町[4]
美瑛富士(びえいふじ、1,888m) - 上川郡美瑛町[2]
富士形山(ふじかたやま、638m) - 樺戸郡新十津川町[3]
母恋富士(ぼこいふじ、141m) - 室蘭市[3]
増毛富士(ましけふじ、暑寒別岳、1,491m) - 増毛郡増毛町、雨竜郡雨竜町・北竜町、樺戸郡新十津川町[3]
利尻富士(りしりふじ、利尻山、1,721m) - 利尻郡利尻富士町・利尻町[2]
東北地方
岩木山(津軽富士)
岩手山(南部片富士)
薬?山(加美富士)
鳥海山(出羽富士)
磐梯山(会津富士)
吾妻小富士
青森県
津軽富士(つがるふじ、岩木山) - 弘前市、西津軽郡鰺ヶ沢町[5]
南部小富士(なんぶこふじ、名久井岳) - 三戸郡南部町、三戸町[3]
十和田富士(とわだふじ) - 十和田市[3]