郡山貨物ターミナル駅
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郡山貨物ターミナル駅
全景(2009年7月)
こおりやまかもつターミナル
Kōriyama Kamotsu Terminal

安積永盛 (1.6 km) (3.3 km) 郡山

所在地福島県郡山市安積町荒井字猫田.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度22分17.7秒 東経140度22分36.0秒 / 北緯37.371583度 東経140.376667度 / 37.371583; 140.376667座標: 北緯37度22分17.7秒 東経140度22分36.0秒 / 北緯37.371583度 東経140.376667度 / 37.371583; 140.376667
所属事業者日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線東北本線
キロ程223.4 km(東京起点)
電報略号コタ
駅構造地上駅
開業年月日1977年昭和52年)3月1日[1]
備考貨物専用駅
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郡山貨物ターミナル駅(こおりやまかもつターミナルえき)は、福島県郡山市安積町荒井字猫田1番地2にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅東北本線所属。

福島県中通りの鉄道貨物輸送の拠点で、着発線荷役方式(E&S方式)を導入している。

本項目では、当駅を包摂する現業機関である郡山総合鉄道部についても記述する。
歴史

郡山操車場として開設され、東北本線の貨物輸送の要だった。郡山操車場は東洋一と言われた規模を有し、1968年にはヤード内入換作業がコンピューター化された[2]。1977年に郡山駅の機能を移し、駅に昇格した。
年表

1965年昭和40年)10月1日:郡山操車場として開設[3]

1968年(昭和43年)8月: 自動化ヤード運用開始[2]

1977年(昭和52年)3月1日:駅に昇格、郡山貨物ターミナル駅開業(一般駅[1][3]。同時にセメントターミナル郡山営業所も開業。

1978年(昭和53年)9月7日小荷物の取扱を廃止(貨物駅となる)[3]

1984年(昭和59年)2月1日:操車場機能を停止。

1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、JR貨物の駅となる[3]

1990年平成2年)3月10日東北地方で初めて着発線荷役方式を導入。

1993年(平成5年)12月:郡山貨物ターミナル駅と郡山貨車区等を統合し、郡山総合鉄道部を設置[4]

2023年令和5年)4月3日:構内にコンテナと一般トラックの積替ステーションを開設[5]

駅構造

203,000m2の敷地面積を持つ地上駅。線路は南北方向に通っており、コンテナホームなどはすべて本線の東側に設置されている。

上下本線の間には上下4本ずつの着発線がある。名称は、西側から下り本線、下り1-4番線、上り4-1番線、上り本線の順。上り本線の東隣にも着発線2本(東1・東2番線)と側線6本(東3-8番線)がある。側線隣の線路(東9番線)が着発線荷役方式 (E&S) を採用する着発線兼荷役線であり、コンテナホームが接する。コンテナホームは島式で、反対側にも2本の荷役線(これらは側線)が敷設されている。

構内の南側にはコンテナ車の検修庫と検修線(検1-4番線)がある。また、隣接して車両の空制機器・部品の検修棟と、郡山総合鉄道部事務室や郡山営業所等が入居する総合事務所棟が合築して設置されている。

検修庫の南側にはセメントターミナル郡山営業所があり、ここへ伸びる荷役線も存在する。この営業所は、かつては貨車によるセメント輸送が行われていたが、2000年3月の大越駅からの到着便をもって廃止された。

着発線を除き、構内の線路の多くは電化されていない。構内の入換作業用に新鶴見機関区所属のHD300形ハイブリッド機関車が常駐している。
取扱う貨物の種類

当駅は、コンテナ貨物と臨時の車扱貨物の取扱駅である。コンテナ貨物は、JR規格で12ft・20ft・30ftの鉄道コンテナと、ISO規格で20ftの海上コンテナを取り扱う。

取扱品目は、発送貨物では酒類、積合せ貨物、医薬品自動車部品などで、到着貨物ではガラス製品、化学工業品清涼飲料水、工業薬品などである。また産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、これらが入ったコンテナの取扱いも可能。
貨物列車・トラック便

(2014年3月15日改正時点)
高速貨物列車
仙台貨物ターミナル駅方面行きの下り列車が1日7本、宇都宮貨物ターミナル駅方面行きの上り列車が11本停車する。そのうち、上り2本が当駅を終点とし、下り1本が当駅を起点とする。列車の行き先は、下り列車は仙台貨物ターミナル駅(1日5本)や、盛岡貨物ターミナル駅札幌貨物ターミナル駅(各1本ずつ)があり、上り列車では、隅田川駅(1日2本)や新座貨物ターミナル駅名古屋貨物ターミナル駅大阪貨物ターミナル駅安治川口駅広島貨物ターミナル駅福岡貨物ターミナル駅(各1本ずつ)などがある[6]。このほか、臨時列車も設定されている。
専用貨物列車
臨時列車が設定されているのみである。
トラック便
会津若松オフレールステーションとの間に1日2往復、東福島オフレールステーションとの間に1日3往復運行されている[7]
利用状況

「郡山市統計書」によると、2017年度(平成29年度)のJR貨物の発送貨物は192,530トン、到着貨物は168,796トンである[8]

近年の推移は以下のとおりである。

貨物輸送推移
年度発送到着出典
2002年(平成14年)267,298201,891[9]
2003年(平成15年)278,454235,117
2004年(平成16年)233,783220,750
2005年(平成17年)221,589220,756
2006年(平成18年)242,978219,593
2007年(平成19年)232,380207,058[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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