邦題
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邦題(ほうだい)は、日本以外の映画名、書籍名、楽曲名などを日本語で付け直したものである。これに関連して、本来の作品名のことを「原題」という。

直訳や意訳、カタカナ転写も邦題であるが、本項では意味が著しく異なるものを特に取り上げる。
邦題の変化

最近では(おもに1990年代後半以降)、「一見外国語表記だが、原題とは全く違う」邦題が付けられることも増えてきている[1]
著しく原題と異なる著名な邦題の例
小説・絵本

赤毛のアン(原題『Anne of Green Gables』、直訳は「緑の切妻屋根」。)

アラバマ物語(原題『To Kill a Mockingbird』、直訳は「マネシツグミを殺すこと」。)

おばけのバーバパパ』(原題『Barbapapa』。翻訳者の山下明生によると『オバケのQ太郎』を意識したものだとのこと[2]

しろいうさぎとくろいうさぎ』(原題『The Rabbit's Wedding』〈うさぎのけっこん〉。ネタバレ回避のため変更[3]

映画

インビジブル』(原題『The Hollow Man』[1]

カル』(原題『tell me something』。韓国映画とすぐわかる題にするため、邦題は朝鮮語を用いた[1]。意味は「刀」)

グリーン・デスティニー』(原題『Crouching Tiger, Hidden Dragon』[1]

『ステューピッド・イン・ニューヨーク』(原題『Kicked in The Head』[1]

マーシャル・ロー』(原題『The Siege』[1]

マイティ・ソー バトルロイヤル』(原題『Thor: Ragnarok』)

塔の上のラプンツェル』(原題『Tangled』)

ワイルド・スピード』(原題『The Fast and the Furious』)

マイ・インターン』(原題『The Intern』)

シンクロナイズドモンスター』(原題『Colossal』)

紅海リゾート -奇跡の救出計画-』(原題『The Red Sea Diving Resort』)

でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』(原題『Clifford the Big Red Dog』)

バス男』(原題『Napoleon Dynamite』) - ただし、後に問題とされ『ナポレオン・ダイナマイト』と単純な原題のカタカナ転写に改題される。

脚注^ a b c d e f 「原題? いいえ、日本だけ 外国映画、配給元が『日本オリジナル』」『朝日新聞』2000年8月30日付朝刊、27面。
^MOE』2015年11月号、73頁。
^ 『MOE』2015年11月号、30頁。

関連項目

邦題を複数持つ作品一覧

外部リンク

洋画の邦題は苦心の産物 (読売新聞2007年4月20日)


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