遠山の金さん
ジャンル時代劇
原作陣出達朗
企画勝田康三(テレビ朝日)
渡辺洋一(東映)
脚本放映リストを参照
監督放映リストを参照
出演者高橋英樹
由紀さおり
古代一平
遠山の金さん(とおやまのきんさん)は、テレビ朝日系列にて放送された高橋英樹主演の連続テレビ時代劇。全2シリーズ計198話。第1シリーズが1982年4月8日から1985年9月19日まで毎週木曜夜8時からの1時間枠で全156話が放送され、毎週火曜夜9時からの1時間枠へ移行後の第2シリーズは『遠山の金さんII』と改題され、1985年10月15日から1986年9月16日まで全42話が放送された。 NET → テレビ朝日系列で放送された「遠山の金さん」を主人公にした時代劇としては中村梅之助版以来5作目であり、1979年10月に杉良太郎版第2シリーズが終了して以来2年半ぶりに放送が開始された作品である。また、高橋英樹としては、1981年9月に放送が終了した人気作『桃太郎侍』(日本テレビ)以来半年ぶりに主演した連続テレビ時代劇である。4年半にわたって放送された全198話は、同系列で放送された『遠山の金さん』作品としては、1988年に放送開始した松方弘樹版に次いで2番目に多い話数であり、高橋主演の連続テレビ時代劇としても『桃太郎侍』に次いで2番目に多い話数となっている。 高橋はそれまで、前述の『桃太郎侍』をはじめ、『おらんだ左近事件帖』(フジテレビ)『ぶらり信兵衛 道場破り』(同)『十手無用 九丁堀事件帖』(日本テレビ)など、武士(とりわけ浪人)役を演じることが多かった。よって当作品のように、正体は武士であるが、江戸言葉を話す町人を演じるのは当時としては異色であった。当作品終了後に主演した連続テレビ時代劇は『三匹が斬る!』であり、やはり浪人役であった。 物語の特色としては殺陣が挙げられる。主演の高橋は殺陣を得意としているが、当作品では町人姿で悪人と戦うことがほとんどであるため、基本的に最初から日本刀を使った殺陣を行うことはない。そこで当作品においては、高橋が、それまでとは違う金さんの役作りをするため、好んで見ていた新体操のリボンやロープをヒントにして考え出した「手ぬぐいを使った殺陣」を披露している。
概要