道徳的個別主義
[Wikipedia|▼Menu]

道徳的個別主義(: Moral particularism または : Ethical particularism)は、倫理学における立場の一つ。あらゆるタイプの事例に利用、適用できるような道徳原理、すなわち全ての場合について正しい行い・正しくない行いを規定してくれるような一般的な規則はない、と考える立場。具体的な道徳的な判断は個別の事例それぞれについて行われるとする。特殊主義とも訳される。あらゆる事例に適用できる普遍的な道徳原理があると考える普遍主義(generalism)の立場と対立する。

個別主義の立場を取る代表的な人物にジョナサン・ダンシー(Jonathan Dancy)がいる。ダンシーは道徳原理は、具体的な行動を導き出してくれるようなハッキリとしたルールではなくゆるい指針であり、それに頼ると時に判断を誤らせる可能性さえあるものとする。
文献

Dancy, Jonathan (2004). Ethics without principles, Oxford: Oxford University Press.
ISBN 978-0199270026

外部リンク

日本語

安彦一恵 " ⇒
道徳的個別主義批判(一) -ロス、ダンシーの個別主義 -" DIALOGICA 第10号 2007年3月

英語

Moral particularism (英語) - スタンフォード哲学百科事典「道徳的個別主義」の項目。










哲学
西洋哲学 - 東洋哲学
歴史

古代哲学

インド哲学

ヒンドゥー哲学

ジャイナ哲学


仏教哲学

中国哲学

ギリシア哲学

ヘレニズム哲学

ローマ哲学

ペルシア哲学

中世哲学

キリスト教哲学

スコラ学


イスラーム哲学

初期イスラーム哲学(英語版)


ユダヤ哲学

ユダヤ・イスラーム伝統哲学(英語版)


近世哲学

経験論

合理論

現代哲学

大陸哲学

分析哲学


一覧

概要

一覧(英語版)

学派(英語版)

用語(英語版)

哲学者

運動(英語版)

分野



形而上学

存在論

認識論

論理学

テーマ別

行動

芸術

生物学

化学

映画(英語版)

教育

経済学

環境

地理

情報

医療(英語版)

歴史

人類学

ユーモア(英語版)

言語



文学(英語版)

数学



音楽

存在

哲学

物理学

政治

心理学

宗教

科学

社会科学

テクノロジー

戦争


学派

ソクラテス以前

アカデメイア派

プラトニズム

新プラトン主義

逍遙学派

アリストテレス主義

ストア派

キュニコス派

懐疑論

エピクロス派


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:28 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef