遊び場
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、施設について説明しています。その他の用法については「遊場」をご覧ください。

この記事には参考文献外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2022年11月)
遊び場 ブランコと滑り台 多目的アスレチック遊具 水遊び場

遊び場(あそびば)とは、子供幼児児童)が楽しく、安全に遊べるためにさまざまな遊具を備えた場所(施設)である。日本では従来の児童公園(じどうこうえん)と呼ばれた施設もこれに含まれる。
概要

遊び場は、住宅地や団地、ショッピングセンターや商店街の一角にあるような、子供を遊ばせる場所(施設設備)の総称である。後述するように公園一般とは異なる施設であるが、日本国内においては、地方自治体が設置する街区公園(旧称「児童公園」)が含まれ、またデパートスーパーマーケット内に、店舗が管理する屋内型の物が設置されている場合もある。

一般には、これら子供の遊び場としての場所には、シーソー鉄棒滑り台砂場ブランコジャングルジムなどの遊具が用意されている。噴水や人工的な小川といった水遊びの場を設けるところもある。多くの場合に於いて、事故防止の観点から親などの保護者が目の届く程度の広さ(おおよそ地番1筆分)しかない。

近年では、単純な機能で同時に遊べる人数も限られる伝統的なブランコやシーソーといった物から、アスレチック的で冒険的要素を含み、また大勢の子供が同時に遊べて、逆に所定の人数が揃わなくても遊べる総合的な大型遊具が増える傾向も見られ、遊具を供給するメーカー側も、様々なタイプの総合大型遊具を開発・提供している。アスレチック施設に代表されるものは広い敷地を持ち、保護者と一緒に回るタイプの物まであるが、一般には子供を見守る保護者のためのベンチなどが置かれていて、保護者の休憩場所としても利用される。

体を使って遊ぶ事から、身体機能の育成に対する効果が期待されていると共に、年齢も出身も異なる幼児・児童が入り混じって仲良く遊ぶ事により、一定の社会性に対する体験学習の場としての効果も期待される。

一般にいう所の公園とは違い、散歩をしたり草木に目を和ませたりする用途に利用される事よりも、子供を遊ばせるために適した遊具を利用する事が主体となる施設であるが、樹木や花を愛でると言う情操教育の一環として、一定の樹木が植えられたり花壇が設けられている場合もある。

この他にも日本国内外において、神社や町内会の敷地に遊具を設置、地元有志や町内会関係者らによって管理されているところもある。また有料で運営企業より提供される管理の行き届いた施設またはミニ・テーマパーク様のものや、任意慈善団体や市民団体によって管理・運営されている物もみられ、子供の健全な発育を通して、社会の健全性向上に対する効果が期待されている。有料のものや店舗付帯のものは一種の収益事業であるが、無料のものでは公共の場として誰でも一定の節度を持って利用できるものと位置付けられている。
危険性の排除と安全性の確保

これら施設では子供の負傷防止といった理由から、一部遊具が禁止・撤去されるケースが年々増加する傾向にある。過去に指を挟まれたり乗っていた子供が投げ出される・破損した遊具が倒れかかってきて負傷、または死亡するといった痛ましい事故も発生し、事故原因究明の上で問題の発見された遊具が回収されるケースも見られる。

その一方で、ボールが勢い良く飛んで行く種類のスポーツの練習(キャッチボールなど)が禁じられたり、の散歩で立ち入ることも好ましくないとされているところもある(犬に関してはペットまたはコンパニオンアニマルの項も参照されたし)。

これら施設は子供の健全な発育に欠かせない体を動かす遊びの場を提供すると共に、それらの遊びを通じて児童が事故を起こさないように配慮されている。近年では遊具を故意に破損しやすい状態にしたり、児童に対する暴行や傷害といった事件も起こる事から、有志または専門に雇われた大人が遊具を常に安全な状態に保つと共に、これら児童に危害を加えかねない不審者に対する警備を行うケースも見られる。(下記参照)
用途による区分け

また子供の遊び場であるこの施設では、サッカー野球ゴルフスケートボードなど一部の子供たちだけで広い面積を占有したり、またそれで使うボールや球などが他の子供たちに当たって、怪我や障害を及ぼすような種類の危険度の高い遊びは小規模な公園では概ね禁止されている。

これは特に危険から身を守る術を持たない幼児も、活発に活動する児童に混じって遊ぶ事も多いための配慮である。なおそうした児童の成長には欠かせないと考えられているスポーツ活動のためには、スポーツ公園、あるいは自転車の練習や交通ルールの学習のための交通児童公園などが別途設置されていることも多い。

当然ながらエアソフトガンパチンコブーメランフリスビーのような「危険な飛び道具」で遊ぶ事も、狭い公園では多くが禁じられている。
発展

子供の創造的な遊びの工夫を促すため、冒険遊び場プレイパークのようなものも少しずつ見られるようになってきた。東京都世田谷区の羽根木プレイパークなどがその例である。

また小さなサイズの水族館(淡水魚のみ、近在の河川の魚のみなどに限った)や動物体験コーナー(ヤギウサギなど)などと合わせた遊び場も少なくない。人工的に作った小川に自然の動植物を配するところも見られる。明仁上皇の成婚を記念して全国に作られたこどもの国などは、そういうタイプの遊び場となるだろう。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:17 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef