週刊 赤川次郎
ジャンルテレビドラマ
原作赤川次郎
企画一志順夫、渡辺和哉
脚本草野陽花、木村卓矢 ほか
演出石川北二、滝本登鯉
谷口昌晃、千村利光
出演者岩田さゆり
はねゆり
平田薫
北原雅樹
平泉成
やついいちろう
(エレキコミック)
スネオヘアー ほか
エンディングスネオヘアー
「気まぐれな季節のせいで」
製作
プロデューサー木村京太郎、小川文平
山川典夫、伊賀宣子
制作テレビ東京
エピックレコードジャパン
読売広告社
博報堂DYメディアパートナーズ
放送
放送国・地域 日本
放送期間2007年7月3日 - 9月25日
放送時間火曜日 17:30 - 18:00
放送分30分
回数13
公式サイト
『週刊 赤川次郎』は、2007年7月3日から9月25日までテレビ東京系列で毎週火曜日17:30 - 18:00(JST)に放映されたテレビドラマ。全13話。字幕放送(一部地域を除く)・ハイビジョン制作。 赤川次郎の短編集をオムニバススタイルのドラマとして放送しているのが本作である。このドラマは『少年少女ドラマ』とあるように、子供から大人まで楽しめる構成となっている。また、オムニバスにすることでそれぞれの話をテンポよく進ませることができ、視聴者を飽きさせない展開になっていることも見逃せない要素となっている。 それぞれの物語は『幽霊屋敷の電話番』に登場する、アイドルの石川ひかり(岩田さゆり)と彼女のマネージャー・太田信一(片桐仁)と関係する人物と何らかの形で繋がりを持っており(つまりこれらの物語は同一世界)、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}最終的には視聴者を驚かせるクライマックスが用意されているという[要出典]。 売れないアイドルのひかりは、マネージャーの太田が取ってきたテレビの仕事で、ある屋敷の一室にいた。そこでひかりはたった一人で一晩を過ごすこととなるのだが、実は3年前に大学の学部長・梅津が妻子とともに一家心中した場所であった。その時、部屋の電話が鳴り出した。その電話の向こうにいたのは…?(第1 - 13話) 3か月前、トンネル内で殺人事件が発生。その現場を偶然通りかかった盲目の少女・礼美は視力回復の手術を翌日に控えていた。執刀医である黒田はそんな礼美の心の支えとなっていた。黒田の婚約者を名乗るインターンの京子は、二人の様子に嫉妬し、礼美に接近。一方、黒田の元には殺人事件を捜査している宇田刑事が現れた。殺人事件の真相はいかに?(第1 - 6話) 安部の妻・靖代は自分がガンに侵され、あと一年の命だという宣告を受け、ショックのあまり倒れてしまう。自宅に戻った翌日、靖代は一人娘の絹江の制服を着て、安部と絹江の前に現れる。ガン告知のショックで精神が17歳に戻ってしまった靖代は、今が真夏であるにもかかわらず、「今日3月17日は私にとって忘れられない日になるの」と告げる。そして二人を振り切って家を飛び出した矢先、大富豪・宮島の乗った車にはねられてしまう。靖代の願いを叶えるため、宮島から贈られた一億円を使い、絹江は23年前のブラスバンド部卒業パーティーを再現させようと、当日参加した卒業生・在校生の協力を仰ぐことに。果たして当日一体何があったのか?(第7 - 13話)
概要
作品あらすじ・キャスト
幽霊屋敷の電話番
石川 ひかり〈18〉
演 - 岩田さゆりデビュー2年目のアイドルで、ミステリーと関西弁を話す男性が好き。仕事で滞在した旧梅津邸で加代子からの電話を受け、彼女のために奔走する。シリーズ全体を通じてのヒロインを演じる。
太田 信一〈31〉
演 - 片桐仁(ラーメンズ)ひかりのマネージャー。東北出身で加藤とは大学時代からの友人。大学時代には与謝野晶子同好会に所属。ひかりが旧梅津邸で体験した出来事を初めは信じようとせず、加代子のために動くひかりに対し、協力を断る。しかし事件のことも、一人で奔走するひかりの様子も気になり出して、独自で調査を始め、ひかりに協力するようになる。
梅津 始〈46〉
演 - 花ヶ前浩一明和医科大学の学部長。抗がん剤の開発では日本の権威だった。3年前、京子と加代子を道連れに一家心中。自身は服毒自殺している。梅津は以前から遊び人だと知っていた金沢と加代子の交際を反対していた。それを苦にして加代子が自殺したふりをしたが、元から心臓を患っていた梅津がそれを見て発作を起こしてしまい、発作を抑える常備薬だと思って加代子が飲ませた薬によって(実は金沢によって中身がすり替えられた研究室にある毒薬とは知らないまま)そのまま死を迎えた。原作では有名大学教授となっている。
梅津 京子〈44〉
演 - 塚田美津代
梅津 加代子〈22〉
演 - 松岡恵望子梅津の娘。一家心中の際、天井のはりに電話のコードをかけ、首吊り状態で死亡していた。仕事で旧梅津邸を訪れたひかりにあの世から電話をかけ、金沢への伝言を託した。好意を持っていた金沢との交際を梅津に反対されたことが原因で、金沢から狂言自殺の計画を持ちかけられた加代子は指示どおり自殺したふりをした。そしてそれを見て心臓発作を起こした梅津に、あわてて発作を抑える常備薬を飲ませるも、研究室にある毒薬と中身がすり替えられていることを知らない加代子は、自分のせいで父が亡くなったと思い、電話のコードを切って首を吊った。
近藤 正治
演 - 山根博
金沢 和生
演 - 丸山智己明和医科大学で助手を務めている。交友関係が派手で、加代子とも生前交際していたが、学部長の娘・有希との結婚を控え、現在これまでに付き合ってきた女性との関係を清算中。またかつてはギャンブルで借金を抱えていたが、現在は高級外車を乗り回す生活。ひかりを「学のない三流タレント」と罵倒する。近藤とは友人関係。借金のあった金沢は梅津を妬む小栗学部長に買収されて殺人計画を立て、自分に好意を持っていた加代子の協力も仰ぎ狂言自殺を実行した。有希と婚約する前には、複数の女性との交際をしていた金沢だったが、彼が本当に愛していたのは加代子で、交際を反対していた梅津に認めてもらい、加代子と一緒に暮らすことを望んでいた。
小栗学部長
演 - 螢雪次朗明和医科大学学部長で有希の父。実は常に光の当たる存在だった梅津を妬んで死に追いやるために、加代子との交際を認めてもらいたかった金沢を利用し、彼に狂言自殺を指示した。
小栗 有希
演 - 松岡璃奈子小栗学部長の娘。金沢と婚約中。
ディレクター
演 - 牧田侑士(ヤニィーズ)梅津一家が心中した部屋でひかりが一晩を過ごす番組企画を手がける。
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演 - 大蔵省(ヤニィーズ)
金沢の交際相手
演 - 青木紀子
刑事
演 - 村瀬香奈梅津一家心中事件を捜査していた刑事で、明和医科大学の清掃員になりすましたり、金沢のアパートやパーティー会場に潜伏していた。
刑事
演 - 木村卓矢
その他
竹下明希
美しい闇
丸山 礼美〈18〉
演 - はねゆりトンネルで起きた殺人事件の現場に偶然居合わせた盲目の少女。両親とは幼い頃に事故で死別し、視力もその時に失った。ひかりの幼なじみ。
黒田医師〈27〉
演 - 阿部進之介礼美の視力回復手術を執刀することになっている。京子と婚約中で次期院長の座を狙っている。担当患者だった久子に弱みを握られ、彼女の存在が京子との結婚に邪魔となり殺害に至った。
笹村 京子〈20〉
演 - 山下結穂笹村院長の娘でインターンをしている。原作では佐々木正江。
中木 久子〈26〉
演 - 永井正子
浜上 一郎〈28〉
演 - 加藤裕人殺人事件の容疑者の一人。銀行員で久子の勤めるキャバクラの常連客。
吉永 信夫〈40〉
演 - 木村卓矢殺人事件の容疑者の一人で、ギター教室の講師をしているが、久子のヒモ的存在。
奥松 尚次〈25〉
演 - 山根博殺人事件の容疑者の一人でフリーター。久子とは別れと元鞘を繰り返す仲だったが、久子に暴力を振るっていた。
宇田
演 - 斎藤歩殺人事件を捜査している刑事。
笹村院長
演 - 鹿内孝黒田の勤務する病院の院長。京子の父。原作では佐々木院長。
遊園地のスタッフ
演 - 小梅太夫幽霊屋敷の前で呼び込みをしているが、なぜかネタをやる時の服装をしている。
刑事
演 - 谷中啓太
ホステス
演 - くらなりん
看護師
演 - 安藤弘子
礼美が見た暗闇の亡霊
演 - 樋口史、牧田侑士(ヤニィーズ)
その他
鈴木佳奈、本多順子、村瀬香奈
青春の決算
安部 絹江〈17〉
演 - 平田薫安部と靖代の一人娘で、高校生。
安部 紀之〈41〉
演 - 尾美としのりひかりが所属する芸能プロダクション・ABEプロダクションの社長。星雲高校在学時にブラスバンド部の後輩だった靖代と結婚。
安部(森) 靖代〈40〉
演 - 南野陽子安部の妻。ガンで余命一年の宣告を受けたショックで倒れ、精神が17歳に戻ってしまう。
沢井 弥江子〈40〉
演 - 池田昌子靖代の高校時代の親友。靖代が柳原に告白する場をセッティングするために、靖代が音楽準備室で待っていると書いたカードをつけ花束を渡した。その後音楽準備室に向かう途中で見かけた女性の人影を靖代と間違えた柳原は弥江子を抱きキスをした。