連州(れんしゅう)は、中国にかつて存在した州。隋代から民国初年にかけて、現在の広東省清遠市北部に設置された。
概要・游安
621年(武徳4年)、唐が蕭銑を平定すると、熙平郡は連州と改められた。742年(天宝元年)、連州は連山郡と改称された。758年(乾元元年)、連山郡は連州の称にもどされた。連州は江南西道に属し、桂陽・陽山・連山の3県を管轄した[2]。
宋のとき、連州は広南東路に属し、桂陽・陽山・連山の3県を管轄した[3]。
1276年(至元13年)、元により連州に安撫司が置かれ、江西等処行中書省に直属した。1280年(至元17年)、連州安撫司は連州路総管府と改められ、湖南道宣慰司に属した。1282年(至元19年)、降格して散州となり、広東道に属した。連州は連山県1県を管轄した[4]。
1369年(洪武2年)、明により連州は廃止された。1381年(洪武14年)、再び連州が置かれた。連州は広州府に属し、陽山・連山の2県を管轄した[5]。
1727年(雍正5年)、清により連州は直隷州に昇格した。連州直隷州は広東省に属し、陽山県1県を管轄した[6]。
1912年、中華民国により連州直隷州は廃止され、連県と改められた。
脚注^ 『隋書』地理志下
^ 『旧唐書』地理志四
^ 『宋史』地理志六
^ 『元史』地理志五
^ 『明史』地理志六
^ 『清史稿』地理志十九
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