連合政権
[Wikipedia|▼Menu]

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2017年2月)

閣外協力(かくがいきょうりょく)とは、連立政権における政府与党への参加の一形態。内閣閣僚を出さずに、政策協定を締結し連立政権に参加すること。
目次

1 日本における閣外協力

2 イギリスにおける閣外協力

3 ギリシャにおける閣外協力

4 Confidence and supply

5 脚注

6 関連項目

日本における閣外協力

日本の例としては、以下のようなものがある。

第5次吉田内閣自由党政権)における改進党

第2次大平内閣自由民主党政権)における新自由クラブ

羽田内閣非自民・非共産連立政権)における新党さきがけ新党みらい

第2次橋本内閣第2次橋本改造内閣自社さ連立政権(後の自由民主党政権))における社会民主党新党さきがけ

正式な政策協定は結んでいないが、以下のようなものも実質的には閣外協力している。

村山内閣村山改造内閣(自社さ連立政権)における自由連合[1]

小渕第2次改造内閣(自自公連立政権)・第1次森内閣(自公保連立政権)における改革クラブ[2]

麻生内閣第一次自公連立政権)における改革クラブ[3](第1次森内閣の同名政党とは別組織)

鳩山由紀夫内閣民社国連立政権(後の民国連立政権))・菅内閣野田内閣(民国連立政権)における新党日本[4](後に野党に転ずる)・新党大地[5](後の新党大地・真民主、後に野党に転ずる)

第3次安倍第2次改造内閣(第二次自公連立政権)における新党大地[6]日本のこころ[7]

イギリスにおける閣外協力

1886年に成立した
第2次ソールズベリー侯爵内閣自由統一党が閣外協力

2017年に成立した第2次メイ内閣民主統一党が閣外協力

ギリシャにおける閣外協力

2012年6月ギリシャ議会総選挙全ギリシャ社会主義運動が閣外協力を選択

Confidence and supply

英語で"Confidence and supply"(信任と予算)と呼ばれるものがある。Confidence and supplyは、政府の信任[8]と、予算案賛成の協定を結ぶことを意味する。政権維持に協力する点で、部分連合より政府への協力の度合いは深いが、与党(Government)には含まれず、Confidence and supply を欠くと信任が維持できない政権は少数与党(Minority government)となる。個別の政策では独自性を維持する点で閣外協力よりは協力の度合いは浅いともいえるが、日本以外の国では一般に、信任および信任と直結する予算などの重要議案を除くと与党内の党議拘束も日本に比べて緩やかであるため、一概には比較はできない。イギリスにおいて2017年以降の民主統一党保守党政府に対して Confidence and supply の立場にあるが、日本語では閣外協力と表現されている[9]

このほか、2005年11月から2008年10月まで[10]ヘレン・クラーク首相が率いたニュージーランド労働党政権や、1985年から1987年までのオンタリオ自由党(英語版)政権が、他党のConfidence and supplyを受けて少数与党内閣を組織している。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef