逢坂 剛
おうさか ごう
誕生 (1943-11-01) 1943年11月1日(80歳)
日本・東京都文京区
職業小説家
最終学歴中央大学法学部卒業
活動期間1980年 -
ジャンル推理小説、冒険小説、時代小説
代表作『カディスの赤い星』(1986年)
『平蔵狩り』(2014年)
主な受賞歴オール讀物推理小説新人賞(1980年)
日本冒険小説協会大賞(1986年)
直木三十五賞(1987年)
日本推理作家協会賞(1987年)
吉川英治文学賞(2015年)
デビュー作「暗殺者グラナダに死す」
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示
逢坂 剛(おうさか ごう、1943年11月1日[1] -)は、日本の小説家、推理作家。本名:中 浩正[2][3]。
父は挿絵画家の中一弥[4]。東京都文京区生まれ[5]。 開成中学校・高等学校を経て[2]、1966年に中央大学法学部を卒業後[5]、博報堂に勤務する傍ら、執筆活動を行う[4]。17年ほど兼業した後、1997年に社屋が芝浦に移るのを機に31年勤めた同社を早期退職し、神田神保町にオフィスを構える専業作家となった[5][4]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}2001年から2005年まで日本推理作家協会理事長を務めた[要出典]。 17、8歳の頃から独習でクラシック・ギターを弾いていたが、大学時代に限界を感じる[6]。そんな時、神保町のシャンソン喫茶で、サビーカスのフラメンコギターのレコードを聞いて衝撃を受け[6]、カンテ・フラメンコを聴いて夢中になる[7]。それがきっかけで本場のスペインにも興味をもち、1971年には2週間の有給休暇をとって初めて現地を旅行した[4][7]。このことが影響し、作家になってからも『カディスの赤い星』をはじめとしてスペインを舞台にした作品を多く執筆している[4]。また、オフィスにはギターがいくつも置かれているという[4]。 愛棋家 古書と食に精通することでも知られ、神田神保町での行きつけのカレー店を『十字路に立つ女』など自身の作品にも登場させている[8]。また、ラドリオには中央大学在学時代から訪れており[9]、1986年「カディスの赤い星」で直木賞受賞の連絡は店頭で受け取った[10][11]。 『MOZU』としてTBSとWOWOWの共同制作で2014年にドラマ化された。『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』を原作とする。主演は西島秀俊。
来歴
人物
略歴
1980年 -「屠殺者よグラナダに死ね」(後に「暗殺者グラナダに死す」に改題)により第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。
1986年 -『カディスの赤い星』により第5回日本冒険小説協会大賞を受賞。
1987年 - 同作により第96回直木三十五賞[12]、第40回日本推理作家協会賞を受賞[13]。
2014年 - 第17回日本ミステリー文学大賞を受賞。[14]
2015年 -『平蔵狩り』により第49回吉川英治文学賞を受賞。[15]
2020年 - 第61回毎日芸術賞を受賞[16]。
著書リスト
現代小説
シリーズ作品
百舌シリーズ(公安警察シリーズ)
裏切りの日日(1981年2月 講談社 / 1986年7月 集英社文庫)- シリーズ序章
百舌の叫ぶ夜(1986年2月 集英社 / 1990年7月 集英社文庫 / 1998年4月 大活字本シリーズ【上・下】 / 2014年3月 集英社文庫【改訂新版】)
幻の翼(1988年5月 集英社 / 1990年8月 集英社文庫 / 2014年3月 集英社文庫【改訂新版】)
砕かれた鍵(1992年6月 集英社 / 1995年3月 集英社文庫 / 2014年3月 集英社文庫【改訂新版】)
よみがえる百舌(1996年11月 集英社 / 1999年11月 集英社文庫)
?の巣(2002年6月 集英社 / 2005年4月 集英社文庫)
墓標なき街(2015年11月 集英社 / 2018年2月 集英社文庫)
百舌落とし(2019年8月 集英社 / 2022年3月 集英社文庫【上・下】)- 完結
岡坂神策シリーズ
クリヴィツキー症候群(1987年1月 新潮社 / 1990年1月 新潮文庫 / 2003年7月 講談社文庫)
収録作品:謀殺のマジック / 遠い国から来た男 / オルロフの遺産 / 幻影ブルネーテに消ゆ / クリヴィツキー症候群
十字路に立つ女(1989年2月 講談社 / 1992年5月 講談社文庫 / 2017年11月 角川文庫)
斜影はるかな国(1991年7月 朝日新聞出版 / 1994年7月 講談社文庫 / 1996年2月 朝日文芸文庫 / 2003年11月 文春文庫)
ハポン追跡(1992年9月 講談社 / 1995年10月 講談社文庫)
【改題】緑の家の女(2017年2月 角川文庫)
収録作品:血の報酬 / ハポン追跡 / 首 / 消えた頭文字 / 緑の家の女
あでやかな落日(1997年7月 毎日新聞社 / 2001年2月 講談社文庫)
カプグラの悪夢(1998年5月 講談社 / 2001年8月 講談社文庫)
【改題】宝を探す女(2017年3月 角川文庫)
収録作品:暗い森の死 / カプグラの悪夢 / 転落のロンド / 宝を探す女 / 過ぎし日の恋
牙をむく都会(2000年12月 中央公論新社 / 2003年2月 C★NOVELS【上・下】 / 2006年3月 講談社文庫)
墓石の伝説(2004年11月 毎日新聞社 / 2008年4月 講談社文庫)
バックストリート(2013年6月 毎日新聞社)
御茶ノ水警察署シリーズ
Size:161 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef