逆ナン
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この項目では、異性交友について説明しています。米国の都市については「ナンパ (アイダホ州)」をご覧ください。

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ナンパは、面識ない者に対して、公共の場[1]で会話、遊びに誘う行為。その行為を行う者は軟派(なんぱ)と呼ばれる。英語圏では、「(異性を)拾う行為」という意味から、「pick up」と呼ぶ。日本語圏以外で「nanpa」で通じる国もある。


目次

1 概要

2 ゲーム

3 参考

4 性犯罪との関連性

5 脚注

6 関連項目


概要

軽薄な印象があるため忌避されることもあるが、「ナンパ行為」は出会いの一つの方法として古くから用いられている。一般には繁華街の路上、海、ディスコ(いわゆるクラブ)、ゲームセンターなどで行われることが多く、1980年代後半からバブル景気の頃には、ディスコがその実践の場として首都圏に住む若者の一部に流行し、マハラジャやKING&QUEENなどに出現する、都内の大学生を中心とするナンパ学生集団ゲッターズが一部で有名になった[要出典]。

ナンパをする人間の集まる場所として有名な場所は大都市圏で集中して溜まり場と化す。

昔から盛んで有名な場所は渋谷新宿池袋で、西日本になると道頓堀心斎橋をつなぐ「ひっかけ橋」が有名。

『日本国語大辞典』によると軟派は明治時代の新語であって、当初は政治用語で「意見や主張が軟弱な党派」「強硬な意見を主張することのできない者」の意味(用例初出1892年)であったが、これを応用して「新聞・雑誌で、社会面や文芸、またはつや物などの記事を担当する部門やその記者」(初出1901年)、「異性との交遊や、華美な服装を好んでする青少年の一派」(同1909年)の用法が生じたという[2]

最近では、「恋愛関係・異性間交友(男女関係)を避ける態度」は「硬派」、その逆の「恋愛にうつつを抜かし、異性を追いかける態度」は「軟派」と呼ばれるが、そこから転じて、「異性に声をかける行為」を指してカタカナ言葉の「ナンパ」と呼ばれるようになった。また、ナンパをしそうな軽薄な人物を指して「ナンパ野郎」と呼ぶ場合もある。かつては「ガールハント」とも言われた。「ひっかける」という言い方もある。出会いの無い者が行う場合もあり、「軟派」とは一概には言えない。

断っても執拗に追いかけてくるナンパが問題視されている。そのようなナンパ行為については、軽犯罪法で取り締まりの対象となることがある。また鉄道地内におけるナンパ行為は鉄道営業法で取り締まりの対象となっている。

アダルトビデオにおいては、多くの人間と性行為等をした女性やカメラの前で何度か裸を晒しているAV女優の性行為等を嫌うユーザーのニーズに対応するために、AVメーカーが女性をナンパしたすぐ後で性行為をする過程を撮影することで、カメラの前で裸を晒していない素人女性の性行為等であることを売りにする企画がある(「ナンパ物」※中には土下座ナンパというジャンルもある)。だが、実際には過去に出演経験があるAV女優がナンパされた素人女性という設定にする演出(ヤラセ)のケースが多い。21世紀に各自治体の迷惑防止条例で公共の場所でアダルトな役務のスカウト行為に関する刑事罰が規定されてからは、アダルト出演を事前に承知していない女性がナンパで出演するケースはほぼ無くなっている。

ナンパは男性が女性を誘うことを意味する場合が多いが、女性から男性を誘う逆ナンパ略して逆ナンと呼ばれる。近年都会では珍しい現象ではないが、ボッタクリの店に連れて行かれたり、美人局だったりすることもある。

インターネットが普及してからは、従来の路上で行うストリートナンパ(ストナン)だけでなく、出会い系サイトなどのネットサービスを利用したネットナンパ(ネトナン)という形も誕生した[3]。またストナンについても、ナンパ師の一部にはそのノウハウや自身の達成などをブログ上で発表したり、別のナンパ師とネット上で交流したり、電子掲示板でコンビナンパの相方を探したりすることがある[4]
ゲーム

いわゆるギャルゲーの類型の一つに、あちこちうろついて、出会った女の子と仲良くなる(深い仲になったらゴール)というパターンがあり、これを「ナンパ系」と呼ぶ場合がある[5]。代表的なのは「TOKYOナンパストリート」「同級生シリーズ」など。ちなみに「同級生」(PC98版)の場合、インストールするとハードディスク内に「NANPA」というディレクトリを作成してここに収まり、その中のNANPA.batを実行することでゲームを起動することになっていた。高身長のイケメンが手軽な出会いに飽き、ゲーム感覚でナンパを実行する現象もある。[6] また、友人とどちらが成功するかという数を競うゲームを行う者達が存在し、しだいに感情が失われる者が現れている。[7] アーケードゲーム用の脱衣麻雀シリーズ「ハイレートDVDシリーズ」をリリースしていた日本物産も、「ザ・ナンパ」とは名前で決めて販売していた。ゲームの内容は四人の女の中に一人を決めて、麻雀でプレイするやり方だった。そのプレイの中に見る女のビデオは、「ザ・ナンパ」なデイトに当たっていた。
参考

1994年ナンパをしたことのある男子のうちセックスまで到達する男子の比率は30.8%であった。ナンパした際、相手女性の無反応率0%の者が18.8%存在していた。その一方で無反応率75%以上の者が、41.6%存在していた(無反応率66%以上だと60.4%存在)。ナンパされたことのある女子のうち、お茶などについていく比率は7.8%、セックスをする比率は2.8%であった。ナンパされるかもしれないと思ってにぎやかな場所に出かけることが1,2回ある女子が15.6%、何回もある女子が5.2%、いつもそう の女子が0.5%存在していた。
[8]

2004年ナンパをしたことのある男子のうちセックスまで到達する男子の比率は9.1%である。ナンパされたことのある女子のうち、お茶などについていく比率は2.8%、セックスをする比率は0.7%である。また、ナンパされ、その場だけでなく何カ月も付き合ったことがある女子は3.6%である[9]

性犯罪との関連性

女性の意思ではなく、腕を掴むなど強引だったり、脅しに近いようなかたちで納得させて強姦罪や強姦未遂罪で逮捕された事例がある。昔と比べ防犯カメラが低コストで導入できる影響でパーキング、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、タクシー、高速道路、公園、民家、ホテル街など街のいたるとこにカメラ設置がされていることで検挙率は上がっている[要出典]。
脚注

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^ 繁華街の路上、海、ディスコ(いわゆるクラブ)、ゲームセンターなど。
^ 『日本国語大辞典 第二版』10巻、小学館、2001年。
^ 荻上チキ『セックスメディア30年史欲望の革命児たち』筑摩書房、2011年、72頁。ISBN 978-4480066060
^ 『セックスメディア30年史欲望の革命児たち』72-74頁。
^ 本田透 『脳内恋愛のすすめ』 角川学芸出版、2007年、194-195頁。ISBN 978-4046211521
^最低最悪!イケメン高収入の“ナンパ師”に気をつけろ
^27歳高学歴で“良い会社”勤務男 ナンパのし過ぎで無気力に
^ 高校生の性とデート 調査時期1994年5月?7月 東京・埼玉の公立高校15校の2・3年生2,012名(男子925名、女子1,087名)
^ 高校生の「つきあい」事情?大学生に対する振り返り調査から?後半20-21頁 調査時期2004年4月?5月 東京、神奈川、千葉、岐阜の私立大学1年生561名(男子207名、女子296名、不明58名)

関連項目

恋愛

イベント系サークル

チーム

クラブ

合コン

出会い系サイト

ソーシャル・ネットワーキング・サービス

プラトニック・ラブ


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