逃亡弁護士 成田誠
漫画:逃亡弁護士 成田誠
原作・原案など剛英城(原案)
作画田優
出版社小学館
掲載誌週刊ヤングサンデー
レーベルヤングサンデーコミックス
発表号2007年20号 - 2008年35号
巻数全6巻
漫画:新・逃亡弁護士 成田誠
原作・原案など剛英城(原案)
作画岡本創
出版社小学館
掲載誌月刊!スピリッツ
レーベルビッグコミックス
発表号2010年6月号 - 2012年2月号
発表期間2010年4月 - 2011年12月
巻数全5巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画
『逃亡弁護士 成田誠』(とうぼうべんごし なりたまこと)は、作画:田優、原案:剛英城による日本の漫画。『週刊ヤングサンデー』(小学館)に2007年20号から2008年35号まで第一部を連載したが、同誌の休刊に伴い約3年の長期休載となる(当初は『ビッグコミックスピリッツ』に移籍し2008年42号から連載再開と発表されていた)。2010年7月より、上地雄輔主演により関西テレビ制作・フジテレビ系列でテレビドラマが放映され、それに合わせる形で『新・逃亡弁護士 成田誠』(第二部)として『月刊!スピリッツ』6月号より連載が再開され[1]、2012年2月号まで連載された。作画は田優から岡本創に交代している。単行本は、第一部が小学館ヤングサンデーコミックスから全6巻が刊行され、また「My First Big SPECIAL」レーベルのコンビニコミック3巻分が再刊されている。第二部は、小学館ビッグコミックスから全5巻が刊行されている。 主人公の成田誠は元弁護士。ある日彼が事務所に戻ると、そこには変わり果てた二ノ宮弁護士の姿があった。その後、何者かに後ろから殴られ意識を失い、目を覚ますと殺人・放火・背任横領の容疑者になっていた。 彼のアリバイを唯一証明できる五十嵐は行方不明で、捕まれば確実に死刑。法律の知識を使い、逃亡の先々で起こる様々なトラブルを解決しながら、自分の無実を証明する方法を探している。 逃亡弁護士
あらすじ
登場人物
主な登場人物
成田 誠(なりた まこと)
本作品の主人公で元弁護士。26歳。身長175cm位。無実の罪を着せられ逃亡している。法律の知識を使い、逃亡の先々で起こる様々なトラブルを解決している。性格は真面目で正義感が強く、困っている人は見過ごせないが、正論ばかり口にする傾向にある。また、逃亡中の身でありながら、様々な仕事に就いている。[2]たとえ脅されても違法行為には一切手を貸さない。高校時代の恩師が法学部出身だったことから同大学の法学部に進学する。大学でも成績優秀で検事・判事にも気に入られていたが、弁護士を目指し、大手法律事務所「アクサル法律事務所」に入所した。先輩の二ノ宮弁護士には特に気に入られ、家族ぐるみの付き合いをしていた。
二ノ宮 絵美(にのみや えみ)
殺された二ノ宮弁護士の娘。17歳。現在は弟とともに叔父夫婦の家で暮らしている。最初、父親を殺した成田を恨んでいたが、彼が逃亡の先々で助けた人たちの話を聞き、本当に犯人なのか疑いを持つようになる。警察や検察から事件の情報が入手できないことに不満を持ち、真実を知りたいという思いから成田に協力するようになる。
真船 丈(まふね じょう)
弁護士殺害事件の担当検事。30歳。東京地検所属。警察官だった父親が横領の罪で逮捕された過去を持つ。父親は裁判で冤罪を訴え続け、証拠不十分で不起訴になったが、警察を懲戒免職され、世間からも後ろ指を指されるようになった。高校時代までは父親と同じ警察官を志していたが、事件を期に警察に失望、父を不起訴にした検察官を志す。父親の生き方から、冤罪を訴えるなら裁判で決着をつけるべきと考えており、冤罪を訴えながら逃亡している成田を捕まえることに特に執着している。
その他の登場人物
二ノ宮 徹(にのみや とおる)
殺された「アクサル法律事務所」に所属する人権派で有名な弁護士。絵美、翔太郎の父親。享年40。
五十嵐 充(いがらし みつる)
「アクサル法律事務所」の事務長をしていた男性。55歳[3]。成田のアリバイを証明できる唯一の証人だったが、「酒に酔っていて覚えていない」と証言した。その後、体調不良を理由に退職し、行方不明になっている。その後、成田が逃亡中に出会った人たちの証言により、彼が非弁行為をしていたという疑惑が浮上する。
浅沼 仁(あさぬま ひとし)
成田と司法修習時代同期で、友人の弁護士。26歳。検事や判事への任官を希望しており(主に判事)、修習の成績は優秀だったが性格が暗く「官」向きでなかったためか、声がかからず結局弁護士になった。その後「ニーズ法律事務所」を経て独立し、「浅沼法律事務所」を開設。成田からの弁護士としての評価は高く、逃亡中に助けた人にも「年は若いけど、僕が一番信頼している弁護士」[4]と紹介している。一方で、本人は任官の希望が叶わなかったからか、官から誘われても「弁護士を目指す」と公言していた成田のことをあまり快く思っていない。
磯谷
成田の母校である私立英翔高等学校の世界史の教師。Y大学法学部卒で、成田が弁護士を目指すきっかけになった人物。昔は熱心な教師だったが、教え子の女生徒がいじめを受け自殺未遂を起こした事件で、学校に責任をなすりつけられたことから人間不信に陥った。その際、その女生徒との交際疑惑[5]がネットで流れたことから、妻と離婚、娘も妻に引き取られた。事件後は周囲からやる気のない教師と評されている。
単行本
逃亡弁護士 成田誠
2007年9月10日発刊 ISBN 978-4-09-151229-1
2007年12月10日発刊 ISBN 978-4-09-151249-9
2008年3月10日発刊 ISBN 978-4-09-151289-5
2008年6月10日発刊 ISBN 978-4-09-151337-3
2008年9月10日発刊 ISBN 978-4-09-1513779
2009年4月4日発刊 ISBN 978-4-09-151423-3
新・逃亡弁護士 成田誠
2010年8月4日発刊 ISBN 978-4-09-183419-5
2011年1月4日発刊 ISBN 978-4-091835-19-2
2011年5月4日発刊 ISBN 978-4-091837-96-7
2011年10月4日発刊 ISBN 978-4-091840-64-6
2012年2月29日発刊 ISBN 978-4-091842-75-6
テレビドラマ
THE FUGITIVE LAWYER
ジャンルテレビドラマ
脚本渡辺雄介 ほか
演出本橋圭太 ほか
出演者上地雄輔
石原さとみ
矢田亜希子
豊原功補
北村一輝 ほか
エンディング和紗「Stand Up For Love」
製作
プロデューサー河西秀幸(関西テレビ)
平部隆明(ホリプロ)
制作関西テレビ
ホリプロ
放送
放送国・地域 日本