逃げるは恥だが役に立つ
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逃げるは恥だが役に立つ
Szegyen a futas, de hasznos.
ジャンル
ラブコメ
漫画
作者海野つなみ
出版社講談社
掲載誌Kiss
レーベルKC Kiss
発表期間2012年22号 - 2017年2月号
2019年3月号 - 2020年4月号
巻数全11巻
話数全54話
ドラマ
原作海野つなみ
脚本野木亜紀子
演出金子文紀土井裕泰石井康晴
音楽末廣健一郎MAYUKO
製作TBS
TBS SPARKLE(スペシャル)
放送局TBS系列
放送期間連続ドラマ:2016年10月11日 - 12月20日
スペシャル:2021年1月2日
話数連続ドラマ:全11話
スペシャル:全1話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画テレビドラマ

『逃げるは恥だが役に立つ』(にげるははじだがやくにたつ、ハンガリー語: Szegyen a futas, de hasznos.[注 1])は、海野つなみによる日本漫画作品。
概要

Kiss』(講談社)にて2012年22号より連載を開始[1][2] し、2017年2月号まで連載された[3]。その後、人気にこたえる形で2019年3月号から連載を再開し[4]、2020年4月号まで連載された[5]。略称は「逃げ恥」(にげはじ)[6]

海野にとっては『回転銀河』以来の現代もので、主人公二人の「契約結婚」を軸に、様々な男女間の社会問題を織り交ぜたラブコメディとなっている。タイトルの「逃げるは恥だが役に立つ」は、ハンガリーのことわざ「Szegyen a futas, de hasznos.」[7] の和訳で「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」の意味。各話の副題もことわざや故事成語である[8]

2015年、第39回講談社漫画賞・少女部門受賞[9]。2021年5月時点で累計発行部数は450万部を突破している[10]

2016年にTBSテレビ系でテレビドラマ化された[11]。また、2019年に朗読劇として舞台化された[12]
制作の背景

海野は過去の連載作品でネタのストックを一つずつ消化していたが、残っているネタが少なくなってきた。残っているネタは、ミツバチを擬人化した近未来SFファンタジーというものだった。それは、神様である人間が住む神殿に仕える蜜の一族の話で、内容が過激であったため、担当者と女性誌より青年誌向けだと話していた。普段の妄想で考えているネタを話している中で、契約結婚が話題に上がった。そして、なんとなく本作の制作に至った。

「触られるのが嫌な相手でなければ一緒に暮らせるのではないか」と思ったことがこのマンガの始まりで、「マンガやドラマでハードルを上げ過ぎて『本当に相手を好きなのか、愛しているのか?』とか考えてしまうと結婚はすごく難しいことのように感じました。愛していると相手の気持ちを考えて自分の言いたいことを言えなかったりしますが、お見合い結婚でうまくいった夫婦もたくさんいます。『そこそこ好き』くらいの方が、相手への期待もそんなにないからうまくいくのではと思ったんです」という。契約結婚をモチーフとするドラマや漫画は昔からあり、その多くは金持ちとの愛のない「玉の輿婚」から愛が生まれる、といった内容だったが、それらとはちょっと違う切り口でビジネス物のようなテイストを入れてみたところ、女性からは『こういう仕事だけの結婚をしたいけれど相手がいない』、男性からは『こんなの男に都合がよすぎないか、そんな女性が現実にいるのか』といった感想を多数受けたとのこと[13]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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