近鉄1400系電車
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、1981年に登場した1400系電車と1982年に登場した2代目の1200系電車について説明しています。

1976年まで存在した初代1400形電車については「大阪電気軌道デボ1400形電車」をご覧ください。

1982年に改番した初代1200系電車については「近鉄1000系電車」をご覧ください。

「近鉄6600系電車」はこの項目へ転送されています。近鉄モ6601形電車については「大阪鉄道デニ500形電車」をご覧ください。

共通事項
基本情報
製造所近畿車輛
主要諸元
電気方式直流1,500V
全長20,720[1][2] mm
全幅2,740[1][2] mm
全高M車 4,150[1][2]
T車 4,055[1][2] mm
駆動方式WNドライブ[1]
制御装置界磁チョッパ制御
制動装置電磁直通ブレーキ
形式:HSC-R[1]
保安装置近鉄型ATS
テンプレートを表示

近鉄1400系電車(きんてつ1400けいでんしゃ)とは、近畿日本鉄道(近鉄)の保有する一般車両(通勤形電車)の一系列である。省エネルギー車として界磁チョッパ制御を採用した。

本項では2両ユニットの1200系電車(2代)及び1200系のワンマン対応車である1201系電車、3両編成仕様の2050系電車、南大阪線系統用の6600系電車についても記述する。
概要

1970年代後半当時、近鉄においても省エネルギーに優れた一般車を投入する計画が登場し、電機子チョッパ制御を採用した3000系奈良線京都線に試験投入した[3]。しかし、3000系は製造コストが高かったため、製造コストを低く抑えつつ高速運転に適した界磁チョッパ制御車の開発が進められ、1981年に界磁チョッパ制御車の1400系が大阪線8810系奈良線系統に投入された[3]
1400系

近鉄1400系電車
近鉄1400系1407F
主要諸元
編成4両編成(Tc - M - M - Tc)
軌間1,435 mm
最高運転速度110 km/h
台車KD-88・KD-88A[1][2]
主電動機直流複巻電動機MB-3270-A[1][2]
主電動機出力160kW[1][2]
歯車比4.72[1]
制御装置三菱電機FCM-214-15MRDH[2]
テンプレートを表示

1981年2月から1984年にかけて登場した4両編成の界磁チョッパ制御車両で、4編成16両が製造された[4][5]大阪上本町寄りからク1500形(奇数・Tc1)-モ1400形(奇数・M1)-モ1400形(偶数・M2)-ク1500形(偶数・Tc2)で4両編成を組成する[5][6]。電算記号はFC (0番台) [7]
主要機器・性能

1C8M制御の三菱電機界磁チョッパ制御装置と回生ブレーキおよび抑速ブレーキ併用電磁直通ブレーキを採用[8][2][5][6]主電動機は直流複巻整流子電動機のMB-3270-Aを装備し、出力は160kWで定格は340Vである[9][1][2]歯車比は4.72である。台車は両抱き踏面ブレーキ式のKD-88形を採用[1][2]パンタグラフ下枠交差型をモ1400形奇数車に2基搭載。1401Fでは電動発電機圧縮機共にク1500形奇数車に設置されていたが、1403F以降はク1500形偶数車に圧縮機を設置した。性能面では、最高速度110km/hを確保している。
車体デザイン

車体は断面形状を大きく変更され、肩部のRを小さくして切妻に近い断面となり、軽量化が図られた[3][4]。前面も従来車とは大幅に変更して、窓上部の前照灯の周りにはステンレスの飾り板が付けられ、通過標識灯尾灯も新型のものに変更されている[3][4]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:131 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef