長野線
6620系による富田林行き準急
(喜志駅 - 富田林駅間)
基本情報
国 日本
所在地大阪府羽曳野市、富田林市、河内長野市
起点古市駅
終点河内長野駅
駅数8駅
路線記号O
開業1898年4月14日
全通1902年12月12日
所有者近畿日本鉄道
運営者近畿日本鉄道
車両基地古市検車区
使用車両車両の節を参照
路線諸元
路線距離12.5 km
軌間1,067 mm (狭軌)
線路数複線(古市 - 富田林間)
単線(富田林 - 河内長野間)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置近鉄型ATS
最高速度100 km/h[1]
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停車場・施設・接続路線
凡例
F01 大阪阿部野橋駅
0.0O16 古市駅
3.4O17 喜志駅
5.7O18 富田林駅
6.3O19 富田林西口駅
7.3O20 川西駅
8.7O21 滝谷不動駅
10.5O22 汐ノ宮駅
12.5O23 河内長野駅
長野線(ながのせん)は、大阪府羽曳野市の古市駅から大阪府河内長野市の河内長野駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線。 沿線に金剛ニュータウンなどの住宅地や多数の大学、高校等が立地しており南大阪線とともに大阪府南河内エリアの主要通勤・通学路線となっている。沿線には眼病平癒で名高い日本三不動の一つである瀧谷不動明王寺や、花火大会や高校野球で知られるパーフェクト リバティー教団(PL教団)の本部などもある。また、この路線では南阪奈道路や国道309号等主要道路との交差部が立体化されている。喜志駅 - 富田林駅間の府道美原太子線交差予定地前後でも高架化工事(仮線方式)が進められ、2023年6月10日に完了した[2]。 ICカードPiTaPa・ICOCA・Suicaなど全国相互利用の乗車カードが使用できる。以前はスルッとKANSAI対応カードおよびJスルーカードにも対応していた。 1960年代中頃まで腕木式信号機があった[3]が、ATS化までに腕木式信号機は色灯式信号機に取り換えられ廃止された。 全線、大阪統括部(旧天王寺営業局)の管轄である。 全区間で国道170号と並走している。なお、以下に示す沿線概況はすべて古市→河内長野方向であり、逆方向においては順番が逆になり、風景が左右逆となる。 古市駅を発車した電車は、南大阪線が左に分かれていくのに対して、真っ直ぐ南下する。これは、河陽鉄道が大阪と南河内地域を結ぶ目的で先に建設されたためである。古市検車区への入出庫線が右に分かれていくと、旧国道170号をアンダークロスし、住宅街の中を走る。南阪奈道路と立体交差するとほどなくして富田林市に入り、線路はゆるやかに右にカーブし、喜志駅に至る。この駅は大阪芸術大学、太成学院大学、上宮太子高校へのバスが発着しており、朝夕は学生で混雑する。 喜志駅を発車するとしばらくは田畑や住宅街、工場が混在する風景が続く。現在、府道美原太子線との交差部付近の立体交差化が進められており 、この区間は仮線を走行する。右手に見える大平和祈念塔が徐々に大きく見え、富田林市街に入ってくると線路は右に大きくカーブして2面2線の富田林駅に到着する。富田林駅以南は単線となり、この駅で折り返す列車も少なからず存在するため、引き上げ線が1線ある。PL教団本部最寄り駅でもあり、毎年8月1日にはPL花火芸術が行われるために相当混雑する。 富田林駅を発車して左にカーブをすると富田林西口駅に至る。富田林市の中心駅は先述の富田林駅であるが、富田林市役所をはじめとした官公庁街は富田林西口駅の方が近く、また周辺には富田林高校・中学校や河南高校がある。よって朝ラッシュを中心に混雑する。なお、富田林駅 - 富田林西口駅間の距離は0.6kmで、近鉄では2番目に短い駅間距離である。 その先はしばらく富田林の住宅街を走り、高架を上って川西駅。ここを出るとすぐに国道309号と立体交差して再び地上区間となる。線路はゆるやかに左へカーブして、住宅などの建物は次第に閑散とし田園となっている所が目立ち始める。今度は右へゆるやかにカーブし、行き違い設備を持つ滝谷不動駅に到着する。滝谷不動駅は瀧谷不動明王寺や大阪大谷大学の最寄り駅である。初芝富田林高校直通のバスもこの駅付近から出ている。
概要
路線データ
路線距離(営業キロ):12.5km
軌間:1067mm
駅数:8駅(起終点駅含む)
複線区間:古市 - 富田林間
電化区間:全線電化(直流1500V)
閉塞方式:自動閉塞式
交換駅:滝谷不動駅
最高速度:100km/h[1]
沿線概況