近衛兵_(イギリス)
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出典検索?: "近衛兵" イギリス ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2020年11月)
コールドストリームガーズの連隊長代理と下馬正装のライフガーズ連隊員。

イギリス近衛兵(イギリスこのえへい)は、イギリス陸軍近衛師団 (Guards Division) 麾下の各部隊に所属する兵士であり、君主警護や衛兵任務だけでなく、一般部隊と同様に実戦部隊としての任務もこなしており、そのための訓練を受け、最新の装備も支給されている。

現在でも、バッキンガム宮殿ウィンザー城等において英国陸軍の近衛兵が衛兵勤務に就いている。衛兵は直立不動の姿勢で警衛を行い、衛兵交代式は観光資源の一つとなっている。歩兵部隊の正装は赤い上着に熊の毛皮の帽子 (Bearskin) で有名であり、連隊によって制服のボタンの配列と帽子の飾りに差異がある。騎兵部隊はジャケットの色が連隊により異なる。

また、イギリスには王室騎兵や近衛師団傘下の近衛連隊の他にも、恒常的に衛兵任務部隊へ部隊が配属されている王立騎馬砲兵 (Royal Horse Artillery) や儀式の際に国王女王の護衛を務める Sovereign's Bodyguard と呼ばれる部隊が存在する。本項ではこれらの衛兵部隊についても述べる。
近衛部隊の編制近衛連隊の制服を着て2008年トゥルーピング・ザ・カラー(軍旗敬礼分列式)[注 1]に臨むロイヤルファミリー。

近衛部隊を総括する組織として王室師団(Household Division)が置かれ、王室騎兵(Household Cavalry)2個連隊と近衛歩兵(Foot Guards)5個連隊を擁している。王室師団長はロンドン管区(London District)司令官を兼ねている。

一方、管理単位として近衛師団 (Guards Division) が置かれ、近衛歩兵5個連隊と予備役部隊である国防義勇軍 (Territorial Army(TA)) のロンドン連隊 (London Regiment) がその管理下にある。

イギリス陸軍の各連隊には軍楽隊が置かれていたが1994年に分離され、陸軍音楽学校を母体として編成された陸軍音楽軍団 (Corps of Army Music) の下に編入された。そのため、現在では各近衛連隊の軍楽隊も陸軍音楽軍団の傘下にあるが、式典等の際は元の連隊と行動を共にする。

(右の写真)馬車に乗ったエリザベス2世(水色の服)の横にグレナディアガーズ連隊の制服を着たフィリップ王配、後にウェルシュガーズ連隊の制服を着たチャールズ皇太子(手前左から4人目)、ブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊の制服を着たアン王女(手前左から3人目)、スコッツガーズ連隊の制服を着たケント公(左端) が従っている。
王室騎兵徒歩行進中の王室騎兵隊
赤い服がライフガーズ連隊で、紺の服がブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊。

各騎兵連隊は3個中隊からなり、シミター偵察装甲車等が配備されている。

3個中隊のうち交代で1個中隊バッキンガム宮殿ウィンザー城の乗馬による衛兵勤務をする。残りの2個中隊は訓練や、機甲旅団に派遣されて偵察任務に就いている。

各連隊の衛兵勤務に就く中隊により、王室騎兵乗馬連隊 (Household Cavalry Mounted Regiment) が編成される。

近衛歩兵ウェルシュガーズ連隊曹長とコールドストリームガーズ連隊兵士。曹長が持っているのは、行進訓練用のコンパス。これで兵士に行進時の歩幅を叩き込む。

近衛歩兵連隊のうち、アイリッシュガーズ連隊とウェルシュガーズ連隊は第1大隊(第2以下の大隊は廃統合された。)のみの3個中隊編制に軍楽隊を加えた編成である(英国の連隊参照)。

グレナディアガーズ連隊とコールドストリームガーズ連隊、スコッツガーズ連隊には第1大隊、軍楽隊の他に増強中隊が置かれ、通年ロンドン警備を実施している。増強中隊の名称はグレナディアガーズがナイメーヘン中隊、コールドストリームガーズが第7中隊、スコッツガーズがF中隊である。

どの近衛歩兵連隊も第1大隊は3個小銃中隊、支援中隊(偵察小隊、対戦車小隊、迫撃砲小隊、狙撃小隊で構成)、大隊本部中隊(輸送小隊、衛生班、通信小隊で構成)で構成されている。

各大隊にはドラム隊が、それに加えて、スコッツガーズとアイリッシュガーズの大隊にはパイプ隊も置かれている。


スコッツガーズ連隊の制服を着てトゥルーピング・ザ・カラーに臨むエリザベス女王。女王に従うフィリップ王配とチャールズ皇太子はグレナディアガーズ連隊の制服を着ている。

近衛歩兵連隊の軍楽隊 連隊毎に帽子の飾り羽が異なる

衛兵任務部隊ウィンザー城での衛兵任務に就く、ウースターシャー・アンド・シャーウッド・フォレスターズ (Worcestershire and Sherwood Foresters) 。

王室警備の実務はロンドン管区(London District)の管轄下、ロンドン警備の任にある部隊が行なっている。ロンドン警備はイギリス陸軍の各歩兵連隊から3個大隊が数年毎のローテーション(期間は2年間)で、うち2個大隊が5個ある近衛歩兵連隊第1大隊から、残りの1個大隊が近衛連隊以外の歩兵連隊から割り当てられる。ロンドン警備に就いている3個大隊は近衛連隊でなくても儀仗任務(王室警護)に交代で就くことになる。またイギリス陸軍だけでなく、他のイギリス連邦に所属している国の歩兵部隊もロンドンに派遣され、衛兵勤務に就くことがある。

ロンドン管区の麾下に、ロンドンで衛兵勤務に就く近衛部隊によって王室部隊 (Household Troops) が編成される。

この部隊には、各近衛歩兵連隊の増強中隊、王室騎兵乗馬連隊及びローテーションによりロンドン警備の任にある近衛歩兵大隊の他に、王立騎馬砲兵・国王中隊 (King's Troop, Royal Horse Artillery) が所属する。

バッキンガム宮殿の衛兵交代式に於けるロイヤル・フュージリアーズ連隊

イギリス陸軍(近衛部隊と儀仗任務)も参照
騎兵連隊
ライフガーズライフガーズ連隊の儀式。2005年6月撮影。詳細は「ライフガーズ」を参照

ライフガーズ(Life Guards)は清教徒革命期に設立された王党派の騎馬隊が王政復古時に騎兵中隊となり、後に再編成されて出来た連隊である。

清教徒革命により大陸へ亡命中のチャールズ皇太子(後のチャールズ2世)のためにオランダで編成された騎馬護衛隊(Royal Mounted Bodyguard 又は Life Guard)が近衛騎兵 (Horse Guards) 第一中隊、ジョージ・マンク将軍(en)の騎馬部隊が第二中隊、チャールズの弟で後にジェームズ2世になるヨーク公の騎馬護衛隊が第三中隊として、1660年のロンドン入城に同行した。

その後、第四中隊の新設、騎馬擲弾兵 (Horse Grenadier Guards) の独立、2個中隊への再編を経て、1788年に第1及び第2近衛騎馬擲弾兵中隊 (First/Second troop of Horse Grenadier Guards) を再統合して、ライフガーズ第1連隊及び同第2連隊に再編された。そして、1922年にライフガーズ第1連隊及び同第2連隊が統合されてライフガーズとなった。

正装用外套を着たライフガーズ連隊

ブルーズ・アンド・ロイヤルズブルーズ・アンド・ロイヤルズ連隊兵士詳細は「ブルーズ・アンド・ロイヤルズ」を参照

1650年にオリバー・クロムウェルが創設し、1821年に王室騎兵隊 (Household Cavalry) の一員となったロイヤル・ホースガーズ(Royal Horse Guards / 通称: (Blues) )と1661年に旧王党派の兵士を集めて設立された第1ロイヤル竜騎兵連隊(1st The Royal Dragoons / 通称:ロイヤルズ (Royals) )が1969年に統合されてブルーズ・アンド・ロイヤルズ(Blues and Royals)となった。


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