近代文学賞
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近代文学賞(きんだいぶんがくしょう)は、雑誌『近代文学』を母体として1960年から5年間行われた文学賞である。

1960年『近代文学』同人の藤枝静男が匿名で年間5万円を提供し、平野謙本多秋五荒正人らによって選考され5年続いたが『近代文学』の終刊により終った。
受賞作

第1回(1960年)
吉本隆明「アクシスの問題、転向ファシストの詭弁」

第2回(1961年)立原正秋「八月の午後」その他の短編[注釈 1]、草部和子「硝子の広場」

第3回(1962年)清水信「作家論シリーズ」

第4回(1963年)辻邦生廻廊にて

第5回(1964年)中田耕治「ボルジアの人々」、龍野咲人「火山灰の道」

脚注
注釈^ 近代文学同人との交流の機会を得た立原は、同人たちを相手に「近代文学同人から中世が脱落しているのはなぜか」と面詰。「保田與重郎のようになるのがこわかったからだ」という回答を引き出した。


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