辻宏康
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日本政治家辻 宏康つじ ひろみち
内閣府地方創生推進室より公表された肖像
生年月日 (1959-08-29) 1959年8月29日(64歳)
出生地 日本 大阪府和泉市[1]
出身校京都工芸繊維大学工芸学部卒業
大阪市立大学大学院法学研究科修了
前職会社員(加商従業員)
所属政党無所属
大阪府和泉市長
当選回数4回
在任期間2009年6月19日 - 現職
大阪府和泉市議会議員
当選回数3回
在任期間1996年9月23日 - 2005年
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辻 宏康(つじ ひろみち、1959年昭和34年〉8月29日[2] - )は、日本政治家大阪府和泉市長(現職・4期目)。桃山学院大学客員教授。元和泉市議会議員(3期)。
来歴

1978年(昭和53年)3月、大阪府立鳳高等学校卒業。1984年(昭和59年)3月、京都工芸繊維大学工芸学部卒業。その後加商(現在の豊田通商)に入社し勤務。

1996年(平成8年)9月15日執行の和泉市議会議員選挙に立候補し、初当選。同月23日に議員に就任。以後市議を計3期務める。市議の傍ら、2004年(平成16年)3月に大阪市立大学大学院法学研究科を修了している[3]

2005年(平成17年)4月、市発注の公共工事をめぐる競売入札妨害事件で、当時の和泉市長だった稲田順三が逮捕される。5月6日、稲田は辞職。これに伴って6月19日に執行された市長選に市議を辞職し出馬するが、同じく市議を辞職し出馬した井坂善行に破れ落選。

2009年(平成21年)の市長選で井坂と稲田を破り初当選を果たし、同年6月19日に和泉市長に就任した。選挙の結果は以下のとおり[4]

2013年(平成25年)6月の市長選で井坂を破り再選。

2015年(平成27年)8月、内閣府障害者政策委員会委員に就任。

2017年(平成29年)5月、無投票で3選。

2018年(平成30年)7月、全国市長会全国基地協議会副会長、防災対策特別委員会委員に就任。

2019年(令和元年)6月、全国市長会行政委員会委員長に就任。

2020年(令和2年)4月、桃山学院大学客員教授に就任。

2021年(令和3年)5月、無投票で4選。

2023年(令和5年)5月、大阪府市長会会長に就任。
市政
庁舎整備

和泉市役所は昭和33年に竣工したが、耐震基準を満たしておらず、建て替えや耐震改修について検討が進められていた。費用対効果等を考慮した結果、庁舎を建て替える方針としていたが、庁舎の建設位置について、「現庁舎敷地(和泉市府中町二丁目7番5号)での建て替え」とするか、「和泉中央住宅展示場跡地(和泉市いぶき野三丁目15番)」とするかについて、議員提案により、「和泉市庁舎整備に関する住民投票条例案」が市議会で可決され、庁舎整備に関する住民投票が平成27年11月22日に実施された。[5]
住民投票の結果

選択肢得票数得票率(%)
1.現庁舎敷地(和泉市府中町二丁目7番5号)での建て替えに賛成33,213票47.87%
2.和泉中央住宅展示場跡地(和泉市いぶき野三丁目15番)への新築移転に賛成36,172票52.13%

住民投票の結果、移転に賛成する票が過半数となったが、辻宏康和泉市長は、地方自治法第4条第3項の規定において、庁舎移転は議会の出席議員の3分の2以上の同意が必要であることを根拠として、「和泉中央住宅展示場跡地(和泉市いぶき野三丁目15番)への新築移転に賛成」の票が有効投票数の3分の2を超えることを庁舎移転の判断基準とすることを住民投票以前より表明していたため、「和泉市役所の位置を定める条例」の改正案を市議会へ提案しなかった。[6]

これに対し、議員提出議案により、「和泉市役所の位置を定める条例」改正案(和泉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例制定について)が平成27年12月15日に上程されたが、採決の結果、出席議員22人中、賛成14人、反対8人となり、出席議員の3分の2以上の同意が得られなかった。[7]

このことから、現庁舎敷地(和泉市府中町二丁目7番5号)での建て替えが進められることとなり、令和3年5月6日に新庁舎が開庁した。
病院改革

昭和38年に公立和泉病院分院として発足した「和泉市立病院」は、辻宏康が和泉市長に就任した平成21年時点において、救急医療の再開、慢性的な赤字体質の解消、施設の老朽化・非耐震への対応といった3つの課題を抱えていた。

辻宏康和泉市長はこれらの課題解決のため、まず和泉市立病院を直営から指定管理者に移行することを決め、公募の結果、医療法人徳洲会を優先交渉権者に決定し、市議会での可決を経て、平成26年4月1日より指定管理者制度がスタートした。

また、新病院の建設に着手し、「和泉市立総合医療センター」(和泉市和気町四丁目5番1号)として、平成30年4月1日に開院し、これと併せて24時間365日の救急医療を再開した。

これらの病院改革の結果、平成29年度経常収支には4億円の黒字となり、平成30年度には11億5,400万円の黒字となった。[8]
小中一貫校開校

和泉市はつが野地域の宅地造成が進んだことによる、和泉市立青葉はつが野小学校と和泉市立南池田中学校が過大規模化する一方で、同校区に隣接する南松尾小学校、南松尾中学校では少子化が進展していた。これらの課題を解消するとともに、義務教育9年間を見通した小中一貫教育をより推進するため、平成29年、はつが野地区に和泉市初、当時府内では2番目となる施設一体型の小中一貫教育を行う義務教育学校「和泉市立南松尾はつが野学園」(和泉市はつが野六丁目45番1号)を新たに開校した。通学区域は、はつが野地域の一部と、新規開校に伴い統合され閉校した旧和泉市立南松尾中学校・旧和泉市立南松尾小学校の校区。

また、和泉市南部地域にある槇尾中学校区にも特認制度を活用した施設一体型義務教育学校(小中一貫校)を開校すべく、取り組みを進めるとともに、和泉市の北部地域においても富秋中学校区等まちづくり構想との連携を図りつつ、施設一体型義務教育学校(小中一貫校)の整備を検討している。
和泉市長選挙
2005年(平成17年)

2005年(平成17年)6月19日執行。自由民主党の推薦を受けるも落選。

※当日有権者数:136,787人 最終投票率:42.91%(前回比:-18.22pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
井坂善行50無所属新24,310票42.00%
辻宏康45無所属新22,654票39.14%(推薦)自由民主党


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