辣韮の皮〜萌えろ!杜の宮高校漫画研究部〜
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辣韮の皮?萌えろ!杜の宮高校漫画研究部?
ジャンル
オタク4コマ漫画少年漫画
漫画
作者阿部川キネコ
出版社ワニブックス
掲載誌コミックガム
発表期間2000年7月号 - 2009年10月号
巻数全7巻
テンプレート - ノート
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『辣韮の皮?萌えろ!杜の宮高校漫画研究部?』(らっきょうのかわ?もえろ!もりのみやこうこうまんがけんきゅうぶ?)は、阿部川キネコによる日本4コマ漫画作品。連載話数の単位は「第○○皮」。

コミックガム』(ワニブックス)2000年7月号より2009年10月号まで約9年間という長期にわたる連載となり、作者の代表作となった。単行本は全7巻(ワニブックス)。

ドラマCDも一度作成されている。
概要

作品内で描かれるオタクギャグには、近年の広く知られるネタにとどまらず、1970年代・オタク文化黎明期の古典的ネタが用いられるものも多く、若い世代には難度が高いギャグも少なくない。作者も、長期連載により時事ネタが風化する事と並んで、古典ネタが若手読者に理解されにくいことを悩みに挙げている。

作者自身、腐女子を自認する相当なベテランオタクであり、SF大会に参加したことや、アメリカで開催されているアニメコンベンションに参加したときの様子などを、単行本にレポート漫画として掲載している。

高校が舞台の学園ジャンルの漫画であるが、連載が長期に渡っているため、時間・季節の流れはあっても登場人物が歳をとらず、生徒たちが進級・卒業しないかたちで描かれている。4月に新登場する新入生キャラクターは、3月以前から在籍している主人公・滝沢の同級生となり、そのまま進級せずに1年生として滞留し続ける。また、新寺は漫研部長かつ生徒会長の地位が固定しており、部長・会長職の改選話も浮上することはない。
登場人物

多種多様な「業の深いオタクたち」を配し、4コマ連作ながら濃厚なネタ連発による異様に奥の深い世界を構築しているのが、本作の持ち味である。

登場人物の名前は、作者の出身地である宮城県の地名や名物等にちなんでつけられている。また、学校名の「杜の宮高校」も、仙台市の異名である「杜の都」をもじっている。

杜の宮高校は公立高校だが制服がなく、生徒たちは背広メインの新寺と迷彩服専門の岩沼を除いては、カジュアルな私服で登校する者が多い。牧子のコスプレ登校も、この設定があってこそのネタである。
杜の宮高校漫画研究部員

※声はドラマCD版のもの。
滝沢政宗(たきざわ まさむね) (
草尾毅
本作品の主人公の1年生。「高校デビュー・脱オタク」を目指したが、入学時点でその過去を把握していた新寺の狡猾な脅迫によって、漫画研究部に入部させられたオタク。自称一般人だがオタク部分が隠しきれず、何かある毎に新寺に弱みとしてつつかれている。月子に好意を寄せているが、告白できないでいるヘタレでもある。主人公ながらもっぱら割を食い、虐待を受ける哀れな役回り。中学時代にオタクの道に足を踏み入れ、その事が原因で失恋。脱オタクを図るためにまず外見から自己改革を図ったが、ファッションセンスに限界があり、自己流(というより、ファッション雑誌丸写し)のいささか珍妙なコーディネートは周囲から微妙な評価を受けている。オタクである自分にコンプレックスを持ち、度々被害妄想に襲われ一人相撲を繰り広げては墓穴を掘り、新寺に遊ばれるネタにされている。名前の由来は伊達政宗だが、「正宗」と誤植されていたのを作者および編集者に二年半気づかれなかったという逸話の持ち主。
新寺晃治(しんでら こうじ) (矢尾一樹
生徒会長兼漫研部部長の3年生。表向きは真面目で優等生、容姿端麗な好青年であり、教諭陣・一般生徒たちからの受けも良いが、中身は真っ黒な精神的サディストという、人格最悪の陰湿な人物。「変人(マニア)を集めるマニア」を自認。しばしば悪辣な策謀を巡らし、周囲を混乱に陥れる。また多方面に謎のオタク系コネクションを持ち、各種の極秘情報把握や広範なネゴシエーションにも長けている。「滝沢で遊ぶ」(おちょくる)事を常日頃から楽しんでおり、それを見た月子からは「滝沢と新寺はデキている」と事ある毎にやおいネタにされている。実際に妹がいる滝沢に「妹萌え」が無い事を問題にしていながら、実際に姉がいる自分に「姉萌え」が無い事は棚に上げる身勝手な人物でもある。奇怪な筆致で(本人は心の叫びを描いた高尚な芸術作品だと信じている)抽象的漫画を描くが、その内容はかなりシュールであり、一般人には謎のホラー漫画にしか見えない。平常はネクタイ着用を欠かさないフォーマルなスタイリストだが、イベントで女装すると姉にそっくりなケバめの美貌となる。また自分にとっての黒歴史を知る姉には逆らえずちょくちょく扱き使われているが、年齢をネタにした皮肉を言っては鉄拳制裁を受けている(その際には血文字で「姉」とダイイング・メッセージを遺す)。名前の由来は仙台市若林区新寺小路(しんてらこうじ)。
萩野月子(はぎの つきこ) (菊地由美
漫研部員の2年生。小柄でかわいらしい外見だが、「筋肉チンコ」なる凄絶なペンネームを名乗り、極めてハードコアなボーイズ系同人を描く筋金入りの腐女子。友達思いで、牧子との友情は厚い。恋人は度々作るが、相手が一般人のため「イベント越え」ができず、そのうち疎遠になって別れる、というパターンを繰り返す。滝沢の懸想にはアプローチがあっても一向に気付かず、さっぱりフラグは立たない。胸の貧しい幼児体型に激しいコンプレックスを持つ。名前の由来は仙台銘菓の「萩の月」。
八乙女泉(やおとめ いずみ) (堀内賢雄
漫研部員の3年生。外見はデブ系オタク男だが、運動神経は優秀で、新寺の親友、かつ抑え役でもある漫研一(唯一)の常識人。集中力が人並外れて高く、ハマったマンガなどを通じて興味を持った技芸やスポーツは全て「極める」レベルまで習得する。「マクハリ?オボコ」なる異様なペンネームを名乗り、18禁の男性向け同人漫画で広く人気のある有名人だが、本来の画調は絵本の挿絵のようなファンタジー系(漫研会誌でのペンネームは「ゆり かもめ」)。見かけによらぬ並外れた腕っ節の強さと(各種格闘技能も習得している一時期のマイブームが「少林拳」)、新寺と違い裏のない紳士的な振る舞いによって、内外を問わず人望は厚い。牧子からは、太った体型にはとても似合わないようなコスプレを懇願されては断るのが日常。本人はハート様(北斗の拳)のコスプレは似合う自信があると言っていたが、後に『覚悟のススメ』の怪キャラクター・破夢子のえげつない女装コスプレを実行し、泉に二枚目を演じさせたがる牧子を嘆かせた。名前の由来は仙台市泉区八乙女
伊達牧子(だて まきこ) (サエキトモ


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