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軽井沢スキーバス転落事故
場所 日本・長野県北佐久郡軽井沢町
(国道18号碓氷バイパス)
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度19分36.7秒 東経138度38分43.7秒 / 北緯36.326861度 東経138.645472度 / 36.326861; 138.645472
軽井沢スキーバス転落事故(かるいざわスキーバスてんらくじこ)は、2016年(平成28年)1月15日に長野県北佐久郡軽井沢町で発生した交通事故である。
国道18号碓氷バイパスの入山峠付近(軽井沢駅から南に約2 kmの群馬県・長野県境付近)で、定員45人の大型貸切バスがガードレールをなぎ倒して道路脇に転落し、乗員・乗客41人(運転手2人、乗客39人)中15人が死亡(うち乗員は2人とも死亡[4])、生存者も全員が負傷する事態となった[5][6][7]。
事故概要.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}転落の経緯を再現した模式図(3DCG) 碓氷峠・入山峠周辺の交通網。碓氷バイパス(紫色)にある赤丸が事故発生箇所
旅行会社がツアーを企画し、バスの運行を委託され交通事故を引き起こしたのは貸切バス事業に参入したばかりの警備会社であり、乗員乗客の多くが死傷した。警察の捜査によって乗員の勤務体系、旅行会社と警備会社の委託内容、申請していた経路と異なるルート選択など、企画運営会社側の不備が多数発覚した事故である。死傷者の平均年齢が若いこともあって、報道を含めて世間は原因と責任の追及を厳しくする風潮が強かった。このバスは群馬県から長野県方面に向かう国道18号碓氷バイパスの緩やかな下り坂を走行していた。緩やかな右カーブにて法定速度を大きく超過するスピードで左側ガードレールに接触、続く左カーブを曲がり切れずに対向車線へはみ出し、約100 m先の右側ガードレールに衝突して乗り越え、道路右側に横転しながら転落した。事故現場のガードレールは鉄製であり、制限速度であれば耐えられたとしている[8]。バスは約3 m下の斜面で横倒しになり、フロントガラスが割れるなど車体前面が大破。天井部分も樹木に衝突し押し潰された。事故当時、路面は凍結しておらず、事故後の路面には通常のブレーキ痕とは異なる片輪だけのタイヤ痕が直線的に残されていた。
事故直後、乗客が「バスが横転した」と110番通報した[6][9][8]。佐久広域連合消防本部にも「バスが横転事故を起こした。けが人が大勢いるが暗くて何も見えない」「気づいたら森のようなところにいる。怪我人がいる」などの119番通報が3人の乗客からあった。バスの天井部は激しく潰れ、一部では床までの間が1 mほどしかなかったため、消防は油圧カッターなどで窓を切り開き、車内に進入した[10]。
当初、バスは事故直前に急ブレーキをかけていたとみられた[11]が、現場250 m前に設置された国土交通省の監視カメラの映像ではブレーキランプは何度か点滅するが、ほとんど点灯したままの状態だった[12](また、現場1 km前にもカメラがあり、そのカメラの映像では異常は見られなかった[8])。警察の調べで、バスは左側のガードレールに接触する前から制御不能となった可能性があること[9]、制限速度時速50キロメートルの現場区間を時速100キロメートル前後で走っていたとみられること[13]、事故直前は時速96キロメートルで走っていたことがわかった[14]。設置されていた監視カメラは主に天候をモニターする目的のものであったためフレームレートが低く、異常な高速で通過するバスはコマ送りのように記録されている。そのためブレーキ操作の細かな検証は困難であった。 バスの乗客は39人[2]。うち32人が首都圏の大学生であった[2]。乗客年齢別では19歳が11人、20代が25人、30歳以上が3人[2]。 トップトラベルサービスの乗客1組2名、フジメイトトラベルの乗客1組2名の計4名を除き[15]、あとの35名はすべて「キースツアー」のスキー客で、バスの運行は「イーエスピー」が受託したもの[16]。
乗客