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前から見た軽トラック
(スズキ・キャリイ:フロント)後ろから見た軽トラック
(スズキ・キャリイ:リア)
軽トラック(けいトラック)とは、日本の軽自動車区分に該当する小型トラック。名称のとおり、軽自動車の規格に合わせて作られたトラックで、一般に「軽トラ」と略される。最大積載量は350kg以下である。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
概要
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軽自動車であるため、通常のトラックと比べると車両価格や維持費(年間の軽自動車税〔5,000円[注 1]〕や2年毎の重量税を含む車検費用)、自賠責保険・任意保険などが格段に安く、個人や零細事業者による保有・維持が容易である。全体の寸法とホイールベースが小さい点から、狭い農道や建て込んだ住宅街の道路などの狭隘路でも取り回しが容易、という長所もある。
1960年(昭和35年)頃まではオート三輪が主流だったが、1960年代前期頃から四輪モデルが発展し、市場の主流となった。また1960年代まで荷台は低床式の後方一方開きが主流であったが、1960年代後期以降は、特装車両を除けば、より汎用性の高い高床式の三方開きが一般化し、後輪のホイールハウスを荷台から排除して、荷台の面積を有効に使えるようになった。
軽トラックを含む軽自動車は、車両の全高が2.0 mを超えてはならないと道路運送車両法で定められているが、赤帽用など幌付きで高さが2.0 mを超えた個体を見ることがある。これに関しては、例えば蝶ねじにより取り付けられる幌などは「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査等における取扱いについて(依命通達)[1]」に規定される「簡易的取付による指定外部品」の扱いになり、幌は地面から3.8 mまでの高さで設置が可能である。よって幌の高さが2.0 mを超えても問題はない。ただし、軽トラックに載せる荷物の高さは、道路交通法で2.5 mまでに制限されるため注意が必要である。例えば、幌付き全高3.8 mの軽トラックでも、荷物の高さが地面から2.5 m以上になった状態で走行すると道路交通法違反となる。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
デザイン
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セダンピックアップ型軽トラック(スズキ・マイティボーイ)
現行車種はすべて並列2座キャビンを持つキャブオーバー式(フルキャブ)ないしセミキャブオーバー式(セミキャブ)である。
かつてはポータートラックやマイティボーイなどボンネット式(ピックアップ)、ミゼットIIのような1人乗り(マニュアル・トランスミッション車のみ)のコミューター的な軽トラックも存在した。1990年代からは衝突安全基準を満たすためにクラッシャブルゾーンを広く取れるセミキャブを採用する車種が一時増えたものの、ホイールベースが必然的に伸び、車内足先を前輪ホイールハウスが占有して居住性・乗降性に難が生じる欠点も見られた。さらに狭隘な農道などでの小回り性能や荷台長などではフルキャブに利があることから、電気自動車の三菱・ミニキャブMiEVトラックが2017年(平成29年)5月いっぱいで生産が終了した後は、フルキャブのみとなっている。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
駆動方式
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駆動方式は縦置きエンジンのフロントエンジン・リヤドライブ(以下FR)が一般的で、前述のボンネット式ピックアップを除いては、エンジンの搭載位置はキャビンのシート若しくは荷台の真下に配置されるアンダーフロアエンジン形式である。このようなアンダーフロア形式のFR車はサスペンションは前輪のみがマクファーソンストラットなどの独立懸架、後輪はリーフ式サスペンションによる車軸懸架である場合がほとんどである。
メーカーの都合で横置きエンジンとなっている車種もあり、1961年(昭和36年)から2012年(平成24年)まで自社製造されていたサンバートラックは、パワートレインをスバル・360と共通としたことから横置きリヤエンジン・リヤドライブ(RR)であり、同社の乗用車が前置きエンジン・前輪駆動(FF)となった後もサンバー専用の水平シリンダー型エンジンをリヤオーバーハングに横置きしていた。ホンダはTN360時代から横置き水平シリンダーのミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)であるが、その後のアクティでは四輪駆動モデルのみに縦置きを採用した。