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ツツジ(躑躅)とはツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要である。
主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。日本ではツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、学術的な分類とは異なる。最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定される。
目次
1 特徴
2 ツツジ属 Rhododendron
2.1 セイシカ亜属 subg. Azaleastrum
2.1.1 オバーツム節 sect. Choniastrum
2.1.2 セイシカ節 sect. Azaleastrum
2.2 ヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属) subg. Rhododendron
2.2.1 有鱗片シャクナゲ節 sect. Rhododendron
2.2.2 イソツツジ節 sect. Pogonanthum
2.2.3 ビレア節 sect. Vireya
2.3 無鱗片シャクナゲ亜属(シャクナゲ亜属) subg. Hymenanthes
2.3.1 無鱗片シャクナゲ節(シャクナゲ節) sect. Pontica
2.3.2 レンゲツツジ節 sect. Pentanthera
2.4 ツツジ亜属 subg. Tsutsusi
2.4.1 ツツジ節 sect. Tsutsusi
2.4.1.1 コメツツジ列
2.4.1.2 モチツツジ列
2.4.1.3 サツキ列
2.4.1.4 ウンゼンツツジ列
2.4.1.5 ヤマツツジ列
2.4.2 ハコネコメツツジ節
2.4.3 サクラツツジ節
2.4.4 オオバツツジ節 sect. Viscidula
2.4.5 バイカツツジ節 sect. Mumeazalea
2.4.6 ミツバツツジ節 sect. Brachycalyx
2.4.6.1 ミツバツツジ列
2.4.6.2 タカクマミツバツツジ列
2.4.6.3 サイゴクミツバツツジ列
2.4.6.4 コバノミツバツツジ列
2.4.6.5 オンツツジ列
2.4.7 シロヤシオ節 sect. Sciadorhodion
2.4.8 交雑種
2.5 エゾツツジ亜属 subg. Therorhodion
3 自治体指定の木と花
3.1 県
3.2 市(市の木)
3.3 市町村(花)
4 関連文化
4.1 俳句・短歌(和歌)
4.2 書物
4.3 音楽
5 出典・脚注
6 関連項目
7 外部リンク
特徴 ネパールのツツジの森 米国ワシントン州のツツジ
ツツジ属の植物は低木から高木で、葉は常緑または落葉性で互生、果実は刮ハである。4月から5月の春先にかけて漏斗型の特徴的な形の花(先端が五裂している)を数個、枝先につける。また花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができ第二次世界大戦中は当時の子供たちの数少ない甘みとなっていたが、多くの種に致死性になりうる毒成分のグラヤノトキシンが含まれ、特に多く含むレンゲツツジは庭木として利用されることもあるので事故を避けるために注意しなければならない。