足柄上郡
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.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}令制国一覧 > 東海道 > 相模国 > 足柄上郡日本 > 関東地方 > 神奈川県 > 足柄上郡神奈川県足柄上郡の範囲(1.中井町 2.大井町 3.松田町 4.山北町 5.開成町 薄黄:後に他郡に編入された区域)

足柄上郡(あしがらかみぐん)は、神奈川県相模国)のである。

人口64,446人、面積303.28km²、人口密度212人/km²。(2024年4月1日、推計人口

現在は以下の5町で構成されている。

中井町(なかいまち)

大井町(おおいまち)

松田町(まつだまち)

山北町(やまきたまち)

開成町(かいせいまち)

郡域

上記の5町以外では、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。

南足柄市(全域)

秦野市(大字菖蒲、八沢、柳川、三廻部、栃窪)

小田原市(大字曽比、栢山、上曽我、曽我大沢、鬼柳、下大井)

歴史

律令時代713年和銅6年)に出された「好字二字の制」により足上郡と表記されることとなり、これによって「あしのかみ」という読みも行われた。

近代以降の沿革

「旧高旧領取調帳」に記載されている
明治初年時点での支配は以下の通り。○は村内に寺社除地(領主から年貢免除の特権を与えられた土地)が存在した。(93村)

知行村数村名
幕府領旗本領5村遠藤村、北田村、半分形村、比奈窪村、藤沢村
藩領相模小田原藩85村○仙石原村、○沼田村、○三竹山村、岩原村、○塚原村、駒形新宿、○炭焼所村、○中沼村、○狩野村、○飯沢村、○猿山村、○関本村、○雨坪村、福泉村、○弘西寺村、○苅野岩村、○苅野一色村、○矢倉沢村、○内山村、○平山村、○谷ケ村[1]、○川西村、○栢山村、○曽比村[2]、○吉田島村、○牛島村、○宮台村[3]、○円通寺村、○中之名村、○延沢村、○金井島村、○和田河原村、○竹松村、○怒田村、○壗下村、小市村、○斑目村、岡野村、○千津島村、○鬼柳村、○西大井村、○金手村、○金子村、○上大井村、○下大井村、○上曽我村[4]、○曽我大沢村[5]、古怒田村、○神山村、○高尾村、○雑色村、○鴨沢村、○赤田村、○松田惣領、○松田庶子、○川村向原、○川村岸、○川村山北、皆瀬川村、都夫良野村、○湯触村、○山市場村、○神縄村、○世附村、○中川村、○玄倉村、○萱沼村、○弥勒寺村、○虫沢村、○大寺村、中山村、○宇津茂村、土佐原村、○三廻部村、○八沢村、○栃窪村、柳村、境別所村、岩倉村、久所村、田中村、松本村、○柳川村、○菖蒲村、○篠窪村
小田原藩・相模荻野山中藩1村○山田村
幕府領・藩領旗本領・小田原藩2村○井ノ口村、○境村


慶応4年(1868年) - 徳川将軍家府中藩への転封にともなう小田原藩の領地替えにより、荻野山中藩領を除く全域が小田原藩の管轄になる。

明治4年

7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により、小田原県荻野山中県の管轄となる。

11月14日(1871年12月25日) - 第1次府県統合により、全域が足柄県の管轄となる。


明治8年(1875年)(86村)

苅野岩村・苅野一色村が合併して苅野村となる。

萱沼村・弥勒寺村・虫沢村・大寺村・中山村・宇津茂村・土佐原村が合併して寄村となる。


明治9年(1876年4月18日 - 第2次府県統合により、足柄県が神奈川県、静岡県に合併され、当郡は神奈川県の管轄となる。

明治11年(1878年7月22日 - 郡区町村編制法の神奈川県での施行により、行政区画としての足柄上郡が発足。郡役所が関本村(現:南足柄市)に設置。

明治13年(1880年) - 郡役所が松田惣領(現:松田町)に移転。

町村制移行の沿革1.寄村 2.上秦野村 3.井ノ口村 4.中村 5.上中村 6.山田村 7.曽我村 8.金田村 9.松田村 10.川村 11.共和村 12.川西村 13.湯触村 14.谷ケ村 15.山市場村 16.神縄村 17.玄倉村 18.中川村 19.世附村 20.北足柄村 21.南足柄村 22.福沢村 23.酒田村 24.吉田島村 25.桜井村 26.岡本村(桃:小田原市 赤:南足柄市 橙:山北町 黄:松田町 緑:秦野市 水色:開成町 青:大井町 紫:中井町)

明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足する。仙石原村足柄下郡に移管。(26村)

寄村(単独村制。現:松田町)

上秦野村 ← 菖蒲村、八沢村、柳川村、三廻部村(現:秦野市

井ノ口村(単独村制。現:中井町)

中村 ← 藤沢村、久所村、北田村、遠藤村、田中村、半分形村、岩倉村、古怒田村、鴨沢村、雑色村、松本村、比奈窪村、境村、境別所村(現:中井町)

上中村 ← 栃窪村(現:秦野市)、篠窪村、柳村、高尾村、赤田村(現:大井町)

山田村(単独村制。現:大井町)

曽我村 ← 上曽我村、曽我大沢村、鬼柳村、下大井村(現:小田原市)、西大井村、上大井村(現:大井町)

金田村 ← 金子村、金手村(現:大井町)

松田村 ← 神山村、松田惣領、松田庶子(現:松田町)

川村 ← 川村岸、川村向原、川村山北(現:山北町)

共和村 ← 都夫良野村、皆瀬川村(現:山北町)

川西村湯触村谷ケ村山市場村神縄村玄倉村中川村世附村(それぞれ単独村制。現:山北町)

北足柄村 ← 内山村、矢倉沢村(現:南足柄市)、平山村(現:山北町)

南足柄村 ← 苅野村、弘西寺村、雨坪村、福泉村、関本村、猿山村、飯沢村、狩野村、中沼村(現:南足柄市)

福沢村 ← 怒田村、小市村、斑目村、千津島村、壗下村、竹松村(現:南足柄市)

酒田村 ← 岡野村、金井島村、延沢村、円通寺村、中之名村、宮台村、牛島村(現:開成町)

吉田島村(単独村制。現:開成町)

桜井村 ← 曽比村、栢山村(現:小田原市)

岡本村 ← 炭焼所村、和田河原村、駒形新宿、塚原村、三竹山村、岩原村、沼田村(現:南足柄市)


明治32年(1899年7月1日 - 郡制を施行。

明治41年(1908年)4月1日 - 中村と井ノ口村が合併して中井村が発足。(25村)

明治42年(1909年)4月1日(1町22村)

松田村が町制施行して松田町となる。

中川村・玄倉村・世附村が合併して三保村が発足。


明治44年(1911年)4月1日 - 湯触村・川西村が合併し、改めて川西村が発足。(1町21村)

大正12年(1923年)4月1日

郡会が廃止。ただし、郡役所は残務処理のため存続。

川西村・谷ケ村・山市場村が合併して清水村が発足。(1町19村)


大正14年(1925年2月1日 - 神縄村の一部[6]が清水村に、神縄村の残部[7]が三保村に分割編入。(1町18村)

大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。

昭和8年(1933年)4月1日 - 川村が町制施行・改称して山北町となる。(2町17村)


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