足に触つた幸運
The Luck Which Touched the Leg
スチル写真。左から月田一郎、斎藤達雄、関時男
監督小津安二郎
脚本野田高梧
原作野田高梧
出演者斎藤達雄
吉川満子
撮影茂原英雄
製作会社松竹蒲田撮影所
配給松竹キネマ
公開 1930年10月3日
上映時間74分[1]
製作国 日本
言語日本語
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『足に触つた幸運』(あしにさわったこううん)は、1930年(昭和5年)10月3日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎。モノクロ、スタンダード、サイレント、74分。
サラリーマンの悲喜劇を描いた作品で、野田高梧がシナリオを書き下ろした[2]。タイトルは阿部豊監督の『足にさはった女』からきている。初回興行は帝国館。シナリオは現存しており、1993年(平成5年)刊行の『小津安二郎作品集 1』(井上和男編、立風書房)および、2003年(平成15年)刊行の『小津安二郎全集 上』(井上和男編、新書館)に収録されている[3][4]が、ネガ原版・上映用フィルムは現存されていない。 サラリーマンの古川貢太郎は通勤途中に新聞紙に包まれた4,000円の大金を拾い、交番に届ける。その後、落とし主である久保井がお礼として500円を古川に支払った。そのことが会社中に知られ、古川は同僚にたかられるはめに陥る。
あらすじ
スタッフ
監督:小津安二郎
原作・脚色:野田高梧
撮影:茂原英雄
キャスト左から市村美津子、斎藤達雄、吉川満子、青木富夫。
古川貢太郎:斎藤達雄
妻俊子:吉川満子
長男:青木富夫
長女:市村美津子
吉村老人:関時男
山野:毛利輝夫
大井:月田一郎
課長:阪本武
久保井:大国一郎
脚注^ 千葉伸夫『小津安二郎と20世紀』、国書刊行会、2003年、p.355
^ 『小津安二郎を読む 古きものの美しい復権』、フィルムアート社〈本の映画館 ブック・シネマテ?ク〉、1982年、p.82
^ 小津安二郎作品集 1
^ 小津安二郎全集 上
表
話
編
歴
小津安二郎 監督作品
1920年代
懺悔の刃(1927年)