超音速攻撃ヘリ_エアーウルフ
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超音速攻撃ヘリ エアーウルフ
Airwolf
エアーウルフのレプリカ
(2015年までテネシー航空博物館に展示されていた)
ジャンル海外ドラマ
出演者登場人物を参照
製作
制作ベリサリウス・プロダクション
ユニバーサルTV

放送
放送国・地域 アメリカ合衆国

シーズン1
放送期間1984年1月22日 - 4月14日
回数12
スーパー!ドラマTV

シーズン2
放送期間1984年9月22日 - 1985年4月13日
回数22
スーパー!ドラマTV

シーズン3
放送期間1985年9月28日 - 1986年3月29日
回数22
スーパー!ドラマTV
特記事項:
放送局はCBS
エピソード一覧
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『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』(ちょうおんそくこうげきヘリ エアーウルフ、『AIRWOLF』)はアメリカ合衆国テレビドラマ

本項では続編の『新エアーウルフ 復讐編』についても扱う。
概要

ベトナム帰還兵のストリングフェロー・ホークが、秘密裏に開発された攻撃用ヘリコプター・エアーウルフを駆使してさまざまな事件を解決する。

アメリカではCBS1984年1月22日から1986年5月29日まで全55話が放送された。
日本での放送

日本では1986年9月26日に日本テレビ金曜ロードショー』で『エアーウルフ 砂漠の空を制圧、ジェット機774区間を撃破する超音速攻撃ヘリ』のタイトルでパイロット版が放送された。その後、同年10月26日から1987年10月28日にわたってテレビシリーズを放送。その間にスペシャル版として金曜ロードショーで1987年3月20日に『激闘ハイテク空中戦』のタイトルで2作品を2時間に編集し放送された。

日本テレビでの時間帯は1987年3月までは毎週日曜22:30 - 23:25、1987年4月以降は水曜21:00 - 21:54に移動した。これは、当初同枠で開始予定だったビートたけし司会のバラエティ番組『ビートたけしの全日本お笑い研究所』がフライデー襲撃事件の影響で延期になったことにより、そのつなぎ番組として枠移動したものである。枠移動後も視聴率は好調で、『お笑い研究所』もたけしのスケジュールの都合で延期が決まったことから最終的には『新エアーウルフ』を含め1988年3月まで放送された。なお、編成の都合から『新エアーウルフ』は5本(第9話・第10話・第22話 - 第24話)が長らく日本では未放送となっていた。

その後、2007年8月4日にスーパー!ドラマTVにて『エアーウルフ』シリーズの放送が開始し、全4シーズン(79話)が放送された( ⇒スーパー!ドラマTVの公式サイト)。CS再放送時は地上波時代にカットされていた部分を字幕で補い、日本未放映だった5本分は全編字幕で放送された。
あらすじ

中央情報局(CIA)の秘密作戦遂行のために、「悪魔的天才」とも揶揄される科学者チャールズ・ヘンリー・モフェットによって10億ドルの費用と20年の歳月をかけ開発された“マッハ1・プラス・アタック・ヘリコプター”「エアーウルフ」。軍関係者や連邦議会議員を招いて行なわれた展示飛行の最中に、招待者の一人に働きを正当に評価されていないと思い込んだ、当のモフェット自身がエアーウルフで招待者たちを攻撃。モフェットはエアーウルフと共にリビア[注 1]へ逃亡した。

開発計画の責任者でエアーウルフの銃弾を浴び、左目失明・左足不随の大ケガをしたCIA特別作戦部長マイケル・コールドスミス・ブリッグス3世(コードネーム「アークエンジェル」。大天使の意)は、敏腕パイロットで今は山荘で暮らすストリングフェロー・ホークにエアーウルフの奪還を要請。ホークは友人のドミニク・サンティーニと共に、北アフリカの「カダフィ大佐 夏の館[注 2]」に潜入、モフェットと対決し、エアーウルフの奪還に成功する。しかし、今度はホークが、人知れぬ土地(ネバダ砂漠の「神の谷」と呼ばれる地域)にエアーウルフを隠匿してしまう。

ホークは「エアーウルフを返してほしければ、ベトナム戦争で未帰還兵となった、兄のセント・ジョンの生死を確認し回答せよ」と政府に要求。アークエンジェルは「政府のホークへの逮捕に関する情報をホークに教えること」や「CIAの情報網でジョンを探す」、代わりに「CIAの作戦にエアーウルフを使わせ秘密要員として参加する(経費はもちろん政府持ち)」取引をホークに持ちかけ承諾を取り付ける。

これをきっかけにホークはエアーウルフを使い、世界の各地でさまざまな事件を解決していく。
登場人物
エアーウルフの乗組員
ストリングフェロー・ホーク
演 -
ジャン=マイケル・ヴィンセント、日本語吹替 - 磯部勉34歳。ベトナム帰りの敏腕ヘリコプター操縦士。ベトナムでヘリボーンの際に、負傷兵救出のため入れ替わりに解放戦線捕虜になった[注 3]兄のセント・ジョンをCIAの情報網で探すことを条件に、CIA特別作戦部の私的エージェントとしてエアーウルフを駆る。格闘のセンスにも優れ、特にキック技が得意なようである。表向きの職業はドミニクの経営する「サンティーニ航空」のヘリ操縦士。普段は湖畔に面した山荘で愛犬のテットと暮らしている。山荘には祖父が集めたという絵画のコレクションが飾られている。屋外でチェロを弾くことが趣味。兄セント・ジョンの名は使徒ヨハネにあやかったものであることが『新エアーウルフ 復讐編』の劇中でセント・ジョン本人によって語られている。12歳の時に両親をボート事故で、出征直前に恋人を自動車事故で亡くしている。さらに戦友たる兄とも生き別れとなったため、自分にとって大切な人達に不幸が及ぶのを嫌がるあまり、敢えて孤独を求めるかのような生活をしている。
ドミニク・サンティーニ
演 - アーネスト・ボーグナイン、日本語吹替 - 富田耕生ヘリコプターを使う中小運送業、サンティーニ航空の経営者。ホークの父親とは戦友であり、またホークの親代わりで心を許せる親友でもある。陽気で話し好きな性格である。エアーウルフの副操縦士としてホークを助ける(もっとも、操縦をすることはほとんどなく、普段はすぐ後ろの席で航空機関士を務め、またコンピューターが解析した敵機の情報を伝えたりする)。
ケイトリン・オシャネシィ(シーズン2以降)
演 - ジーン・ブルース・スコット (Jean Bruce Scott)、日本語吹替 - 戸田恵子元テキサス・ハイウェイパトロール(英語版)の女性警察官エアポリスのヘリコプター操縦士。男勝りな性格。ある事件でホーク達に助けてもらったのを機に、警察を辞めてサンティーニ航空で働くことになる。初めはエアーウルフのことは彼女には秘密であったが、ドミニクの入院がきっかけで3番目のクルーとなる。
中央情報局
“アークエンジェル”マイケル・コールドスミス・ブリッグス3世
演 -
アレックス・コード、日本語吹替 - 家弓家正/銀河万丈[注 4]中央情報局特別作戦部(モデルは工作本部国際活動部)長。常にワイシャツと白のスリーピース・スーツ姿、ネクタイまで白。ドミニクに「白無垢」とか揶揄されることもある。高圧的な態度でいることが多いが、ホークとドミニクのコンビに全幅の信頼を寄せており、またホークを逮捕しエアーウルフを押収しようとするCIAの内部を調停するなどしてホーク達を陰で支えている[注 5]。“マイケル・コールドスミス”の名が3代目であることを気にしているようで、ホークにからかわれ「自分はどうなんだ、ストリングフェローさんよ」とやり返している。配下のエージェント(ほとんどが若い女性)もコードネームに天使の名前を使用している[注 6]。さらに「ゼブラ・スクワッド」と称する、砂漠迷彩服と黒のタクティカルベストに身を固め、白塗りの大型バンで現場に急行し銃撃戦を繰り広げる特殊部隊を指揮下に持つ。なお、上司にコードネーム「ゼウス」(委員長)がいる。ゼウスをトップとする「委員会」の詳細は不明。
マレラ(シーズン1・2)
演 - デボラ・プラット、日本語吹替 - 横尾まりアークエンジェルの腹心のエージェントで、エアーウルフに関するサポートも行う。なお彼女を含むエージェント達は、大概は“大天使ミカエル”に合わせてか、白ずくめのジャンプスーツを着用している。
その他
チャールズ・ヘンリー・モフェット(パイロット版)
演 -
デヴィッド・ヘミングス、日本語吹替 - 内海賢二エアーウルフを設計した技術者で悪魔的天才とも評される凄腕の航空技術者。彼にとって重要だった「プロメテウス計画」を中止された一件で合衆国政府に強い恨みを抱き、展示飛行の際にその恨みつらみを計画の関係者に叩きつけるとアークエンジェルを含む関係者達を機関砲で銃撃してエアーウルフを強奪、リビアへ亡命


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