酸と塩基
酸塩基抽出
酸と塩基
中和と塩
アシドーシスとアルカローシス
酸解離定数
酸度関数
緩衝液
pH
pH指示薬
プロトン親和力
自己解離
酸
無機酸
有機酸
強酸
超酸
超酸(ちょうさん、superacid)は、100%硫酸よりも酸性が強い酸を表す呼び名である[1]。超強酸(ちょうきょうさん、superstrong acid)とも呼ばれる。 例えば、トリフルオロメタンスルホン酸 (CF3SO3H、triflic acid とも) やフルオロスルホン酸 (FSO3H) は、いずれも硫酸の1000倍以上の酸性度を持ち、超酸と呼ばれる。多くの場合では、超酸は 2種類以上の化合物の組み合わせにより高い酸性を実現している。 (注:本項目における酸性の強弱は、酸解離定数 (Ka) やハメットの酸度関数 (H0) の大小に対応している。硫酸に比べ酸性度が1000倍以上高いことは、硫酸に比べ pKa か H0 の値が3以上小さいことを示す。) 「超酸」という用語は、ジェームス・B・コナントが過塩素酸系の酸性を研究する中で1927年に用いた造語である。元々は従来の鉱酸よりも強い酸を指す用語であった。硫酸よりも強い酸としての定義は、R. K. Gillespie による。 ジョージ・オラーは、超酸を用いて、それまで不安定な化学種とされてきた様々なカルボカチオン種を直接観測する手法を確立させ、それらの性質を明らかにした。
概要