超能力ファミリー サンダーマン
The Thundermans
ジャンルシチュエーション・コメディ
企画ジェド・スピンガーン
『超能力ファミリー サンダーマン』(ちょうのうりょくファミリー サンダーマン、原題:The Thundermans)は、ニコロデオンで2013年10月14日にプレミア放送され、同年11月2日から2018年5月25日まで放送されたアメリカ合衆国のシチュエーション・コメディ[1][2][3][4]。日本ではNHK Eテレで2014年10月1日から2015年2月18日まで毎週水曜19:25 - 19:50 (JST) にシーズン1[5]、同年9月2日から2016年2月10日までシーズン2、2017年11月29日から2018年6月1日までシーズン3が放送された[6]。
郊外の町・ヒドゥンビルへ越してきたサンダーマン一家は、実は家族全員が超能力を持つ。平穏な暮らしを求めて世界の犯罪と戦うのを辞めた元ヒーローの父と彼を支える母は、子供たちに超能力を封印するよう言い渡すが、やんちゃ盛りの年少組はもちろん、14歳の双子も約束を守れず、騒動が起こる。
あらすじ
キャスト
サンダーマン家
フィービー・サンダーマン
演 - キーラ・コサリン、吹替え - 桜庭ななみ能力:念動力、氷と炎の息、(マックスとの)ツインパワー長女。14歳(?以後シーズンと共に成長)(シーズン2の最終話ではスーパーヒーローの子供は通常の子供より成長が速いことが明らかにされている。フィービーとマックスはシーズン1では通常なら10歳、ビリーは5歳、ノーラは3歳。)マックスは双子の弟で、20秒早く生まれた。成績はオールAの優等生だが、美術の授業が苦手である。いつも真面目であろうとするが、マックスの影響もあり難を逃れようと結局は能力を使ってしまうことも多々ある。アイドルに夢中だったり友達に嫉妬したり(チェリーとの一件)極めて普通の女の子。惚れっぽいところもあり、相手に合わせようと悪ぶったりするが、根が善人なのですぐにばれる(オイスターとの一件)。氷の息は人を殺めない程度に凍結させ仮死状態にして動きを止める事が出来るが、妹・ノーラの熱光線には破られる。バレエやダンスも得意な才女だが、足は水虫である。
マックス・サンダーマン
演 - ジャック・グリフォ
ハンク・サンダーマン
演 - クリス・トールマン(英語版)、吹替え - 堀内賢雄能力:飛行、怪力、レーザービームを跳ね返す父親。スーパーヒーロー「サンダーマン」として世界の犯罪と戦ってきた元ヒーロー。妻と違い、ヒーロー業を続けたいと思っており、時々ストレスがたまる。一般人を家に招くことを禁じている。大食漢で冷蔵庫が妻の次に好き。一度、消しゴム3000(マックスの悪の発明)により妻・バーバラと共に若者時代の記憶に逆戻りさせられたが、少なくともその時から冷蔵庫が大好きである事が発覚している。子供達の中でフィービーの能力が一番高い事は悟っており、自分の(ヒーローとしての)後継ぎとして期待しているあまり、まだ十代半ばのフィービーをヒーロー大学に飛び級入学させようとしていたが本人の「まだ、普通の女の子でいたい」という希望により飛び級は諦めた(しかし、いずれは継いでくれると信じている)。過去の功績から未だにファンも多く、過剰なまでのファンサービスを行う事もある。現役時代の出動の掛け声は「サンダーマン、行きま??す!!」であり、ファンからリクエストされると断れない。一度、その台詞の長さで次男・ビリーに出し抜かれて競争に負けた事もあり(飛行VS瞬間移動)、「キャッチフレーズ変えようかな?」という発言もある。家族からの愛情も受け取っており、誕生日も祝ってもらっているが、2年連続病院送りになる(1年目は食中毒、2年目は落雷によるもの)。その時も多くの知人が祝福に訪れた。パンツを冷蔵庫にしまっていた時もある。サンダーマニコッティなどたくさんの商品のCMに出演したことがある。
バーブ(バーバラ)・サンダーマン
演 - ローザ・ブラーシ(英語版)、吹替え - 佐々木優子能力:雷を発生させる、光を操る、充電母親。ハンクの妻。普通の暮らしを望む。現役時代「エレクトレス」として世界の犯罪と戦ってきた元ヒーロー。明るく調子に乗り易い性格であるが、場違いな事をして家族が引く事もしばしば。初めてヒーローとして能力が発動したのはパーティで仲良くなった現在の夫・ハンクとの接吻の時に稲妻が走ったのがきっかけらしく、それまで自分にヒーローの要素があったのは全く知らなかった。結婚後も妻としてハンクのヒーローの仕事をサポートしていたが、その武勇に酔うと子供達も呆れる。子育てでは大体はハンクと意見が合うようで、逆に子供達が起こすトラブルへの尻拭いが夫婦仲を円満に保っている秘訣でもある。ヒーローの現役時代には「ビリビリ・エレクトレス」と呼ばれ、「電気や雷に注意」のCMやドラマなどにも出た事がある(アイマスク着用)。
ビリー(ウィリアム)・サンダーマン
演 - ディエゴ・ベラスケス、吹替え - 富樫美鈴能力:高速移動、アームネード(腕を高速回転させて竜巻を起こす)次男。元気すぎる11歳。空気を読めない節があり、秘密を漏らすなど余計な事をして家族が危機に陥った事が多々ある。ただ、妹・ノーラと同じく、父の様なヒーローになりたいと思っているのは確からしく「修行」と称し、姉・フィービーに能力を使って掃除させられた事もある。体育の成績は良くないが、それは母・バーバラから能力を抑制されている為であり、一度マックスの都合でアニマライザー(人間を動物に変えられる、コロッソの発明品)でネズミになり「世界一速い鼠」になった事がある。5歳の時、歯にGPSを入れた為、一部の歯が緑になっている。「小さなヒーロー達」では、竜巻を披露している。オリジナル版では役者のベラスケスが変声期をむかえたため、シーズン4の半ばごろから声が低くなっているが、日本語版では引き続き冨樫美鈴が吹き替えを担当した。
ノーラ・サンダーマン
演 - アディソン・リッケ、吹替え - 遠藤綾能力:目からの熱光線、レーザーループ(輪型のレーザー)次女。いたずら好きの9歳。自らを可愛いと思っており、嫉妬深いことから、ビリーほどではないが家族のトラブルメーカーの1人。歳が近い兄・ビリーとは遊び友達でもあり一度、セレブお嬢様学校入学の内定を貰っていたが「行けばビリーと遊べなくなる」という理由で、両親と結託して内定を辞退したことがある。「アイバッジで変身!」でスーパーパワーでフィービーとマックスを救ったこともある。
クロエ・サンダーマン
演 - マヤ・ル・クラーク、吹替え - 佐藤美由希能力:テレポート、(現在は使えないが出生後しばらくは)シャボン玉パワー三女。末っ子。4歳。劇中で誕生。成長がとても早い。出生後しばらくはシャボン玉を出す能力を持っていたが、現在の能力はテレポートのみが使える。手を繋いだ人は一緒にテレポートすることができる。
ドクター・コロッソ
声 - デイナ・スナイダー、吹替え - 飛田展男ハンクのアニマライザーによりウサギに変えられた元悪人。マックスに寝室で飼われながらも、彼を悪の世界に導こうと画策している。年寄り口調で話す割にはコスプレ好きなど子供っぽい一面もある(シーズン4第19話「おうちでサバイバル!」では48歳であると判明)。マックスにもらったテディベアとダークラボ内のジオラマで登山ゴッコをしていた際、食料がなくなった(設定の)為に日記に「明日、お前(テディベア)を食べる」と記したことから根っからの悪者という事は間違いないらしい。しかし、消しゴム3000で記憶を若者時代に戻された父母(ハンクとバーバラ)の接吻(電気が走るキス)の状態をマックスとフィービーに教えた事もあり、善人とは言えないまでも、ビリーとノーラからサンダーマン家の一員として認められている。