超時空シリーズ
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超時空シリーズ通番題名放映期間
第1作超時空要塞マクロス1982年10月
?1983年6月
第2作超時空世紀オーガス1983年7月
?1984年4月
第3作超時空騎団サザンクロス1984年4月
?1984年9月

「超時空シリーズ」(ちょうじくうシリーズ)は、1982年10月から1984年9月まで、広告代理店ビックウエストが中心となって製作し、毎日放送(MBS)を製作局としてTBS系列で放映されたテレビアニメシリーズの総称である。
概要

日曜13時30分からの1時間枠「サンデーアニメプレゼント」の後半番組としてスタートした。3作品のタイトル内に、「超時空」の冠が付いていることからこう呼ばれているが、物語や作品世界はそれぞれ独立しており、極一部の例外を除いて相互の関連性はほとんどない。制作体制も各作品ごとに異なり、共通するのは「毎日放送とビックウエストが手がけたSF戦争アニメ」、「毎週日曜日午後2時からの30分枠で放送された」、「変形ロボット兵器が主役メカニック」、「各話サブタイトルのほとんどが英語題の片仮名表記」という点である。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}主役メカがガウォークと呼ばれる中間形態をもつことから、「ガウォークシリーズ」という俗称もある[要出典]。

『マクロス』はスタジオぬえ(協力アートランド)のオリジナル企画を毎日放送とビックウエストが採用し、タツノコプロアニメフレンド)が制作した。好評を博したことから、制作会社を東京ムービー新社に変更して後番組『オーガス』が放送された。この2作品はメインスタッフの多くが続けて参加しており、イメージ的にシリーズとして語られる事も少なくない。

『オーガス』は、前作から一転、異世界風メカをメインに据えたものの、そのリアル路線からかけ離れたデザインは玩具購買層には受け入れられず、人気は得られなかった。その後、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』制作のためスタジオぬえ(アートランド)が撤退した。

なお、『マクロス』、『オーガス』にはそれぞれ続編が存在するが、それらは「マクロスシリーズ」「オーガスシリーズ」(後者はシリーズとは言っても2作品のみ)と呼称するべきで、「超時空シリーズ」には含まない。

3作目の『超時空騎団サザンクロス』はスタッフ総入れ替えで再びタツノコプロ(アニメフレンド)が制作したが、人気はさらに低迷。第2クール途中で打ち切られ、「超時空シリーズ」も2年で途絶えることになった。
『メガゾーン23』との関連

オリジナル・ビデオ・アニメーション (OVA) 『メガゾーン23』の第1作(以下、『PART I』)は、企画時(仮称)タイトルは「オメガシティ23」、その後「バニティ・シティ」という題名の二・四半期(2クール)のテレビシリーズとして企画されていた。同作品(『PART I』)の総監督、石黒昇はこの作品を当初、第4作目の「超時空シリーズ」として提案したという。その後スポンサー難からこの企画はテレビシリーズとしては立ち消えになり、改めてOVAとして企画発売媒体の変更がなされた際「オメガゾーン23」のタイトルに変更されたが、「オメガ」(Ω)が商標権の関係でスイスの高級腕時計メーカー、オメガと名称が意匠権的に衝突することで改称し、同作品は『メガゾーン23』として発売された[1][2]
ネットしていた局

※系列は現在の系列。

放送地域放送局放送系列備考
近畿広域圏毎日放送(MBS)TBS系列製作局
北海道北海道放送(HBC)
青森県青森テレビ(ATV)
岩手県岩手放送(IBC)
宮城県東北放送(TBC)
秋田県秋田放送(ABS)日本テレビ系列『マクロス』のみ放送
山形県山形テレビ(YTS)テレビ朝日系列『マクロス』と『サザンクロス』を放送
福島県福島テレビ(FTV)フジテレビ系列『マクロス』全話及び『オーガス』第12話まで[3]
1983年3月まではTBS系列とのクロスネット局
テレビユー福島(TUF)TBS系列『オーガス』の第19話より[4]
関東広域圏東京放送(TBS)
新潟県新潟放送(BSN)
長野県信越放送(SBC)
山梨県テレビ山梨(UTY)
富山県富山テレビ(BBT)フジテレビ系列『マクロス』のみ放送
石川県北陸放送(MRO)TBS系列
福井県福井テレビ(FTB)フジテレビ系列『マクロス』と『オーガス』を放送


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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